離乳食の牛乳はいつから?進め方のコツや、量、注意点は?

監修専門家 助産師 佐藤 裕子
佐藤 裕子 日本赤十字社助産師学校卒業後、大学病院総合周産期母子医療センターにて9年勤務。現在は神奈川県横浜市の助産院マタニティハウスSATOにて勤務しております。妊娠から出産、産後までトータルサポートのできる助... 監修記事一覧へ

離乳食のステップが進んでくると、材料に「牛乳」を使ってもいいのかと気になることがあるのではないでしょうか。大人にとっては日頃から飲み慣れている牛乳ですが、赤ちゃんに与えるときは、慎重に進めていく必要があります。今回は、離乳食の食材として、赤ちゃんに牛乳をいつからあげてもいいのか、進め方のコツ、与える量や注意点についてまとめました。

離乳食の牛乳はいつから?1歳になったら飲めるの?

牛乳

赤ちゃんは大人と比べて消化機能が未発達で、アレルギーの原因になりやすいたんぱく質を分解する力が弱いという特徴があります。

牛乳はたんぱく質の分子量が大きいため、赤ちゃんが摂取するとうまく分解できず、アレルギーを引き起こす可能性があります(※1)。

特に、家族や親戚に牛乳アレルギーの人がいる場合は、慎重に赤ちゃんに牛乳を与えるようにしましょう。

牛乳は、離乳食の材料として加熱して使うのであれば、中期(生後7~8ヶ月頃)から赤ちゃんに与えることができます。

ただし、赤ちゃんに牛乳をそのまま飲ませるのは、1歳を過ぎてからにしましょう(※2)。

牛乳を使った離乳食の進め方のコツは?

数字 1・2・3 ステップ

ここでは、離乳食期の赤ちゃんに牛乳を与えるときの進め方を、離乳食の時期別にご紹介します。

一つのステップが終わってから、次のステップに進むようにしましょう。

1. 離乳食初期(生後5〜6ヶ月)の後半

離乳食の材料に牛乳を使う前に、牛乳よりもたんぱく質の分子が小さいヨーグルトを離乳食初期の後半から与え、乳製品に慣らしておきましょう。

ヨーグルトは砂糖が入っていないプレーンタイプを選んでくださいね。

2. 離乳食中期(生後7〜8ヶ月)~後期(生後9〜11ヶ月)

離乳食中期からは、離乳食の材料として牛乳を使っていきます。このとき、牛乳は必ず加熱します。

ほかの食材と同様に、初めて牛乳を与えるときは、少量から試しましょう。

あわせて、ヨーグルトやチーズといった発酵乳製品の量も増やしていきます。赤ちゃんにアレルギーや消化不良の症状が出なければ、離乳食後期も同じように進めていきましょう。

3. 離乳食完了期(生後1歳〜)

1歳を過ぎたら、牛乳をそのまま飲ませてみましょう。

最初の数回は、人肌くらいに温めた牛乳を少量だけ飲ませます。その後は室温程度のもの、問題がなければ冷蔵庫から出した冷たいもの、と段階を踏んで与えていきます。

離乳食で与える牛乳の量はどのくらい?

計量カップ グッズ 料理

離乳食の材料に初めて牛乳を使うときは、20〜30mlくらいの少量から始めます。

赤ちゃんの体調やうんちの状態に問題がなければ、少しずつ牛乳の量を増やしていきましょう。

1歳~1歳半の、牛乳またはミルクの1日の摂取量の目安は300〜400mlです(※3)。離乳食の材料に牛乳を使用したら、そのまま飲ませる量は調節しましょう。

牛乳を哺乳瓶やストローで飲ませると、ゴクゴクと一気に飲んでしまうので、コップで飲ませるのもおすすめですよ。

牛乳を使った離乳食の作り方は?

牛乳 離乳食 料理 

ここでは、離乳食中期(生後7~8ヶ月頃)以降におすすめの牛乳を使ったレシピをご紹介します。

ミルクパン粥

朝食にもおすすめのミルクパン粥です。牛乳を小鍋で沸かし、耳をとって小さく切った食パンを入れて、ひと煮たちさせたら完成です。

甘味が欲しいときは、かぼちゃやさつまいものペーストをいれてもいいですね。

離乳食で卵を試していない場合は、食パンに卵が含まれていないか事前に確認してください。

パンケーキ

手づかみ期以降なら、ホットケーキミックスに牛乳と卵を入れて作るホットケーキもおすすめです。すりおろした人参や加熱したリンゴを加えると、栄養満点ですよ。

つかみやすいように、小さく焼くのがおすすめです。

1枚ずつラップで包んでから密閉式ポリ袋に入れて冷凍保存しておくと、忙しいときに重宝しますよ。

ホワイトソース

ホワイトソースも牛乳で簡単に作ることができます。

小鍋に牛乳と薄力粉をいれてよく混ぜあわせ、バター(できれば無塩)を入れてから中火にかけます。

ダマにならないように丁寧に混ぜ、とろみがついたら完成です。グラタンはもちろん、パスタや白身魚と一緒に調理してもいいですね。

次の章では、離乳食の材料に初めて牛乳を使うときにおすすめのメニューをご紹介します。

離乳食に初めて牛乳を使うときのおすすめメニューは?

先にご説明したとおり、離乳食中期から、離乳食の材料に牛乳を使うことができます。

ここでは、離乳食に初めて牛乳を使うときにおすすめのメニューをご紹介します。

離乳食中期

バナナミルク

バナナミルク

● 材料(1食分)

バナナ・・・40g
牛乳・・・大さじ1

● 作り方

  1. バナナは皮と筋を取り除き、フォークなどで軽くつぶしておく
  2. 牛乳は電子レンジで20秒程加熱する
  3. 1と2を混ぜ合わせる

ミルクチーズ粥

ミルクチーズ粥

● 材料(1食分)

ご飯・・・30g
水・・・20ml
牛乳・・・40ml
粉チーズ・・・3g

● 作り方

  1. 耐熱皿にご飯と水を入れ、ラップをかけて少し隙間を空け、電子レンジで1分程加熱する
  2. 1に牛乳を加え、さらに30秒程加熱する
  3. 2にラップをかけたまま数分置いて蒸らす
  4. 3に粉チーズを加え、混ぜ合わせる

離乳食で牛乳をあげるときの注意点は?

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牛乳にはカルシウムが含まれていて栄養満点なので、ついたくさん与えたくなりますよね。

しかし、牛乳をたくさん飲んで満腹になってしまい、離乳食が進まなくなってしまう赤ちゃんもいます。そうすると、栄養バランスが偏ってしまったり、いろいろな食材に慣れ親しんだり、噛んだりすることがおろそかになってしまいます。

牛乳を飲ませるのは離乳食をしっかり食べた後にするなど、飲ませるタイミングにも注意しましょう。

牛乳を離乳食に上手に活用しよう

赤ちゃん 離乳食 笑顔

牛乳は栄養が豊富で、離乳食の材料に使うとレシピのバリエーションも増えます。

しかし、牛乳は消化不良や、アレルギーといった症状を起こす可能性がある食材なので、少しずつ段階を踏みながら慎重に進めていくようにしましょう。

初めての牛乳は、離乳食中期の生後7~8ヶ月頃から、必ず加熱して与えてくださいね。そのまま飲ませるのは、1歳を過ぎてからにしましょう。

離乳食の食材に牛乳を上手に取り入れながら、赤ちゃんが毎日の食事を楽しんでくれるといいですね。

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