小1国語は2学期が踏ん張り時!つまずきやすいポイントは?

小学1年生で学ぶ国語は、2学期から学習内容がより難しくなり、勉強につまずく子どもが増えてきます。事前につまずきやすい部分を把握しておくと、家庭でもサポートしやすくなりますよ。

そこで今回は、小学1年生の2学期の国語でつまずきやすいポイントと、2学期に入る前にできる準備をご紹介します。

2学期の国語でつまずきやすい内容は?

2学期から国語の学習内容は全体的にレベルアップし、なかでも以下の4つの内容でつまずく子が多いですよ。

カタカナの読み書き

カタカナ 一覧

1学期にひらがなの学習を終え、2学期にカタカナの読み書きを習いますが、カタカナの単元は2〜3時間しかありません。

またカタカナは日常で使う機会が少なく、「ウ・ワ」「ク・タ」「シ・ツ」「ソ・ン」「コ・ユ」など形が似ているものも多いため、全体的につまずきやすい単元です。

漢数字の読み方

小学1年生 漢字

2学期からは、漢字の学習も始まります。1年生で習う漢字は上記の80字で、2学期に習う漢字は大体50〜60文字です。

漢字の読み書きは反復練習である程度身につくものですが、なかでも「一日(ついたち)」「五つ(いつつ)」のように、数え方によって読み方が変わる漢数字は、規則性もないため覚えにくいようです。

主語と述語の関係

小学生 読書 音読

小学1年生の1学期は、「おおきなかぶ」「おむすびころりん」など内容がわかりやすく、展開が予想しやすい物語を学習します。

2学期からは読む文章がさらに長く複雑になり、読解力が求められるようになります。

文章の読解については、特に「誰が」「何を」したのか、主語と述語の関係を読み解くことが難しいようです。

「たとえ」を取り入れて説明すること

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1学期は自分の考えや気持ちを順序立てて伝えることができればOKですが、2学期からは、相手の話を聞いて感想を伝えたり、相手に伝わるように工夫して話したりすることを学びます。

人に分かりやすく伝えるための話し方のなかでも、「〜のような」とたとえを取り入れながら説明するのが苦手な子が多いようです。

2学期につまずかないためにできる準備は?

小学生 男の子 音読 読書

ここからは、2学期の国語の学習でつまずかないために、今から準備できることをご紹介します。

鉛筆の持ち方・筆圧を確認する

2学期からは授業中にノートに字を書く量が増えていきます。

筆圧が弱い、線を正しくなぞれない、鉛筆の持ち方が正しくないなど、書くことにおいて基本的な部分でつまずいていると、そもそも授業についていくのが大変になることも。

2学期に入る前に、ひらがなを復習しながら「文字を書くこと」に問題がないかを見てあげましょう。

もし鉛筆を持ちづらそうにしていたら、鉛筆の種類を変えてみるのも一つの方法ですよ。

スラスラ音読できているか確認する

1学期に習ったお話をスラスラ音読できていないと、2学期でさらに難しくなったお話についていけなくなる可能性があります。

これまで教科書にでてきたお話をもう一度音読してみて、最低限以下のことができているか確認してみましょう。

□ 文字一つひとつを追わずに読む
□ 単語や文の途中で区切らずに読む
□ 読んでいるところを指で追わずに読む
□ 小さい「ゃゅょっ」や伸ばす「ー」を正しく読む

なかには、人前だと緊張してうまく音読ができない子もいます。叱ったり何度も読ませたりすると、音読に苦手意識をもってしまうこともあるので、前向きな言葉をかけて少しずつ練習しましょう。

親子で夏休みの話をする

夏休みにあった出来事について親子で話す機会を作り、楽しかった思い出について説明してもらうのもよいでしょう。

そのとき、楽しかった理由を話したり、たとえを使って説明ができると◎です。

たとえば「おばあちゃんの畑に行ったのが楽しかった」で話しが終わってしまう場合は、「おばあちゃんの畑で初めて野菜を収穫して楽しかったね。トマトは赤ちゃんのほっぺみたいに真っ赤だったね」と、大人が具体的な話し方をしてみてくださいね。

家庭でできる準備をして、2学期を迎えよう!

2学期は国語だけでなく、算数の学習もレベルアップします。つまずきを減らすために今からできる準備をしつつ、もし子どもが授業についていくのが大変な時は丁寧にサポートしてあげてくださいね。

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