小1で上手く書けないカタカナ11選!大人も間違えるカタカナって?

ひらがなに比べてすぐに習い終えてしまうカタカナ。自宅でも復習させたいですが、全てのカタカナ書き順や止め払いを確認するのは大変ですよね。

そこで今回は、小1で間違いやすいカタカナを小学校の先生に聞きました。大人も間違えていることが多いカタカナもあるので、ぜひチェックしてみてください。

間違いやすいカタカナ一覧


とにかく混同しやすいカタカナ

「シ」と「ツ」、「ソ」と「ン」は、形がよく似ているため子どもが混同してしまい間違えることがとても多いカタカナです。

「シ」と「ツ」

カタカナ シ 書き順つき
「シ」の確認ポイント・1、2画目をやや横向きかつ平行に書けている
・3画目をしっかり左下から右上に払えている
・シが含まれる単語の例:シカ、ナシ
カタカナ ツ 書き順つき
「ツ」の確認ポイント・1、2画目をやや縦向きかつ平行に書けている
・3画目をしっかり右上から左下に払えている
・ツが含まれる単語の例:ツル、キツネ

「ソ」と「ン」

カタカナ ソ 書き順つき
「ソ」の確認ポイント・1画目を上から下に、縦気味に書けている
・2画目をしっかり右上から左下に払えている
・ソが含まれる単語の例:ソバ、ソーメン
カタカナ ン 書き順つき
「ン」の確認ポイント・1画目を上から下に、横気味にかけている
・3画目をしっかり左下から右上に払えている
・ンが含まれる単語の例:アンズ、ライオン


ひらがなに似ているカタカナ

「モ」は一見「も」と似ているため、子どもにとっては混同してしまうことが多いそうです。

「モ」

カタカナ モ 書き順つき
「モ」の確認ポイント・書き順は横棒から正しく書けている
・3画目の最後は止めるように書けている
・モが含まれる単語の例:モモ、モンスター


単純に難しいカタカナ

「ヌ」「ネ」「チ」「ヨ」は、ひらがなと全く違う形で見慣れないため、子どもにとっては覚えにくく間違えやすいそうです。

「ヌ」

カタカナ ヌ 書き順つき
「ヌ」の確認ポイント・1画目は折り返し後に左側に払えている
・2画目は中心あたりから右下方向へ伸ばし止めている
・ヌが含まれる単語の例:イヌ、タヌキ

「ネ」

カタカナ ネ 書き順つき
「ネ」の確認ポイント・2画目は左側に向かって払えている
・3画目は中心線に沿ってまっすぐ下におろせている
・4画目は中心線から右下方向へ伸ばし止めている
・ネが含まれる単語の例:ネコ、クリオネ

「チ」

カタカナ チ 書き順つき
「チ」の確認ポイント・1画目はやや寝かせて左側へ払えている
・3画目は左方向へ向かって払えている
・チが含まれる単語の例:ハチ、イチゴ


鏡文字になりやすいカタカナ

「ヨ」は左右対称に間違えて「E」のように書き間違える子どもが多いようです。

「ヨ」

カタカナ ヨ 書き順つき
「ヨ」の確認ポイント・横棒の長さが大体揃っている
・横棒の間隔が大体揃っている
・ヨが含まれる単語の例:ヨット、ヨーグルト


大人でも書き順を間違いやすいカタカナ

「ヒ」「ヲ」は、実は大人でも書き順を間違えていることが多いカタカナ。「まさか!?」と思った方は、ぜひ子どもと一緒に確認してみましょう。

「ヒ」

カタカナ ヒ 書き順つき
「ヒ」の確認ポイント・1画目を横棒からはじめていて、左から右へ伸ばせている
・2画目は最後に止めている
・ヒが含まれる単語の例:ヒント、ヒーロー

「ヲ」

カタカナ ヲ 書き順つき
「ヲ」の確認ポイント・1画目と2画目を平行に書けている
・3画目の最後は左方向に払えている
・ヲが含まれる単語の例:普段使う言葉で「ヲ」が入っている単語はほぼありません…固有名詞では「アヲハタ」「トオロヲ」などがあります。

間違いやすいカタカナを重点的に教えよう

日常生活の中の「名前を書く」「文字を書く」は基本的にひらがなで行うため、カタカナを使う機会は少なく、使いこなせない子どもは多いです。今回ご紹介したカタカナは特に間違いやすいものなので、自宅で子どもと一緒に復習してみましょう。

カタカナをマスターして楽しく授業を受けられるようになるといいですね。

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