長期休みが明けて久しぶりの学校は、子どもにも親にも様々な「落とし穴」があるのをご存じでしょうか?
今回は、先輩ママ・パパの体験談をもとに、長期休み明けの小学生に起こりがちなトラブルと、その対応策についてご紹介します。
1. 「学校に行きたくない」と渋る
長期休み明けは、生活リズムの変化や久しぶりの集団生活へのストレス・緊張など、さまざまな変化によって、「学校に行きたくない」と渋る子どもが多くなる時期です。
行きたくないオーラを出す
連休中に子どもが何度もカレンダーを見ていて、行きたくないオーラを出していました。
駄々をこねる
連休最終日は「準備したくない!」、連休明け初日は「もっと寝たい!」と駄々をこねていました。
どんな対策や対応をした?
夜更かしをせず早めに寝かせる、疲れさせないなど、連休後半から生活リズムを整えるように心がけました。
当日朝にバタバタしないよう、学校の準備は前日までに済ませるように声かけをしました。
「久しぶりに友達に会えると嬉しいよね」「給食がきっとおいしいよ」など、ワクワクする声かけをしました。
行きたがっていない様子は休み中から見て取れましたが、親は意識しすぎず、「まぁ休んでもいいか」という気持ちでいるようにしました。
2. 家からの忘れ物が多い
連休明けは家から持っていくものが多いこともあり、忘れ物が多発するようです。
一番基本的な物を忘れた…
手持ちで持っていく自由研究などの宿題が多かったせいか、まさかのランドセルを忘れていきました!
朝の支度に時間がかかり…
朝の支度に時間がかかってバタバタし、いつも持っていく水筒を忘れました。
連絡帳の確認をし忘れ…
「休み明けの持ち物」のプリントを見て準備したものの、連絡帳に書いてある持ち物まではチェックせず、結局植木鉢を忘れました。
どんな対策や対応をした?
手提げにすべてを入れる、またはランドセルに詰める・フタに挟む・フックに引っ掛けるなどをして荷物を一つにまとめました。
筆箱、下敷、水筒など、毎日の持ち物を登校前日に再度確認しました。
休み明けの持ち物が書いたプリントと連絡帳のダブルチェックをしました。また、学校だけでなく学童の持ち物も確認しました。
3. 学校での忘れ物が多い
連休明けは、学校から持って帰る物も多くなりがち。特に配布物が多く、親に行き渡らないこともあるようです。
友達と盛り上がって…
久々に友達と会ってテンションが上がったせいなのか、プリントを学校に忘れてきました。
先生からの情報が伝わらず…
先生からの情報が伝わらず、連休明けの授業参観の日が直前までわからない事件が発生しました…。
どんな対策や対応をした?
連絡袋に配布物を入れて家で出す習慣を、連休明け前に確認するようにしました。
子どもが配布物を全部出しているのかわからないので、親同士のLINEグループで確認しました。
「休み明けだったけど、学校で何かあった?」と配布物に限らず学校の話を聞くようにしました。
その会話の中で「そういえばなんか持ってこいって言われた!」と気づくことが多いです。
4. 身につけたはずの習慣を忘れてしまう
連休前に身につけていた習慣も、長い休みの間に忘れることもあるようです。
朝の習慣を忘れてしまい…
登校班集合に間に合うために、朝ごはんや歯磨きなど、何分前に何をするかの大体の流れをすっかり忘れていました。
1人で学校へ…
毎日マンションの友達と学校に行っていた習慣を忘れて、1人で学校へ行ってしまいました…。
どんな対策や対応をした?
連休明け前日に、学校に行く流れや帰ってきてからやることをシミュレーションしました。
もう一度習慣を身につけられるよう、繰り返し伝え続けました。
身につけても忘れることはあると分かったので、忘れていたことを責めず、覚えていたことを褒めるようにしました。
5. 学校でケガやケンカが起きやすい
登校渋りとは逆に、久しぶりの小学校でテンションが上がりすぎる子どももいます。感情がたかぶってコントロールできなくなり、ケンカやケガが起きることも。
友達とふざけあっていたら…
連休明けの授業中に隣の子とふざけてあっていたら、頭をぶつけてたんこぶをつくってきました。
どんな対策や対応をした?
トラブルが起きてもまずは怒らず慌てず、真正面に座って何があったのか、なぜそうなったのか聞きました。
「子どもの様子が1学期と違うな」と思ったら、学校や友達同士での基本的な約束を再確認するようにしました。
子どもの変化を柔軟に受け止めよう
連休明けで心や体が追いつかなくなることは、大人にもありますよね。「子どもに変化があるのも当然のこと」と心構えをして、何かあった時に柔軟に受け止めることができるといいですね。