フーナーテストとは?方法や費用、時間は?結果は不良と良好で違う?

記事監修 産婦人科医 間瀬 徳光
間瀬 徳光 2005年に山梨医科大学(現 山梨大学)医学部を卒業。板橋中央総合病院を経て、現在は沖縄県立中部病院 総合周産期母子医療センターに勤務。産婦人科専門医、周産期専門医として、一般的な産婦人科診療から、救... 続きを読む

妊娠を望んでいるにも関わらず1年以上妊娠できないなど、不妊症の可能性がある場合は、パートナーと一緒にできるだけ早く検査をして、対応策を考えることも大切です。今回は、不妊の原因を調べる検査の一つである「フーナーテスト(ヒューナーテスト)」について、具体的な方法や受けるタイミング、かかる費用・時間のほか、結果が不良だった場合の妊娠可能性などをご説明します。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)とは?

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フーナーテストとは、性交後に子宮頸管の粘液内にある精子の状態を確認するための検査で、ヒューナーテストとも呼ばれます。このテストは、いくつかある不妊検査の中でも初期段階で行われる、基本的な検査です。

性交を行ったあと、子宮と腟を結ぶ子宮頸管の粘液を採取して、粘液に含まれている精子の数や運動状態などを調べます。フーナーテストの結果によって、精子が子宮にきちんと入っていけるかどうかがわかります。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)のタイミングは?

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フーナーテストの検査結果には、子宮頸管粘液の粘度が影響します。粘液の状態は、女性ホルモンのエストロゲンの分泌量によって変わり、フーナーテストを受けるタイミングとして適しているのは、排卵日前後です。

子宮頸管粘液は、排卵が近づくにつれて量が増え、粘り気は少なくなり、伸びやすくなります。この状態だと精子が子宮の中に進入しやすいため(※1)、排卵期に性交を行ったうえでフーナーテストを受け、子宮内に精子が入っていけるかどうかを調べるというわけです。

フーナーテストでは、排卵期の性交後、約半日以内に子宮頸管粘液を採取する必要があります(※2)。できるだけ確実な結果を得るためには、たとえば前日の夜に性交した場合は翌日の午前中に、検査当日の朝に性交したらその日の午後に検査を受けると良いでしょう。

なお、自分の排卵のタイミングを正確に知るためには、基礎体温をつけるなどして生理周期を把握する必要があります。フーナーテスト前の性交のタイミングについては、医師に相談してくださいね。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)の検査方法は?痛みはある?

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まず、排卵日前後に性交渉をした後、病院へ行き、注射器で子宮頸管の粘液を採取します。

子宮頸管粘液を顕微鏡で観察し、その中に精子が進入しているかどうか、またそこに含まれている精子の数や運動率をチェックします。頸管粘液の中に、運動率が高い精子が多く見られている場合、頸管粘液と精子との適合に問題はないと判断されます。

子宮頸管粘液を注射器で採取する際、痛いかどうか気になる人もいると思いますが、針でどこかを刺すわけではなく、「ほとんど痛みを感じない」という人が多いのようです。

ただし、産婦人科で受ける一般的な内診と同じく、腟を広げて粘液を採取するため、なかには違和感を覚える人はいるかもしれません。

あまり不安がらず、リラックスした気持ちでフーナーテストに臨んでくださいね。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)の結果の判断基準は?

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フーナーテストでは、約400倍に拡大できる顕微鏡を使い、運動率の良い精子がどれくらい頸管粘液のなかで存在しているかどうかを検査します。

フーナーテストの検査結果について、今のところ統一された見解はありませんが、一般的に運動率の高い精子が5個以上見られるときは「頸管粘液との適合性はある」と判断し、5個未満であれば「適合性は不良」と判断します。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)の結果が不良の場合は?

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精子の状態は体調などによって左右されやすいので、たまたま結果が悪く出る場合もあります。フーナーテストの結果が不良だったとしても、1回だけの結果で判断せず、何度か受けてみることをおすすめします。

フーナーテストを複数回繰り返しても結果が不良だった場合は、男性・女性どちらか、もしくは両方に下記の原因があるかもしれません。

男性側の問題

● 精子の数が少ない
● 精子の運動率が悪い

上記の可能性がある場合、精液検査をして、精液の量や濃度、精子の生存率や運動率、奇形率などを調べます。

女性側の問題

● 子宮頸管粘液の質が悪い
● 抗精子抗体がある

排卵直前ではないか、もしくは服用している薬の影響で、子宮頸管粘液そのものが少なかったり、粘度が強すぎたり、酸性が強すぎて精子が入ってこられない可能性があります。この場合、ホルモン剤による治療を行うか、人工授精で精子を直接子宮まで届けるという方法が考えられます。

「抗精子抗体」があると、精子を異物として排除する作用が働き、やはり精子が子宮に進入できません。場合によっては抗精子抗体検査を受けるということも考えられ、その結果によって体外受精などを検討することになります。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)の費用はどのくらい?

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不妊治療は一般的に健康保険の適用外となり、フーナーテストの検査費用もすべて自己負担になります。ただし、自己負担といっても、精液検査などと比べるとそれほど費用は高くなく、1回1,000円程度ですむのが一般的です。

病院によってフーナーテストの料金は異なりますので、検査を受ける前に一度確認しましょう。また、何度かテストを受けたり、結果によって別の検査をすることになったりすれば、それだけ費用がかさむということも、覚えておきましょう。

フーナーテスト(ヒューナーテスト)について相談してみましょう

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フーナーテストは、「元気な精子がどれくらい子宮の中に入っていけるか」を調べる、不妊の基本検査の一つです。

フーナーテストの結果が悪いと不安になってしまうかもしれませんが、人工授精や体外受精などの方法で妊娠を目指すことはできます。結果を踏まえたうえで、医師やパートナーと不妊治療の方法を相談してみましょう。

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