赤ちゃんの口がくさい!息が臭い!赤ちゃんの口臭の原因と対処法は?

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 監修記事一覧へ

なんだか赤ちゃんの口や息が臭いと感じたことはありませんか?顔を近づけると変な臭いがして、「何かの病気なのでは?」と心配してしまうママやパパもいるかと思います。赤ちゃんの口臭・くさい息について何も知識がないと、病院で相談していいものかも分からず、困ってしまいますよね。そこで今回は赤ちゃんの口や息が臭い原因や対処法、病院を受診する目安などをご紹介します。

赤ちゃんの口や息はくさいの?

赤ちゃん 笑顔 口

どんな人でも口の中や吐く息にはにおいがありますが、それが他人に不快感を与えるようになると口臭と判断されます。

大人同士であれば、口や吐く息のにおいを感じるほど顔を近づけることがそれほど多くないため、あまり気にならないかもしれませんね。

一方、授乳やおむつ交換など、赤ちゃんのお世話をしていると、頻繁に顔をかなり近づけるため、口や吐く息のにおいを感じることが多々あります。

したがって、赤ちゃんの口や息のにおいについて敏感になることは、珍しいことではありません。

赤ちゃんの口や息がくさい原因と対処法は?

赤ちゃん 飲み物

赤ちゃんの口臭の原因はさまざまであり、原因ごとに対処法が異なります。赤ちゃんの口や息がくさいと感じたら、以下の原因のうちどれに当てはまるかをチェックし、症状にふさわしい対処法を行うようにしてください。

歯や舌のケア不足

歯や舌についた食べ物のカスは、口腔内細菌が繁殖する原因になります。そのため、赤ちゃんに歯が生えてきたら、歯や舌などの口腔ケアをしっかり行っていないと、口臭が発生することがあります。

特に、歯についた食べ物のカスは虫歯の原因にもなるので、歯が4本生えたら、歯磨きをしたり、ガーゼで拭いたり、早いうちから赤ちゃんの口腔ケアを習慣づけてください。

また、舌についたミルクや離乳食のカスが口臭の原因になることもあるので、濡らしたガーゼで赤ちゃんの舌をなぞるなどしてケアしてあげましょう。

おやつの食べ過ぎ

市販のお菓子には細菌繁殖の原因となる糖分が多く含まれており、たくさん食べたあとに歯磨きをしないと、口臭が発生しやすくなります。市販のおやつは食べ過ぎに注意してください。また、食べたらこまめに歯磨きとうがいをしてください。

市販のお菓子の代わりとして、砂糖の量を調節できる手作りのおやつや、果物を食べさせてあげるといいですよ。

口の中の乾燥

唾液は、口の中の細菌を洗い流して、口内環境をきれいにしてくれる働きがあります。しかし、口の中が乾燥して唾液の量が減ってしまうと、細菌が繁殖して口臭の原因になります。

たとえば、寝起きは口が乾燥しているので、口臭が発生しやすくなっています。鼻づまりによって口呼吸になることや、たくさんおしゃべりすることも口内を乾燥させ、口臭発生につながります。

乾燥による口臭を防ぐには、水やお茶を飲ませるなどして口の中をこまめに潤してあげてください。

また、睡眠不足になったり、しっかり噛まないで食べ物を食べていたりすると、唾液の分泌量が低下し、口が乾燥します。赤ちゃんがしっかり眠れているか、きちんと食べ物を噛んでいるかなど日頃の生活を見直すことも、口臭を予防するうえで大切なことです。

病気

赤ちゃんの口臭が、病気によって発生していることがあります。たとえば、副鼻腔炎(蓄膿症)になると鼻の奥で細菌や膿が溜まり、そこから悪臭により口臭が生じます。

また、赤ちゃんは風邪がきっかけで口や息がくさくなることもあります。赤ちゃんは風邪を引くと鼻づまりを起こしやすく、その結果、口呼吸になりがちです。口呼吸になると、口の中が乾燥しやすくなるので口や息がくさくなるというわけです。

こういった口臭は、原因となっている病気を治さないといけないため、病院に行って治療してもらう必要があります。

赤ちゃんの口や息がくさいときは病院に行くべき?

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通常、病気によって口臭が発生している場合は、その病気を治さなければ口臭も治りません。そのため、病院で診てもらう必要があります。とはいっても、赤ちゃんの口や息がくさいときに、それが病気によるものかどうかを判断するにはどうすればいいのでしょうか?

病気による口臭なのか判断する目安は、赤ちゃんに口臭以外の異変が起きているかどうかです。

何らかの病気によって口や息が臭くなっているときは、発熱や咳、痰といった他の症状も現れていることが一般的です。そのため、赤ちゃんに口臭以外の異変や不調が現れていたら、医師に診てもらうようにしましょう。

赤ちゃんの口・息がくさいときは毎日の予防が大切

赤ちゃん 歯ブラシ 歯磨き

赤ちゃんの口臭は、多くの場合毎日のちょっとした心がけで予防することができます。口が乾燥しないように、こまめに水分補給することも口臭予防になりますし、食べ物のカスをしっかり取り除くことも大切です。

口腔ケアを行うこと自体は難しくありませんが、赤ちゃんが嫌がってしまって、うまくできずに諦めてしまうことがあるかもしれません。それでも、ほんのちょっとでもいいので毎日歯ブラシに触れさせて、根気強く慣れさせていきましょう。

赤ちゃんの口臭予防のために、できることからコツコツ続けていけるといいですね。

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