淡泊な味で、消化吸収も良い白身魚を中心とした魚は、大切なたんぱく源です。ほかにも、カルシウムやビタミン、ミネラル豊富な魚介類も、子どもの丈夫な体作りを応援する食材なので、幼児食にも取り入れたいですね。
しかし、魚や魚介などの食感を苦手と感じる子も少なくありません。そこで今回は、子どもが食べやすいよう調理した、魚介を使った幼児食レシピを8品紹介します。
魚介のおいしさを味わえる幼児食のレシピ
野菜のシラス煮
材料
- 1大根、にんじんは1cm厚さのいちょう切りや棒状にする。ブロッコリーは1.5cm大の小房に分ける。
- 2鍋に水とだし昆布を入れ、大根とにんじんを入れてふたをしてやわらかくなるまで煮る。ブロッコリーとシラス、しょうゆを加えてさらに煮る。
ツナミルクピラフ
材料(作りやすい分量)
※子ども1人分は茶碗1杯程度です
※子ども1人分につき1個
- 1米はといでザルにあげて水をきり、鍋に入れて水を加え、30分浸す。
- 21に牛乳、塩、サラダ油、ツナ(汁ごと)を入れて混ぜ、凍ったままのミックスベジタブルをのせてふたをする。強火にかけ、沸騰したら弱火にして17分炊く。10分蒸らして混ぜる。
- 3茶碗に入れて形を作ってから皿にあけ、半分に切ったミニトマトを添える。
シーフード入りクリームシチュー
材料
※アサリ、エビなど
- 1耐熱容器にバターと薄力粉を入れ、電子レンジで約30秒加熱して溶かす。牛乳を少しずつ加え混ぜ、さらに約50秒加熱してとろみをつける。
- 2小鍋に分量の水と1cm角に切ったじゃがいもを入れて火にかけ、やわらかくなったら解凍して細かく刻んだシーフードミックス、ミックスベジタブルを加える。1と塩を加えて弱火で煮て、沸騰直前で火を止める。
シラスと青菜のふりかけ和風パスタ
材料
※早ゆでねじりパスタ、マカロニなど
- 1フライパンにサラダ油を熱し、シラスとみじん切りのかぶの葉を入れて炒める。しんなりしたらしょうゆ、塩を混ぜる。
- 2沸騰した湯にパスタを入れてやわらかくゆで、ザルにあげて1に加える。ゆで汁少量(分量外)を加えて軽く炒め合わせる。
アジのから揚げケチャップあん
材料
※その他生ダラなどでもよい、
骨は注意して取り除く
- 1アジは小骨を取ってひと口大に切り、片栗粉を薄くまぶす。
- 2フライパンに高さ1cmのサラダ油を熱し、1を入れて両面をカラッと揚げる。
- 3小鍋にみじん切りの長ねぎとAを入れて混ぜ、弱火で煮る。火を止めて2をからめる。
厚揚げと桜エビの焼きうどん
材料
- 1厚揚げは湯(分量外)をかけ、2〜3cm長さの短冊切りにする。チンゲンサイの葉も同じ大きさに切り、芯はせん切りにする。桜エビは分量の湯で戻して刻み、戻し汁も残しておく。ゆでうどんは4〜5cm長さに切る。
- 2フライパンにごま油を熱し、1の厚揚げ、チンゲンサイを炒める。桜エビ、戻し汁、うどんを加え、しょうゆを入れて汁気がなくなるまで炒める。カツオ節をふる。
3種の乾物の混ぜごはん
材料
- 1切り干し大根、切り昆布、桜エビを分量の湯に浸し、やわらかくなったら取り出して刻む。鍋に戻し汁と一緒に入れ、しょうゆ、砂糖を加えて煮汁がなくなるまで煮て、混ぜごはんの素を作る。
- 21をごはんに混ぜる。
タラとかぶのみぞれ鍋
材料(1食分)
- 1だし汁を火にかけ、煮立ったら骨と皮を取ってひと口大に切った真ダラと角切りの絹ごし豆腐、みじん切りのかぶの葉を入れて煮る。
- 2しょうゆを加え、すりおろしたかぶを入れて火を止める。
海の幸を幼児食に取り入れよう!
子どもには野菜はもちろん、お肉や魚もバランス良く食べて元気でいてもらいたいですよね。さまざまな栄養素を含む魚介は、とくに積極的に取り入れたいもの。
ただ、独特のにおいで苦手意識をもたないよう、下処理の方法やいろいろなレシピを知っておくことが大切です。今回紹介したレシピを参考に、魚介を使った料理作りに挑戦してくださいね。
● 献立はあくまでサンプルです。赤ちゃんの成長や発達に合わせて無理なく進めましょう。
● 赤ちゃんが食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)