幼児食になると、これまでより食べられる食材が増える一方で、食べ慣れた味に飽きたり、好き嫌いがでてきたりもします。そんなときにおすすめなのが、丼ぶりごはんや混ぜご飯。
いろいろな食材を混ぜてご飯に合わせるだけで新しい食感や味わいになり、子どもが楽しい気分で食べられますよ。「ご飯しか食べない」「おかずしか食べない」という場合にもおすすめです。
そこで今回は、1品でも栄養たっぷりで満足できる、丼ぶり&混ぜごはんの幼児食レシピ6品を紹介します。
子どもが喜ぶ♡ママも手軽に作れる
丼ぶり&混ぜごはんの幼児食レシピ
ツナミルクピラフ
材料(作りやすい分量)
※子ども1人分は茶碗1杯程度です
※子ども1人分につき1個
- 1米はといでザルにあげて水をきり、鍋に入れて水を加え、30分浸す。
- 21に牛乳、塩、サラダ油、ツナ(汁ごと)を入れて混ぜ、凍ったままのミックスベジタブルをのせてふたをする。強火にかけ、沸騰したら弱火にして17分炊く。10分蒸らして混ぜる。
- 3茶碗に入れて形を作ってから皿にあけ、半分に切ったミニトマトを添える。
高野豆腐そぼろのビビンパ風混ぜごはん
材料
- 1高野豆腐をぬるま湯に浸して戻し、みじん切りにする。小鍋に水、しょうゆ、砂糖を煮立たせ、高野豆腐を入れて弱火で煮汁がなくなるまで煮る。
- 2薄切りにしたにんじんを水からゆで、やわらかくなったらほうれんそうを入れて、ほうれんそうがやわらかくなるまでゆでる。ザルにあげて軽く水洗いし、にんじんは短いせん切り、ほうれんそうはみじん切りにする。
- 31に2とごま油、塩、白すりごま、ごはんを混ぜる。
大豆入りドライカレー
材料
- 1大豆、玉ねぎ、にんじんはみじん切りにする。
- 2フライパンににんにくのみじん切りとサラダ油を入れて熱し、1を炒める。しんなりとしてつやがでたら合いびき肉を入れ、色が変わったら薄力粉をふるい入れて混ぜる。
- 3水、ケチャップ、しょうゆ、カレー粉を入れて煮汁が少なくなるまで炒め、味を見て塩を加える。ごはんにかける。
3種の乾物の混ぜごはん
材料
- 1 切り干し大根、切り昆布、桜エビを分量の湯に浸し、やわらかくなったら取り出して刻む。鍋に戻し汁と一緒に入れ、しょうゆ、砂糖を加えて煮汁が
なくなるまで煮て、混ぜごはんの素を作る。 - 21をごはんに混ぜる。
型抜き野菜の豆乳ドリア
材料
- 1にんじんは3mm厚さの薄切りにしてゆで、ハムもさっと湯通しする。好みの型で抜き、端切れは刻んでごはんに混ぜる。
- 2小鍋にAを入れ、とろみがつくまでヘラで混ぜながら煮る。
- 3サラダ油(分量外)を薄くしいた耐熱容器に1のごはんをしき詰め、2のソースを広げる。粉チーズとパン粉をふり、刻んだグリーンアスパラガス、コーン、1のにんじんとハムを飾る。オーブントースターで焼き色がつくまで焼く。
枝豆と野菜のかき揚げ丼
材料(4食分)
- 1ゆでた枝豆は薄皮をむいて粗く刻む。さつまいもは8mm角に切り、水にさらしてザルにあげる。にんじん、玉ねぎは短いせん切りにする。
- 2薄力粉とベーキングパウダーをボウルにザルでふるい入れ、水と塩を加えて混ぜ、かための天ぷら衣を作る。1とシラスも加え混ぜる。
- 3フライパンに高さ1〜2cmの油を入れて熱し、箸先を入れると泡が多く出るくらい(中温)になったら、生地をスプーン一杯ずつそっと流し入れる。底がかたまったら裏返し、全体がカリッとするまで揚げる。
- 4Aを鍋に合わせてひと煮立ちさせる。器にごはんを盛ってかき揚げ(食べやすく切ってもよい)をのせ、タレをかけ、ちぎった焼きのりを散らす。
食べ物のこだわりも成長のひとつと考えよう
子どもの好き嫌いで悩むママやパパは少なくありませんが、子どもが嫌なものを避けて、好きなものを「もっと、もっと」と要求するのは、自我の発達の証拠でもあります。嫌いなものがあっても無理に食べさせようとせず、まずは楽しく食べることを優先しましょう。
今回紹介した丼ぶりごはんや混ぜごはんのように、好きなもの・嫌いなものを組み合わせたり、彩り豊かに盛り付けたりすると、嫌いなものへの印象が変わることもあります。ぜひ参考にしてみてください。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)