やさしい日差しが降り注ぐ春。新芽が芽吹いてきたり、野菜や果物売り場も少しずつ彩り豊かなになったりして、ワクワクしますよね。
今回は、冬の間たっぷりと栄養を蓄えながら育った、春が旬の食材で作る、幼児食レシピを6品紹介します。
幼児食期に食べられる春が旬の食材
幼児食期に食べられる、春が旬の主な食材は以下です。
野菜
新じゃがいも・新たまねぎ・新にんじん・春キャベツ・グリーンピース・レタス・アスパラガス・さやえんどう・たけのこ・そらまめ・菜の花 ・かぶなど
果物
いちご・キウイ・びわ・メロン・さくらんぼ・かんきつ類 など
魚
しらす・たい・あじ・さわら・かつお(春獲り)・かれい・ひらめ など
春が旬の食材を使った幼児食レシピ
野菜のシラス煮
材料
- 1大根、にんじんは1cm厚さのいちょう切りや棒状 にする。ブロッコリーは1.5cm大の小房に分ける。
- 2鍋に水とだし昆布を入れ、大根とにんじんを入れてふたをしてやわらかくなるまで煮る。ブロッコリーとシラス、しょうゆを加えてさらに煮る。
シラスと青菜のふりかけ和風パスタ
材料
※早ゆでねじりパスタ、マカロニなど
- 1フライパンにサラダ油を熱し、シラスとみじん切りのかぶの葉を入れて炒める。しんなりしたらしょうゆ、塩を混ぜる。
- 2沸騰した湯にパスタを入れてやわらかくゆで、ザルにあげて1に加える。ゆで汁少量(分量外)を加えて軽く炒め合わせる。
かぶとパプリカの即席漬け
材料(1〜2食分)
- 1 かぶはいちょう切りにし、葉はみじん切りにする。赤パプリカは短いせん切りにする。刻み昆布は短く切る。耐熱容器に入れて水小さじ1(分量外)をふり、ラップをして電子レンジで約50秒加熱する。
- 2ポリ袋に塩、酢、砂糖を入れて混ぜ、1も入れて混ぜる。空気を抜いて口を閉じ、冷蔵庫に入れて約30分おく。
カルシウムたっぷりお好み焼き
材料
- 1キャベツはさっとゆでて冷まし、短いせん切りに、ニラはみじん切りにする。
- 2ボウルに溶き卵、長いも、牛乳、塩を入れて混ぜ、薄力粉とベーキングパウダーをザルでふるいながら加え、混ぜる。1と、5mm角に切ったチーズ、シラスを混ぜる。
- 3サラダ油を熱したフライパンに2を入れて丸く伸ばす。ふたをして両面がこんがり色づくまで焼く。食べやすく切って皿に盛り、ソースとケチャップを混ぜて少量ぬり、青のりをふる。
タラとかぶのみぞれ鍋
材料
- 1だし汁を火にかけ、煮立ったら骨と皮を取ってひと口大に切った真ダラと角切りの絹ごし豆腐、みじん切りのかぶの葉を入れて煮る。
- 2しょうゆを加え、すりおろしたかぶを入れて火を止める。
シラス入りにんじんかぼちゃがゆ
材料
※湯にだし昆布2cm角程度を浸して
冷ましたもの、または水でもよい
- 1 小鍋に、ごはん、すりおろしたにんじん、皮を取り薄く刻んだかぼちゃ、シラス、だし汁を入れて混ぜ、ふたをして火にかける。沸騰したら弱火にし、時々かぼちゃをつぶしながら約15分炊く。塩を混ぜて蒸らす。
春の食材をふんだんに取り入れよう
最近は野菜や果物、魚なども旬を問わず通年で購入することができますが、旬の時期が最もおいしいですよね。冬の間、栄養をしっかり閉じ込めたみずみずしい食材が多いといわれる春の食材を積極的に取り入れて、季節を感じる幼児食を作ってみてください。
そして、旬の食材を子どもに見せてあげながら「これは土の中で育つ野菜だよ。とっても甘いよ。」「小さいお魚だけど、骨が強くなるんだよ。」と、食べものについて知る機会を作ってみてはいかがでしょうか。食への興味が増していつもより食べてくれるかもしれませんよ。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)