
哺乳瓶はミルクを飲ませるときはもちろん、搾乳した母乳を与えるときにも使うので、用意しておくと安心です。免疫力が弱い赤ちゃんは細菌に感染しやすい状態のため、哺乳瓶を使ったあとは、洗浄と消毒が必須。手軽に消毒できる哺乳瓶専用の消毒グッズも一緒にそろえて、授乳の準備をしておきましょう。
哺乳瓶と哺乳瓶用グッズの種類
哺乳瓶
● 目安価格:1,000〜3,000円
ミルクや搾乳した母乳を飲ませるためには哺乳瓶が必要です。できるだけ母乳育児をしたいと思っていても、はじめのうちは母乳が出なかったり、赤ちゃんが上手に飲めなかったりすることもあるので、1本は準備しておくと安心です。
なかには、「結局ほとんど使わなかった」というケースもありますが、退院後すぐに買える環境でなければ、あらかじめ購入しておくのがおすすめ。迷ったときは小さめサイズを1本購入し、様子をみながら買い足してみてくださいね。
哺乳瓶用の乳首は、哺乳瓶を購入すると付属品として同梱されています。穴の形や大きさが違うものも単体で販売されていますが、まずは付属品で試してみるといいでしょう。
哺乳瓶消毒グッズ
● 目安価格:電子レンジタイプ 1,500〜3,000円
つけ置きタイプ 1,000円前後
哺乳瓶についたミルクや赤ちゃんの唾液は、水洗いだけではきれいに落ちません。目に見えない汚れが細菌繁殖の原因になることも。使用後の哺乳瓶は一度洗浄してから、専用の消毒グッズでしっかり消毒して保管しましょう。消毒グッズは一般的に電子レンジタイプとつけ置きタイプがあり、消毒の方法やかかる時間などが異なります。
哺乳瓶

哺乳瓶は同じメーカーでも、素材やサイズの違いでさまざまな種類があります。乳首にもいくつかのタイプがあり、飲み口の穴の形や大きさなどが異なります。購入するときは、下記を参考にしてみてください。
素材
哺乳瓶の素材には、ガラス製とプラスチック製があります。ガラス製は汚れ落ちがよく、熱湯消毒がしやすいですが、割れやすいという特徴があります。プラスチック製は軽くて持ち運びに便利ですが、傷つきやすいという一面も。
家ではガラス製、持ち運ぶときにはプラスチック製など、用途に応じて選ぶといいでしょう。
プラスチックはミルクが冷めにくい
プラスチックとガラスを買いました。プラスチック製だと軽くて使いやすいですが、ミルクの量が増えてくるとガラス製と比べて冷ますのに時間がかかりました。
たぬ母さん
ガラスは冷ましやすいけど重たい
240mlのガラス製を買いました。ミルクを入れた後に冷ましやすいのはメリットですが、重いので飲ませる時に少し手首に負担があるかなと思います。
ニューヨークさん
サイズ
哺乳瓶のサイズはメーカーによって違いがありますが、一般的に120~240mlがほとんどです。一度にたくさんの量を飲めない新生児期には、まず100〜160mlのサイズを用意し、成長に合わせて大きいサイズを買い足すのが◎。母乳よりもミルク中心で育てる場合は、少量しか飲まない時期が短いため、「初めから大きめを買えばよかった」という声もあるようです。
飲む量に合わせて購入
新生児の頃は160mlの方が使い勝手がよく、月齢を重ね飲む量が増えてくると240mlの方がおすすめ。私はそれぞれ2本ずつ購入しました。
ともともさん
買い足しがもったいなければ240mlからでも
はじめから240mlを購入。小さいサイズを使う時期は短いので、そのために買うのがもったいないという人は大きめでもよいかも。ただ、240mlに少量のミルクを入れて飲ませようとすると、哺乳瓶を結構傾けなければならず大変でした。
まべさん
乳首
赤ちゃんが吸う乳首は、素材やサイズ、穴の形の違いでいろいろなタイプがあるため、成長や飲む量にあわせて変えましょう。哺乳瓶と同じメーカーの乳首でも、哺乳瓶の型に対応しているか、必ずチェックしてくださいね。
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哺乳瓶消毒グッズ

哺乳瓶消毒グッズには、「電子レンジ消毒」と「薬剤消毒」の2タイプがあります。消毒にかかる時間や手間、保管場所なども考慮しながら、哺乳瓶消毒グッズを選びましょう。
電子レンジ消毒
容器のなかに哺乳瓶を入れて電子レンジで加熱するだけで、短時間で消毒ができます。消毒後はそのまま保管ケースとして使えるものがほとんどなので、片付けの手間もかかりません。消毒直後はケースや哺乳瓶が非常に熱くなっているため、取り扱いに注意してください。
手軽に消毒できていい!
電子レンジで加熱するだけなのでラク!ケースがコンパクトなのを購入したので、帰省時にも持ち運びしやすくてよかったです。ミルク中心の場合は、哺乳瓶が2個入るサイズを選ぶのがおすすめです。
チミさん
薬剤消毒
専用容器に薬液を作り、哺乳瓶をつけ置きするだけで簡単に消毒が可能です。天然由来成分を使ったものも多く、野菜やおもちゃなども消毒できて便利です。消毒までの作業は簡単ですが、つけ置き時間が必要なため、消毒が完了するまでに1~2時間ほどかかります。
一度にたくさん消毒できる
哺乳瓶はもちろんですが、のちのち離乳食が始まると沢山の食器やスプーンを使います。洗ったらチャポンと一度にたくさん消毒できるのでとてもラクです。離乳食時期まで考えると、薬剤タイプをおすすめします。
パム太郎さん
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