
母乳育児中、ママの体調不良や復職、おっぱいトラブルなどで赤ちゃんに直接母乳をあげられない場面では、搾乳(さくにゅう)グッズが活躍します。母乳を効率的に搾るための搾乳器と、搾乳した母乳を衛生的に保存できる母乳パックは、セットで用意したいアイテムです。使いやすさや価格帯を調べてから購入するといいでしょう。
搾乳グッズの種類
搾乳器
● 目安価格:手動 2,000〜5,000円
電動 5,000〜15,000円
出産後、母乳の出が良くても赤ちゃんが上手に飲めないとき、ママ以外の人が赤ちゃんに授乳するとき、「うつ乳」など乳腺トラブルがみられたときに搾乳器が活躍します。
自力での搾乳は手間と時間がかかるうえに、手首や指の負担を伴うこともあります。特に毎日のこととなると大変なので、ママへの負担が少なくスムーズに搾乳できる搾乳器があると便利です。
ただし母乳の出には個人差があるため、出産後に必要になったタイミングで選ぶのがおすすめです。手動と電動タイプから、搾乳の頻度によって選びましょう。
母乳の出が良すぎるからないと大変!
妊娠中は必要ないと思っていた搾乳器でしたが、出産してみて母乳がよく作られる体質だと分かりました。2、3時間でパンパンに張り、母乳をあげた後も張っていたため減圧目的に搾乳器を購入しました!搾乳器がないと大変だったと思います。
よきさん
母乳パック
● 目安価格:1,000〜2,000円
搾った母乳を普通の容器に入れて保存すると、数時間で雑菌が繁殖してしまいます。搾乳した母乳を一定期間保存する場合は、母乳を衛生的に保存できる母乳パックは欠かせません。母乳パックに入れてから、冷蔵庫や冷凍庫で保存しましょう。
母乳パックは、滅菌加工が施されていたり、母乳が空気に触れにくい構造になっていたりと工夫されているため、安心して赤ちゃんに与えられますよ。
パパも簡単に使えておすすめ
生後4ヶ月で保育園入園したので、母乳をあげてもらうために必需でした。夜中の授乳用にも保存できるので、便利です。湯せんですぐに解凍でき、パパが授乳する回数も増えました。
はらみつさん
搾乳器

搾乳器には、ハンドルを使って搾乳する「手動タイプ」と、電源を入れるだけで搾乳できる「電動タイプ」があります。
「手動タイプ」は、搾乳頻度が低い、母乳量が少ない、価格はリーズナブルに抑えたいという場合におすすめです。自分で絞る手間はありますが、力加減やタイミングを自分で調整しやすいのがメリット。
「電動タイプ」は、搾乳頻度が高い、母乳量が多い、短時間で効率的に搾乳したいといった場合におすすめです。機能は商品によってさまざまで、赤ちゃんが母乳を吸うリズムに合わせて吸引できるモードが付いたものも。
いずれも、商品によって使用感が異なるため、まずは口コミや商品説明などを参考に選びましょう。「電動タイプ」はレンタルもあるので、短期間使ってから購入を検討してもいいかもしれませんね。
▼ 搾乳器を詳しく見る
母乳パック

母乳パックは、搾乳した母乳を入れたあとにジッパーを締めて密閉保存します。
母乳を入れるときにパックの口が大きく開き、かつ母乳が空気に触れにくく衛生的に保存できるものが理想的。さらに、解凍後の母乳の注ぎやすさや搾乳量がわかる目盛りが付いているかなどもチェックしながら選ぶといいでしょう。
パックの容量は、メーカーや商品によって40〜200mlと幅広いので、母乳の出や赤ちゃんが1回に飲む量にあわせて準備するのがおすすめです。
▼ 母乳パックを詳しく見る