妊娠中は、制限されるものが多かったり体の不調があったり、なにかとストレスが溜まりやすいもの。だけどせっかくなら、妊婦であることを楽しみたいですよね。最近はマタニティフォトを撮るママが増えていますが、同じように人気が高まっているのが「マタニティペイント」です。妊婦の大きなお腹に色鮮やかな絵を描くマタニティペイントには、いろいろな魅力があります。今回は、マタニティペイントとは何か、実施している場所や料金についてご紹介します。
マタニティペイントとは?
「マタニティペイント」とは、妊婦さんの大きなお腹に絵を描くことです。「ベリーペイント」「ジェステイショナルペインティング」とも呼ばれ、お腹にペイントを施して安産を祈願する海外のおまじないが起源だといわれています。
マタニティペイントにおすすめの時期は?
マタニティペイントは、お腹に丸みのある妊娠後期~臨月に行う人が多く、日本ベリーペイント協会によると予定日の1~2ヶ月前に行うのがおすすめだそうです(※1)。
どこで誰に描いてもらうの?
マタニティペイントを行っている主な場所は、アーティストのサロンやマタニティフォトスタジオです。また、出張サービスを行っているアーティストには自宅に来てもらうこともできますよ。
描いてもらう絵やデザインに決まりはなく、見本から選んだり、オリジナルの絵をリクエストしたりして、アーティストに描いてもらいます。
なにで描くの?
従来は「ヘナ」という植物由来の染料で絵を描いていましたが、近年ではボディペイント用の水性絵の具でカラフルなペイントを施すのが主流のようです。お風呂に入って石けんで洗えば消えるので、肌に残る心配はありませんよ。
マタニティペイントを描いてもらうときのポイントは?
描いてもらう時期を決めたら、マタニティペイントを行っているマタニティフォトスタジオやアーティストのサロンを調べて予約をします。
マタニティペイントの当日は、着替えやすい格好をして、時間に余裕を持って家を出るようにしましょう。絵が完成するまでにかかる時間は30分~1時間ほどとされていますが、お腹をずっと出しているので体が冷えないように気をつけてくださいね。
途中で気分が悪くなったときは、すぐにアーティストやスタッフに伝えましょう。
臨月になると遠出をするのは大変なので、出張サービスを行っているアーティストに依頼するのもおすすめですよ。
マタニティペイントの魅力や効果は?
前述のように、海外では安産祈願のおまじないとして人気のマタニティペイント。カラフルなイラストを描いてもらうことで、赤ちゃんが元気に生まれてきてくれそうですよね。妊婦の今しかできないことなので、妊娠中の思い出を作ることができますよ。
アーティストにマタニティペイントを描いてもらうと、穏やかな気持ちになるので、妊娠中の不安定な心がなごみ、ストレス解消の効果も期待できます。
マタニティペイントを写真以外で記念に残したいという人は、手ぬぐいにペイントを写し取るサービスを行っているところもありますよ。事前にフォトスタジオやアーティストに確認しておくのがおすすめです。
マタニティペイントの料金はどれくらい?
マタニティペイントの金額相場は10,000~15,000円とされていますが、アーティストによって値段は変動します。
また、自宅への出張サービスや、マタニティフォトとのセットといったオプションをつけると料金が上がることもあるので、事前にフォトスタジオの人やアーティストと話し合っておくと安心ですよ。
費用がネックになってしまう人は、自分でペイントをすることもできます。旦那さんと一緒にイメージを膨らませながらイラストを描いていくのも妊娠中の貴重な思い出になりますね。
ただし、妊娠中の体はとてもデリケートなので、ちょとした刺激でもお腹が張ったり、体調が悪くなったりすることもあります。お腹を強く押さないように気をつけ、肌に直接塗っていい絵の具で描くようにしてください。
マタニティペイントのイメージ例
マタニティペイントでは、生まれてくる赤ちゃんの性別に合ったイメージのものや家族の似顔絵を描いてもらうママが多いそうです。男の子なら海や空といった青系のモチーフ、女の子なら花やハートといったピンクや赤系のモチーフのイラストが人気ですよ。
男の子のママにおすすめ
出典: belly-paint.jp
お腹の中の赤ちゃんが男の子の場合は、こんな絵はいかがでしょうか。マタニティペイントを行った日と妊娠の週数を入れることで、しっかりと記念に残すことができますね。
女の子のママにおすすめ
出典: belly-paint.jp
女の子の赤ちゃんにおすすめのマタニティペイント。かわいらしい赤ちゃんの姿と色鮮やかな花、虹色のリボンのバランスが絶妙ですね。
お気に入りをモチーフにして
出典: belly-paint.jp
マタニティペイントでは、赤ちゃんの絵だけでなく、お気に入りの動物や植物を描いてもらうのも人気。お腹の丸みを活かしながら描かれた絵は、まさに芸術ですね。
マタニティペイントで妊娠中の思い出を残そう
マタニティペイントは、妊婦さんにしかできない特別なイベントです。写真を撮って残しておけば、赤ちゃんが生まれた後に「◯◯ちゃんがお腹の中にいたとき、こんなことをしたんだよ」と見せてあげることができますね。
妊娠中の約9ヶ月間は長いようであっという間。さらに、大きいお腹を抱えている時期はそれよりも短い期間です。その大きなお腹に絵を描くことは、妊娠中の素敵な思い出になるはず。家族の絆が深まるマタニティペイントを、ぜひ試してみてくださいね。