おしゃぶりはいつからいつまで?消毒すべき?そもそも必要なの?

監修医師 小児科 武井 智昭
武井 智昭 日本小児科学会専門医。2002年、慶応義塾大学医学部卒。神奈川県内の病院・クリニックで小児科医としての経験を積み、現在は神奈川県横浜市のなごみクリニックに院長として勤務。内科・小児科・アレルギー科を担... 監修記事一覧へ

赤ちゃんが泣いたりぐずったりしたときに便利な「おしゃぶり」。しかし、おしゃぶりの使用については賛否両論あり、使うかどうか迷うパパ・ママも多いのではないでしょうか。そこで今回は、赤ちゃんのおしゃぶりはそもそも必要なのか、使う場合はいつからいつまでが良いのか、新生児にも使えるのかなどをご紹介します。

そもそも、おしゃぶりは必要?

赤ちゃん おしゃぶり 驚き びっくり

おしゃぶりは、赤ちゃんに生まれつき備わっている「吸啜反射」という原始反射に基づいて作られた育児のサポートグッズです。

おしゃぶりの効果は?

赤ちゃんは、おっぱいや哺乳瓶の乳首をはじめ、何かを吸っていることで赤ちゃんは安心感を覚えます。同じように吸いつきやすく作られているおしゃぶりは、赤ちゃんの気持ちを落ち着かせてくれることから、あやすために使われます。

また、歯がためにも役立つおしゃぶりもあります。

おしゃぶりは絶対に必要なもの?

おしゃぶりは、赤ちゃんにとって絶対に必要なものではありません。

精神面に関しては、長くおしゃぶりを使用していると、急におしゃぶりを止めたことによって落ち着かなくなり、ぐずりやすくなるともいわれています。

そのほかにも、おしゃぶりに頼りすぎて親子の触れ合いが減り、言葉がけも減ってしまったり、赤ちゃん自身がつかんだものを口に入れて感覚を養う機会が失われてしまったり、口を閉じていることで発語が遅れたりすることなどが指摘されています。

ママやパパがおしゃぶりのメリット・デメリットを理解したうえで、上手におしゃぶりを使うようにしましょう。

おしゃぶりはいつから?新生児も使える?

出産予定日 カレンダー

おしゃぶりは、生まれた直後の赤ちゃんから使うことができます。

生まれたばかりの赤ちゃんがなかなか泣き止まず、どうしていいかわからない…というママは多いのではないでしょうか。

そんなときにおしゃぶりは大活躍。おしゃぶりをくわえていれば一人で眠ってくれる赤ちゃんもいるので、忙しいママを助けてくれるアイテムとしても便利です。

バスや電車といった公共の交通機関に乗っているときやスーパーで買い物をしているときなど、ぐずられたら困るシーンでも、おしゃぶりは活躍してくれます。

月齢に合わせてさまざまなサイズのおしゃぶりがあるので、まずは新生児用の一番小さなサイズからはじめてみましょう。

ただし初めてのおしゃぶりを嫌がる赤ちゃんもいます。メーカーによって形や素材が異なるので、いくつかのおしゃぶりをあらかじめ用意しておいて、好みのおしゃぶりを探してみるのもいいかもしれません。

おしゃぶりはいつまで?1歳、2歳でもOK?

メリット デメリット 良い 悪い

おしゃぶりが好きな子供は、何歳になってもなかなか止めたがらなくなってしまうようです。しかしおしゃぶりを使う期間は1歳半~2歳くらいまでを目安にしましょう。

子供への影響としてよく知られているのは、「歯のかみ合わせが悪くなる」こと。乳臼歯が生えそろう2歳半~3歳くらいまで使用していると、歯並びに悪影響を与える可能性が高まるといわれています。

しかし、日本歯科医師会によれば、使い続けていると歯並びに悪影響を与える可能性があるため、1歳を過ぎたあたりから少しずつやめさせる練習をして、2歳半までにはやめさせた方がいいとされています(※1)。

おしゃぶりをやめた方がいいといわれている2歳頃は、赤ちゃんが色々なおもちゃに興味を持ち始めたり、細かい動きができ、言葉や表情も多くなり、歩行が安定して遊び方が変わってきたりします。

活動量が増える分、疲れておしゃぶりをしないままお昼寝をすることも増え、自然とおしゃぶりに執着しなくなってくることもありますよ。

ママやパパがやめどきを見極め、気がまぎれる環境を積極的に作ってあげてくださいね。少しずつ使う頻度を減らしていくことで、止めやすくなります。

おしゃぶりに消毒は必要?選び方は?

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おしゃぶりを使う場合、哺乳瓶などと同じように消毒が必要です。哺乳瓶の消毒方法と同じでかまいません。煮沸消毒か消毒液、電子レンジ消毒を行ってくださいね。

おしゃぶりは、赤ちゃんの口に直接入るものなので、以下の管理方法や選び方、使い方のポイントを把握しておくことが大切です。

選ぶときのポイント

● 形状
洗いやすい形・煮沸消毒ができるものなどを選び、常に清潔に保つようにしましょう。ケースやふたがついていて、汚れにくいものがおすすめです。

● メーカーやブランド
哺乳瓶を使っている場合は、哺乳瓶と同じ乳首でないと嫌がることも。おしゃぶりにもそれぞれ形や硬さがあるので、できるだけ哺乳瓶と同じメーカーやブランドで選びましょう。

● サイズ
おしゃぶりは、月齢に応じて歯やあごの発達を阻害しない工夫が施されています。赤ちゃんの発達に応じたおしゃぶりを、時期に応じて選ぶようにしてください。

使うときのポイント

● 使いすぎない
入眠儀式として使うようになると、卒乳・断乳・哺乳瓶の卒業と同じく、なかなか泣き止まないなど後々ママやパパが大変になってしまいます。なるべく最終手段として使うのがおすすめです。

● 危険を取り除く
もし赤ちゃんがおしゃぶりをしたまま寝てしまったら、様子をみながらそっと外してあげましょう。口に入れ続けることで窒息するといった可能性は低いですが、危険ではないと言い切れるものではありません。

おしゃぶりをいつからいつまで使うのかは人それぞれ

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おしゃぶりは忙しいママをサポートしてくれる心強いグッズです。その一方で、赤ちゃんの精神的にも、身体的にも様々な影響を与えるものなので、メリット・デメリットをしっかりと考えてから、使う・使わない、いつからいつまで使うのかを判断しましょう。

おしゃぶりには、便利な面も多くあります。使う判断をした場合は、使うシーンを限定したり、こまめに様子をみてあげたり、使い方を考えてあげることが一番大切ですよ。

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