体外受精後の妊娠判定日はいつ?着床時期に症状は現れる?

なかなか妊娠できずに体外受精(IVF=In Vitro Fertilization)をしたあと、妊娠判定日が近づくとドキドキしますよね。「ちょっと熱っぽい」など妊娠症状のような兆候も見られると、病院での判定前に気になって妊娠検査薬を使いたくなるという女性も多いようです。今回は、体外受精後の妊娠判定日はいつ頃なのか、どんな検査をするのか、着床時期には妊娠症状も見られるのかなどをまとめました。

体外受精後の妊娠判定日はいつ頃?着床時期は?

スケジュール カレンダー ノート 予定

体外受精後、妊娠判定を行うまでは2〜3週間ほどかかります。一例ですが、胚移植から妊娠判定までは以下の流れで進みます。

1. 胚移植する(受精卵を子宮に戻す)
2. 約14~21日間の日常生活
3. 妊娠判定日

受精卵を子宮に戻した(胚移植)後は、着床までに3~5日ほどかかりますが、普段通りに生活をします。受精卵は絨毛と呼ばれる根のようなものを子宮内膜に貼っているため、日常生活程度であれば着床率に変化はありません。

また着床を待つ間、胚移植された受精卵は時間をかけて胚分割を繰り返し、胚盤胞(はいばんほう)という、着床するための形に変化します。胚盤胞の着床は自然妊娠と変わらないため、体外受精後は様子を見守りながら、着床率を高めるために子宮内膜を維持するホルモン薬が投与されることもあります。

ちなみに、体外で胚盤胞まで培養してから胚移植する場合もあり、この場合は体外受精後1日ほどで着床します。

体外受精後の妊娠判定日は、どんな検査をするの?

血液検査 採血 女性 医師

体外受精後の妊娠判定日では、尿検査や血液検査によってhCG(ヒト絨毛ゴナドトロピン)と呼ばれるホルモンの濃度を測定し、妊娠を判定します。hCGは妊娠週数が進むにつれて分泌量が増えることが知られており、濃度の濃さが判定のポイントです。ちなみに、市販の妊娠検査薬も、このhCG濃度を検知して判定しています。

妊娠判定はhCG濃度が正しく判定できる、体外受精後の14〜21日後です。最近では、尿検査よりも血液検査を優先する病院が多く、基本的にhCG数値が100mIU/mLを越えたら妊娠と断定されます。

ただし、検査当日のhCG値がそれ以下であっても妊娠した女性もおり、数日後の再検査の検討も含めて、不妊治療の担当医と今後の対応を相談しましょう。

体外受精後の妊娠判定日より前に妊娠検査薬を使ってもいい?

生理 判定 診断 妊娠検査薬 カレンダー 生理周期

胚移植を行って1週間ほどすると、早い人では妊娠初期症状を感じるようになります。気になる症状があると、つい妊娠判定日よりも前に妊娠検査薬を使って調べたくなりますよね。

基本的に妊娠検査薬を使用してはいけない、ということはありません。市販の妊娠検査薬は、尿中のhCG値が50mIU/mLで妊娠判定をします。前述した病院での検査よりも検出する数値が低くなっていますが、これは病院での診断が正確性を重視しているためです。

ただし、焦ってフライング気味に検査してしまい、「陰性後に、陽性に変わった」という人も多くいます。これは、hCG数値が上昇していないタイミングで検査を行っただけで、実際には妊娠していたということです。

ほかに、陽性反応がうっすら見えていても、適切な時期の検査でなければ十分hCG濃度が上昇しているかがわからず、結局妊娠判定日までに流産してしまう「化学流産」の場合もあります。

妊娠検査薬を使用したいときには、明らかに妊娠初期症状を感じるときや、妊娠判定日の直前などに利用することをおすすめします。また、それ以上にフライングで検査するとしても、結果を決めつけすぎないでくださいね。

hCG注射後の妊娠検査薬で注意すべきことは?何日目まで陽性反応が出る?

注意

多くの病院ではhCG値が100mIU/mLを越えたら妊娠とされますが、体外受精での排卵誘発時や胚移植後の子宮内膜の維持を目的にhCG注射による黄体ホルモンの補充が行われる場合には、hCG注射の分だけ高い値が出ることがあります。

製薬会社の臨床データによると、hCGは時間の経過につれて減少していき、約30〜32時間後には血中濃度が半減するとされています(※1)。hCGの含有量は使用する注射によっても異なり、3000、5000、10000の3種類があります。それぞれ妊娠検査薬で陽性反応が出る期間は以下の通りです。

● hCG3000:5日程度
● hCG5000:1週間〜10日程度
● hCG10000:2週間程度

体質による個人差も大きいので、あくまで目安として考えてくださいね。hCG注射を受けているときに妊娠検査薬を使用する場合は、hCG注射の種類は何か、注射後何日経過しているのかに注意しましょう。

体外受精後の妊娠判定日には、妊娠検査薬が陰性でも行くべき?

妊娠検査薬

期待とは裏腹に、残念ながら陰性を示すこともあります。妊娠検査薬で陰性が出てしまうと、妊娠判定日に病院に行かないといけないのか、迷う女性も多いようです。

ただ、妊娠を期待している女性に多いのは、hCG値がまだ上昇していない段階でフライング気味に検査薬を使ってしまうことです。着床しているとhCG値は1.5日で2倍程度増加することもあります。

また妊娠していなくても今後の治療法の選択や検査時に卵巣の腫れなどが見つかることもあるため、今後の治療のためにも受診するようにしましょう。どうしても通院が難しければ、電話で状況を説明して数日検査日をずらしてもらったり、明らかに生理があれば検査を中止してもらうなど相談してみましょう。

体外受精でも着床時期には妊娠初期症状がある?

生理 女性 腹痛 妊娠

体外受精の後は、ちょっとした体調の変化も気になりますよね。実際に、体外受精であっても着床していれば、以下のような妊娠初期症状を感じることがあります。

● 微量の出血
● 胸が痛い、張る
● 倦怠感、眠い
● 腰痛、腹痛、頭痛
● おりものの変化
● 吐き気
● 好きな食べ物の変化

もちろん感じなくても妊娠していることはありますし、体外受精を行った女性は妊娠に非常に敏感になっているため、症状を勘違いすることも。ストレスが妊娠率に影響するという研究結果もあるので、神経質になりすぎないようにしてください。

体外受精の妊娠判定日は次へのステップのための検査日

病院 相談 女性 医者

体外受精後の妊娠判定日は、結果がわかるという意味でも緊張する瞬間かもしれません。妊娠していなかったときは、次の治療を相談する再スタートの日になります。

妊娠にはストレスが大敵。妊娠判定日が近づくについれて不安に思うかもしれませんが、次へのステップを踏むためにも、神経質になりすぎないように検査日を迎えてくださいね。また、幸運にも妊娠していたときは、妊娠生活に向けた生活習慣の改善などに取り組みましょう。

免責事項

こそだてハックに「いいね!」して情報を受け取ろう