月経カップとは?使い方は?漏れるときや痛いときの原因はなに?

生理用品というと、ナプキンやタンポンを使うのが一般的ですが、最近は「月経カップ」という生理用品を使う女性が増えているのを知っていますか?経血をカップに溜めるタイプのもので、第三の生理用品とも呼ばれています。今回は、月経カップについて、使い方や漏れるときや痛いときの原因、おすすめの商品も含めてご紹介します。

月経カップとは?

月経カップ

月経カップとは、天然ゴムや樹脂、医療用シリコンで作られた、しずく型の生理用品のことをいいます。海外では50年も前から使用されています。

経血を溜めるタイプなので、必要以上に腟内の水分を吸収することがなく、腟の自浄作用に影響しにくいといわれています。また、経血が空気に触れないため臭いが気にならない、直接経血を見ることで健康状態を把握しやすいといったメリットもあります。

月経カップの装着可能時間は約12時間。長時間つけていられることが最大のメリットですが、どのメーカーも4~8時間ごとの交換を推奨していることがほとんどです。

これまで、日本で月経カップを購入するには個人輸入するしかなく、さらに、素材の安全性が確保できていないことが多かったことから、あまり普及していませんでした。

しかし、近年は素材が見直され、なかには日本の企業が販売を開始したものもあり、日本でも使用する女性が増えつつあります。

月経カップの使い方は?

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月経カップは、主にアメリカ、イギリス、カナダ、フランスなどで作られているものが主流です。商品によって使い方が多少異なりますが、大まかな方法は同じです。

以下に、月経カップの使い方をご紹介します。

月経カップの使い方

1. 使用前は無香料の石鹸で手と月経カップを洗う(月経カップは濡れたままにしておく)
2. カップを片手に持ち、開いている口を閉じるように縦に潰す
3. 「2」の状態から、さらに縦半分に折り曲げる(上から口をみるとU字になるように)
4. トイレに座る、または中腰になり、カップを持っていない方の手で腟口を開く
5. 月経カップを折りたたんだ状態で腟内に挿入する(底面についているつまみが隠れるくらい)
6. 底面を指先で持って左右に揺らし、腟内でカップの口を開く
※購入後、初めて使用するときは煮沸消毒をしましょう。

月経カップの取り出し方

体の力を抜いてリラックスします。トイレに座る、または中腰になって、指でつまみと底面をつまみます。何度か前後に揺らして、カップの空気圧を抜いてから、ゆっくり引き抜いてください。無理につまみを引っ張らないよう注意しましょう。

月経カップのお手入れ

使い捨ての月経カップ以外は、水洗いをすれば何度でも使うことができますよ。交換時は、カップ内の経血をトイレに流し、水洗いしてから装着してください。

空気穴がついているタイプは、しっかり空気穴まで洗うことが大切です。生理が終わったら煮沸消毒をして、清潔な状態で管理しましょう。

月経カップで漏れる・痛みを感じるときの原因は?

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月経カップを使用して、漏れや痛みがあるときは、正しく挿入されていないことが考えられます。

以下を参考に、対処してみてください。

痛いときの原因や対処法

何度か入れ直しても変わらないときは、時間をおいてから試してみてください。つまみの部分が肌に当たって痛いときは、はさみややすりを使って長さを調節すると良いでしょう。切るときは、取り出すときのことも考えて、短くし過ぎないよう注意しましょう。

入れにくいときは、姿勢を中腰にしてみてください。真上に押し込むのではなく、斜め後ろ(背骨の末端の辺り)をイメージして入れましょう。

漏れるときの原因や対処法

月経カップの口が腟内で開くと、ポコッと、カップの口が開く感覚があります。なかなか開かないときは、底面を持って回転させたり、つまみを軽くひっぱるのがコツです。強く引っ張り過ぎないようにしてください。

また、経血の量が容量よりもオーバーしいて、カップから漏れているということも考えられます。経血の量に合わせて、月経カップのサイズを替えたり、経血量が多い日はこまめに交換するようにしましょう。

月経カップの種類やおすすめの商品は?

月経カップには様々な種類がありますが、形状に大きな差はなく、カップの部分と、底面につまみがついています。

メーカーによって、多少細長く作られているもの、口の部分が厚くなっているもの、リングのように丸みのある作りになっているものなどがありますよ。

ここでは、人気の高いおすすめの月経カップを4種ご紹介します。日本の通販で購入できるものと、公式ホームページから個人輸入しなければならないものがあるので注意してください。

スクーンカップ

要出典 スクーンカップ 月経カップ 出典: www.sckooncup.jp

2016年に日本の企業が販売したアメリカ製の月経カップ、「スクーンカップ」。柔らかく滑らかな医療用シリコンで、FDA(アメリカの薬事法)の認証を受けています。

税込価格
5,370円
サイズ
スモールサイズ/ラージサイズ

ディーバカップ

要出典 月経カップ ディーバカップ モデル1

1930年代にカナダで作られた「ディーバカップ」。素材は、ラテックスを含まない高品質で軟質のグレードシリコン。FDA(アメリカの薬事法)の認証を受け、カナダ保健省医学の装置ライセンスを保持しています。

税込価格
4,030円~
サイズ
モデル1/モデル2

▼ モデル1(30歳未満の出産未経験の女性用)

▼ モデル2(30歳以上やご出産経験のある女性用)

ムーンカップ(個人輸入)

要出典 月経カップ ムーンカップ 出典: www.mooncup.co.uk

可愛いポーチ付きで日本でも注目されている、イギリス製の月経カップ「ムーンカップ」。素材は医療グレードのシリコンを使用しています。購入は、公式ホームページから個人輸入となります。

フルールカップ

要出典 月経カップ フルールカップ 出典: www.fleurcup.com

底部分にすべり止めが付いているのが特徴の、フランス製の月経カップ「フルールカップ」。プラチナ医療用シリコン100%で作られています。ムーンカップ同様、個人輸入となります。

月経カップを使うメリット・デメリットは?

メリット デメリット 良い 悪い

月経カップは、「使用時に違和感がなく快適」という人もいれば、「使いにくい」と感じる人もいるなど、個人によって感想は様々です。月経カップを使うときは、メリット・デメリットもしっかり把握したうえで、使用する判断をすることも大切ですよ。

月経カップのメリット

・ 装着していられる時間が長く、頻繁に交換する必要がない
・ ナプキンによる蒸れやかぶれなどが起きない
・ 繰り返し使えるので経済的
・ 経血が空気に触れないので臭いが気にならない
・ 直接経血を見ることができて健康チェックができる

月経カップのデメリット

・ 経血の量が多いと漏れることもある
・ 外出時に水洗いする場所がないと交換用に複数個必要
・ 煮沸消毒をする手間がある
・ カップの煮沸消毒用の鍋を用意する必要がある
・ 種類によっては個人輸入をしなければならない

月経カップは自分に合ったものを正しく使用しよう

月経カップは、使い慣れるまでは多少時間がかかることもあります。何度か自宅で練習してみて、それでも違和感があるときは、別の種類を試してみるのもおすすめですよ。

また、月経カップは、タンポン使用時の注意事項に記載されているような、トキシックショック症候群(TSS)の報告がない生理用品といわれています(※1)。しかし、使い方が間違っていたり、不衛生な状態で使用している場合は、感染症を引き起こす可能性もあります。

最大使用時間の12時間はあくまでも目安です。経血の量をみながら、こまめに交換をするようにしてくださいね。

※参考文献を表示する

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