赤ちゃんの絵本の読み聞かせはいつから?読み方や選び方のコツは?

子供のためにしてあげたいことの一つに、絵本の読み聞かせがありますよね。みなさんも子供の頃にお母さんやお父さんに読んでもらった記憶があるのではないでしょうか。でも、いざ自分が読む側となると、いつからすべきなのか、どんな本をどう読めばよいのか、と意外な悩みが出てきます。そこで今回は、赤ちゃんに絵本をいつから読み聞かせればよいのか、読み聞かせ絵本の選び方、読み方などについてご紹介していきます。

赤ちゃんに絵本をいつから読み聞かせするべき?

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まだ言葉も文字も分からない赤ちゃんに絵本を読んでも意味があるのかしら?と思う人もいるかもしれませんが、絵本の読み聞かせには様々な効果があります。いつから始めるべきという指標はありませんが、新生児から読み聞かせを始めても、早すぎるということはないようです。

早い人だと、妊娠7~8ヶ月頃に産婦人科ですすめられて、胎教として始めたという人もいます。話の内容まではわからなくても、赤ちゃんがお母さんの声をお腹の中で聞いて安心するという効果があるようです。

2001年以降、NPOブックスタートによって、赤ちゃんに絵本をプレゼントする取り組みも始まり、生まれてすぐの赤ちゃんから読んであげるという人も多くなってきました。赤ちゃんが楽しんでくれるなら、0歳から読み始めてあげるのも良いですね。今まで全く子供に絵本を読んでこなかったパパ・ママも、もう遅いと嘆くことはありません。いつから読んでも、読み聞かせをする親の気持ちは子供の心に伝わるものですよ。

赤ちゃんや子供に、絵本を読み聞かせる効果は?

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それでは、ここでは絵本の読み聞かせの効果について、具体的にご紹介していきます。

読解力アップ

アメリカ人のトッド・リズリーとベティ・ハートの研究(1995)によると、言葉が分からない時期も含めて、幼児期に投げかけられた言葉の数と、成長してからの読解力の試験結果には強い相関関係があったそうです。子供たちは、言葉を話せるようになるずっと前から、大人からの言葉にとても影響を受けているようです。

知能の発達

「子ども読書活動推進に関する評価・分析事業報告書(財団法人文字・活字文化推進機構)」によると、小学校入学以前に家庭で読み聞かせをしてもらった子供は、してもらわなかった子供より、読書に対する興味や授業を楽しむ姿勢に、大きな差が出ました(※1)。読み聞かせによって、その後の知能の発達や、興味関心の幅が広がるようです。

感情豊かに

読み聞かせをしている最中、子供の脳では、喜怒哀楽が生まれ、その感情に基づいて基本的な行動を決めている大脳辺縁系が活発に働いているといわれています。読み聞かせを通じて、子供の脳には、豊かな感情、情動がわき上がり、より豊かな心を育むことができます。

親子の絆が深まる

読み聞かせで何より効果があるのは、コミュニケーションを取ることによって、親子の絆が深まっていくことではないでしょうか。抱っこしながら、または寄り添って絵本を読んであげることで、子供は心身共に安心することができ、情緒も安定していきます。

また読み聞かせは、その場で、子供の反応を見ながら進めることができるので、ひとりひとりのペースにあわせて進められます。だからこそ、個々に合わせて知能や情緒面をじっくり育てることができるというメリットもあります。

読み聞かせする絵本の選び方

絵本

絵本には、「これを読まなくてはいけない!」といったものはありませんが、基本的には年齢にあった絵本を選ぶようにするといいですよ。

0~1歳

まだあまり視力が発達していないため、大きく色合いのはっきりした絵が登場する絵本がおすすめです。また、赤ちゃん用絵本は文字がほとんどなく、絵が中心です。

書いてある文字のほかに、「きれいだね」「大きいね」など、ママ・パパが感じたことなどを優しい言葉で伝えてあげてください。絵本の内容よりも、読む人の声色に、赤ちゃんは安らいだり楽しい気持ちになったりします。

1歳

1歳を過ぎると、徐々にあいさつや歯磨きなどの生活習慣も理解できるようになってきます。男の子だからキラキラ可愛い本は読まない、女の子だから乗り物の本は読まないなどの偏った選び方ではなく、幅広いジャンルの絵本を読み、子供が好きなものを発見してみてください。

また、コロコロ、ゴロゴロ、ブクブク、ガタゴトなど、リズムや言葉遊びのある絵本も楽しみながら読めるので、この時期の子供にはおすすめです。

2歳

2歳になる頃には、ストーリーが少しずつ理解できるようになってきて、絵本の好き嫌いがはっきり出てくるようになります。絵本を嫌がる子には、書店や図書館に行って「どんな本がいい?」と聞きながら、好きなものを一緒に選んであげましょう。

慣れてくると、子供自身でも選ぶことができるようになるので、「好きな絵本を選んでおいで」と言って、自由に見て回らせてあげるのもおすすめです。

3歳~

3歳になると段々と長い話も理解できるようになり、主人公の気持ちになって考えたり、共感できるようになります。理解できる絵本の種類が増えるので、子供が飽きずに最後まで読むことのできる長さの本を選んであげてください。

また、外国の絵本を翻訳したものなど、色使いや絵のテイストが日本のものとは違うものや、仕掛け絵本など、いろいろなタイプのものに触れさせてあげると、絵本への興味が一層深まるはずですよ。

赤ちゃん・子供への絵本の読み聞かせ方のコツは?

絵本

読み聞かせるときに、プロの声優さんのように感情を込めたり、抑揚をつけたりと考えすぎる必要はありません。上手に読むことが重要なのではなく、子供にとってはママやパパの愛情のこもった声でお話を聞くだけで十分です。そして、絵本は親子で一緒に楽しく面白く読むことが何より大切です。

ただし、子供が嫌がっているのに無理やり読み聞かせないように、気をつけてくださいね。「本好きになってほしい」「教育上良い」と思うと、読んでほしいと思うのが親心ですが、嫌がる子供に押し付けても、子供にとっては苦痛なだけです。本嫌いになってしまう恐れがありますよ。

絵本の読み聞かせを習慣化するコツは?

ノート 本 メモ

様々な効果がある絵本の読み聞かせは、できれば習慣化したいですよね。寝る前など、生活リズムに合わせて読む時間を決めるのがおすすめです。ただし、一日○冊読む、といったノルマを作らないようにしましょう。その日の子供の状態を見て読む本の長さや内容、冊数を選びたいですね。

なかには絵本が大好きで、「次はこれ!その次はこれ読んで」とどんどん持ってくる子もいます。たくさん読んであげるに越したことはないですが、それではママやパパが疲れてしまうので、無理なくほどほどにとどめましょう。「あと1冊だけね」「今日は、5冊までいいよ」などと約束することも大事です。

子供が絵本を最後まで聞いてくれないときはどうする?

子供 すねる

絵本の読み聞かせをすると、「子供が集中して話を聞いてくれない」ことがあります。絵本を読んでいる途中で閉じてしまう、ページをめくってしまう、他の遊びを始めてしまう…このようなことは、よくあることです。

同じページをずっと眺めていたり、違うページをめくってしまったりする場合は、基本は子供の興味の赴くままに、子供のペースで付き合ってあげましょう。

しかし他の遊びを始めたり、明らかに絵本に興味を持っていない場合は、聞いている子供の表情を見てあげながら、感じたことなどを会話して、一緒に絵本を楽しむことを意識してみてください。文章を読むスピードを早くすることで、子供が集中力を増して最後まで聞いてくれるようになることもあるので、一度試してみるのもいいですね。子供が絵本は楽しいものだと分かると、段々と静かに集中して聞いてくれるようになっていきます。

怖い話や残酷な話の絵本も子供に読んでいいの?

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3歳頃になると、ストーリーがわかり、登場人物の気持ちになって考えることができるようになります。想像力豊かな子供が、絵本の怖い話や残酷な話を怖がって、トイレに行けなくなったり一人で眠れなくなったりすると、怖い話は読まない方がいいのではと悩むこともあるかもしれません。

しかし、怖い話や残酷な話から子供が学び、感じることもあります。悪いことをすると自分に返ってくる、どうしてこの人はこんな酷いことをするのだろうなど、ストーリーから想像することで、子供の考える力は育っていきます。子供の成長を見ながら、読む時期を考慮し、偏らずにいろいろなストーリーの絵本を読んであげてくださいね。

絵本の読み聞かせを今日から始めましょう

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優しい子になってほしい、どんなときにも勇気を忘れないで強くいてほしい、本好きになってほしいなど、絵本を子供に読み聞かせてあげたい理由は、人それぞれです。特にそういった想いがない、というパパ・ママも絵本の読み聞かせは、前述のようにメリットばかりなので、是非検討してみてくださいね。絵本の読み聞かせは、妊娠中でも新生児からでもいつから始めてもいいものです。早速今日から始めてみてはいかがですか?

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