気温が低い季節に生まれてくる赤ちゃん。寒い思いをさせないよう、室内でどのように過ごしたらいいのか心配なパパは多いかもしれません。
今回は、11・12・1月生まれの赤ちゃんが快適に過ごせるように、暖房器具の使い方や寝具の注意点などをご紹介します。
赤ちゃんが快適に過ごせる冬の室温・湿度

赤ちゃんが過ごす部屋は、冬の場合は室温20〜23℃、湿度40〜60%が適していると言われています。
赤ちゃんは体温調節機能が未熟なため、外気温に影響されて体温が上がったり下がったりします。冬は暖房器具を上手に使い、部屋が寒くなりすぎないようにしましょう。
また風邪や感染症から赤ちゃんを守るために、部屋が乾燥しすぎないように心がけてくださいね。
室温と湿度を一定に保つには、温湿度計を使うと便利です。
暖房器具を使うときの注意点は?

赤ちゃんが過ごす部屋で暖房器具を使うときは、以下の点に気をつけましょう。
エアコンを使う際は加湿する
エアコンを長時間使用していると室内が乾燥します。エアコンを使用する際は、加湿器を併用して湿度が低くなりすぎないようにしてくださいね。
ただ加湿器は、定期的にフィルター交換が必要だったり、電気代がかかったりとデメリットもあります。加湿器を使用しない場合は、以下のような方法で室内の乾燥を防ぎましょう。
● 湿らせたタオルをハンガーにかける
● 室内に洗濯物を干す
● お湯を張ったボウルやコップを置く
● お風呂にお湯を張って浴室のドアを開けておく
床暖房を使用する際は床に直接寝かせない
床暖房を使っている場合は、低温やけどを防ぐために、赤ちゃんを床に直接寝かせないようにしましょう。
ストーブ・ヒーターには近づけすぎない
石油ストーブ・ファンヒーター・ハロゲンヒーターなどは、本体の表面が非常に熱くなるものが多く、触ると火傷をしてしまう危険があります。一定の距離を保つことも大切なので、必ず周りに柵やベビーゲートを設置しましょう。
また、ファンヒーターは、熱風が赤ちゃんに直接当たらないような位置に置くようにしましょう。
衣類と寝具は通気性のよいものをそろえよう

赤ちゃんは冬でもよく汗をかくので、通気性がよく蒸れにくい素材の肌着やベビー服を用意しましょう。フライスやガーゼ素材がおすすめですよ。
赤ちゃんは基礎体温が高いため、冬でもタオルケット1枚+掛け布団1枚、または綿毛布1枚+掛け布団1枚で十分です。寝汗で風邪をひかないように、通気性・吸湿性がよいものをそろえるといいですよ。
赤ちゃんが寝ているときに寒くないか心配になるかもしれませんが、布団をかけすぎると窒息の可能性があります。布団は軽いものを使い、多くても2枚までにとどめましょう。
基本の出産準備品の用意も忘れずに!

赤ちゃんの出産準備品は、季節に関係なく用意するものがたくさんあります。
基本的な出産準備品もなるべく早めにそろえて、赤ちゃんを迎える準備をしておけると安心ですね。
- 短肌着 4~5枚
- コンビ肌着 4~5枚
- ツーウェイオール 3~4枚
- 紙おむつ 1袋・おしりふき
- ベビー布団・シーツ・布団カバー・綿毛布やタオルケット
- 母乳パッド・授乳クッション
- 粉ミルク・哺乳瓶と乳首
- ベビーバス・ベビーソープ・沐浴布・ガーゼ・湯温計
- ベビー綿棒・ベビー用爪切り・スキンケア剤
- 哺乳瓶やおもちゃの消毒グッズ