運転音が静かで空気を汚さない暖房器具として、子育て世代に人気のオイルヒーター。
発熱部分のフィンの表面温度が他の暖房器具と比較すると低いので、やけどの心配が少なく、赤ちゃんがいる家庭でも安心して使うことができますよ。
今回はオイルヒーターの電気代やメリット・デメリットと選び方と、人気の商品を8点紹介します。
オイルヒーターって?メリットやデメリットは?
オイルヒーターは、本体内部に密閉された燃えにくい性質のオイルを、電気を使って暖める暖房器具。
温度が上昇したオイルがパイプ内を循環することで放熱します。ここではオイルヒーターのメリットとデメリットについて、ご紹介します。
オイルヒーターのメリット
● 運転音が静か
運転音がほとんどないので、リビングだけではなく寝室用としてもおすすめです。
● 空気が汚れない
風を出さないので、ホコリを舞い上げず、二酸化炭素も発しません。
● 乾燥知らず
温風を使わないので、肌や喉にやさしく快適です。
● メンテナンスいらず
熱を発生するオイルは本体内に密閉されているため、補充や交換の必要がありません。本体の表面の掃除だけでOKという手軽さです。
● やわらかい暖房効果
中のオイルが温まることによる放射熱を利用するので、じんわりやさしく暖まります。
● 安全性が高い
燃焼を伴わないこと、フィンもそれほど高温にはならないことから、やけどや火災の可能性が低いといえます。
オイルヒーターのデメリット
● 立ち上がりが遅い
放射熱を利用するので、暖まるまでに時間がかかります。
● 冷気や換気に弱い
じっくりと暖まるため、冷気に冷やされやすいです。
● 電気代が高い
大きな電力を使って長時間使用するため、節電機能がない場合は電気代がかさみます。
● 重量がある
オイルヒーターは10kg前後の重量があります。日常的に上下階へ移動させることには適していません。
オイルヒーターの電気代目安はどれくらい?
電気代は電力料金と使用時間で算定(電力料金単価×使用時間=電気代)され、現在の目安単価は、31円/kWh(税込)とされています。(※1)
例えば、消費電力1,000Wのオイルヒーターを家庭の電気代単価、31円/kWhで計算した場合、1時間あたり31円の電気代です。
そのため、このオイルヒーターを約1ヶ月間、毎日10時間運転し続けると、310円/日×30日=9,300円程の電気代の増加が見込まれます。
部屋の広さによっても異なりますが、オイルヒーターは連続運転することで部屋全体に暖かさが広がり、過ごしやすい環境になるので、その分だけ電気代がかさむといえます。
温度調節機能やタイマーを内蔵した多機能なオイルヒーターなら、電気代の削減が可能です。
オイルヒーターの上手な選び方は?
部屋の広さより適応畳数が少し広いとベター
オイルヒーターは他の暖房器具と比べて暖めるのに時間がかかりますが、一度暖まってしまえば冷めにくい性質があります。実際に使う部屋よりも広い部屋を暖めるタイプを選ぶと、早く暖まりますよ。たとえば6畳の部屋で使う場合は、6畳用ではなく8~10畳用を選ぶといいでしょう。
デザイン
オイルヒーターの種類は年々増えています。デザインもベーシックなタイプのものから、レトロなものまでいろいろ。大きくて目につきやすい電化製品なので、好みのデザインを選びましょう。
フィンの枚数・形
フィンの形や枚数で熱を発する面積が変わり、暖まる速度が変わります。一般的に、フィンの数は多いほど即暖性能、余熱性能が高くなります。
必要な機能を決める
節電対策ができるタイマーやサーモスタッド、送風など、機能はさまざまです。どんな機能が必要なのかよく吟味しながら選んでみてくださいね。
デロンギで人気モデルのオイルヒーター
1. デロンギ ベルカルド オイルヒーター RHJ75V0915
13畳まで対応している、デロンギのオイルヒーターです。表面温度の平均は、やけどをしにくい60度を実現。赤ちゃんのいる家庭にはなによりもうれしい機能ですね。
リモコン付きなのも◎なポイントです。
- 税込価格
- 41,500円
2. デロンギ ヴェルティカルド オイルヒーター RHJ21F0812
インテリアになじみやすいモダンなデザインのオイルヒーター。操作はシンプルなダイヤル式で直感的な操作ができて使いやすいですよ。
設定温度を保ちながら自動的に電源をON/OFFしてくれるタイマー付きで、余分な消費電力を抑えてくれます。
- 税込価格
- 22,800円
3. デロンギ ユニカルド オイルヒーター RHJ65L0915
出典: www.shop-casa-delonghi.com直接フィンに手が触れないよう、すきまのない本体デザインが特長のオイルヒーター。本体の平均表面温度が60度ほどで、やけどの心配も少ないですよ。
小さな子どもがいる家庭にうれしいチャイルドロック機能もあるので、安心です。
- 税込価格
- 38,000円
4. デロンギ ミニオイルヒーター RHJ01A0505
卵型のデザインが珍しい、デロンギのコンパクトモデルです。小さなボディーでも、平均表面温度は70度とパワフル。
持ち運びしやすいので脱衣所やキッチン、足下に置くなど、場所を選ばずに使えます。
- 税込価格
- 17,500円
デザインにもこだわりたいオイルヒーター
5. アイリスオーヤマ ウェーブ型オイルヒーター メカ式 タオルハンガー付 IWHH-1212D
出典: www.irisplaza.co.jpウェーブ状のフィンが印象的なオイルヒーター。従来のモデルよりもフィンの枚数を増やすことで、より早く部屋を暖められます。タオルハンガー付きで、洗濯したタオルやハンカチなども素早く乾かせますよ。
ヒーターの強さは3段階、温度調節はダイヤル式で簡単操作が可能です。
- 税込価格
- 14,000円
6. ユーレックス オイルヒーター LFX8BH-IW
出典: oilheater.eureks.co.jpインテリアに自然となじむ、シンプルなデザインが魅力のオイルヒーター。1時間ごとに温度設定が可能なタイマー付きです。
帰宅する時間に合わせて温度を設定したり、寝る時間に合わせて電源をオフにしたりできますよ。
- 税込価格
- 22,750円
7. モダンデコ オイルヒーター タイマー機能 リモコン付き
無駄のないデザインが人気のオイルヒーター。グレーやホワイトのほかに木目調もあり、インテリアに合わせて選べる豊富なカラーがポイントです。
移動にラクなキャスターは伸縮式。収納時は縮めて省スペースに、ヒーター使用時は伸ばして転倒を防ぐことができますよ。
- 税込価格
- 14,999円~
コストパフォーマンスの高いオイルヒーターも人気!
8. アイリスオーヤマ オイルヒーター POH-1210KS-W
出典: www.irisplaza.co.jpリーズナブルな価格がうれしい、アイリスオーヤマのオイルヒーター。和室は5畳、洋室は8畳まで対応しています。
ヒーターの強さと温度調節は簡単に操作できるシンプルなダイヤル式で、初めてオイルヒーターを使う方にもおすすめ。
- 税込価格
- 8,740円
オイルヒーターで部屋をやさしく暖めよう
初めて赤ちゃんが冬を迎える家庭では、「きれいな空気」「安全」「やさしい暖かさ」を叶えたいと思うのがママ・パパの本音。そんな希望に応えるのがオイルヒーターです。記事を参考に、各家庭にぴったりの1台を選んでくださいね。
以下では、暖房器具と合わせてチェックしたい加湿器について紹介しています。こちらも参考にチェック!
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