赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がって、泣いたりぐずったりすることもあるのではないでしょうか。特に車を頻繁に使うママやパパは、どうしたら嫌がらずに乗ってくれるかと悩んでしまいますよね。
そこで今回は、赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる・泣く場合の原因や対処法、乗せ方のコツなどをご紹介します。
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がる理由は?
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がるときは、主に以下のような理由が考えられます。
チャイルドシートが不快
チャイルドシートに乗ってベルトを締められて自由に動くことができない状態が不快で、泣く・ぐずる赤ちゃんは多いようです。
バウンサーやハイローチェアに比べて、ずっと同じ姿勢でいなくてはいけないことや、窮屈に感じることも理由にあげられます。
また、チャイルドシートが正しく設置できていなかったり、座らせ方やベルトの締め方が間違っていたりすると、赤ちゃんは不快に感じてしまいます。
ママやパパが見えなくて不安
赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるときは、シートを後部座席に後ろ向きに設置することが推奨されています(※1,2,3)。
チャイルドシートに座っている赤ちゃんはママやパパが見えないと、不安になって泣いたりぐずったりすることがあります。
車内の温度やにおいが嫌
チャイルドシート自体が嫌なのではなく、暑い・寒い、においがするなど、車内の環境に反応して泣いたりぐずったりする赤ちゃんもいます。
チャイルドシートを嫌がるときの対策や乗せ方のコツは?
赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がるときは、以下のような対策を試してみるといいでしょう。
シートが正しく設置されているか確認する
チャイルドシートを正しく設置することは、赤ちゃんが嫌がる原因を解消するだけでなく安全面からも重要です。
車の座面にシートベルトでしっかり固定されているか、シートの背もたれの角度は45度になっているかなど、入念にチェックしましょう(※2)。
乗っているうちに固定したシートがずれてくる場合もあるので、定期的にチェックしてくださいね。
赤ちゃんの乗せ方を見直す
赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるとき、つい慌てて浅く座らせていたり、ベルトがねじれていたりすることがあるかもしれません。
チャイルドシートの取扱説明書に沿って、正しい乗せ方をしましょう。ベルトがきつすぎないか、緩すぎないかも確認して、必要に応じて調整してくださいね。
安全・安心であることを伝える
チャイルドシートに乗せた途端に泣いたりぐずったりしたときは、一度シートからおろして抱っこして「怖くないよ」「大丈夫だよ」と伝えましょう。
まだ言葉がわからなくても、チャイルドシートは安全で安心できる場所ということが赤ちゃんに少しでも伝われば、嫌がらなくなるかもしれません。
お気に入りのおもちゃを持たせたり音楽をかけたりすると、安心する赤ちゃんも多いですよ。
車内の環境を整える
後部座席で後ろ向きに座っている赤ちゃんには、車のエアコンが効きすぎてしまう可能性があります。
特に赤ちゃんは大人より暑がりなのです。チャイルドシートに乗せるときは、外で過ごすより少し薄手の服装にして、赤ちゃんが泣いたりぐずったりしたらブランケットや毛布で調節して様子をみてみましょう。
夏場はサンシェードをつけて直射日光があたるのを防ぐことも大切です。
においが理由で嫌がっていると考えられる場合は、消臭剤を置いたり、こまめに換気したりして対策をしてくださいね。
チャイルドシートで嫌がる・泣くときに役立つグッズは?
赤ちゃんをチャイルドシートに乗せるときの便利グッズもたくさん販売されています。「あらゆる対策を試したけど嫌がって泣いてしまう…」という場合は、ぜひ以下のようなものを試してみてください。
● ママやパパの顔が見えるミラー
● チャイルドシート用の保冷・保温シート
● チャイルドシートカバー(チャイルドシートが高温になるのを防ぐ)
● チャイルドシートに取り付けられるおもちゃ(ハンドルやメリーなど)など
特に長距離移動をするときは、グッズを用意しておくと安心ですよ。
チャイルドシートを嫌がるときは理由を探って適切な対策を
車で出かけるたびに赤ちゃんがチャイルドシートを嫌がると、外出が億劫になってしまうこともあるかもしれません。しかし、赤ちゃんが嫌がるのには何かしらの理由があるはずです。今回ご紹介した内容を参考に、まずはその理由を探ってみましょう。
いろいろな対策法やグッズを試したり車に乗る回数を重ねたりしながら、赤ちゃんが少しずつドライブを楽しんでくれるようになるといいですね。