赤ちゃんの肌はとても敏感。肌トラブルを防ぐためにも、冬は乾燥対策が欠かせません。
そこで今回は、乾燥から赤ちゃんの肌を守るための冬の保湿剤の選び方や塗り方、保湿のタイミングをご紹介します。
冬の赤ちゃんの肌に保湿が大切な理由は?
赤ちゃんの肌は大人の肌よりも薄く、水分を溜めておくことができません。
新生児の頃は過剰に分泌されている皮脂が赤ちゃんを守っていますが、生後2〜3ヶ月頃になると皮脂の分泌がおさまり始め、肌が乾燥しやすくなってしまいます。
肌は乾燥すると外部からの刺激を受けやすくなる特徴があり、乾燥がきっかけでアトピーや乾燥性湿疹などの肌トラブルが起きてしまうこともあります。
そのため乾燥が特に激しい冬場は、肌に潤いを与えて保護するためにしっかり保湿をおこない、赤ちゃんを肌トラブルから守ることが大切なのです。
冬におすすめの赤ちゃんの保湿剤は?
冬におすすめの赤ちゃんの保湿剤は、以下の通りです。
乳液タイプのローション
一般的に、ローションは化粧水タイプと乳液タイプに分かれます。
化粧水タイプのローションは、水分が多くサラサラとしており、肌に潤いを与える効果があります。
一方、乳液タイプのローションは水分と油分がバランスよく含まれており、とろみのある手触りをしているのが特徴。
肌に潤いを与えながら水分の蒸発も防いでくれて、乾燥しやすい冬に重宝する保湿剤です。
ポンプ式のものが多く、肌の上でしっかりと伸びるテクスチャーなので、広範囲にラクに塗ることができるのもメリットですよ。
クリーム
クリームには肌を保護する役割を持つ油分が多く含まれていて、乳液タイプのローションよりベタっとした肌触りをしています。
肌にしっかりと蓋をして水分の蒸発を防いでくれるため、高い保湿力を持ちます。
二つを比べると、乳液タイプのローションは肌の状態や部位にかかわらず塗りやすく、多くの赤ちゃんの肌に馴染みやすいという特徴があります。クリームはローションよりやや保湿力が高いため、特に肌がカサカサで乾燥しやすい赤ちゃんにおすすめです。
どちらも冬に適した保湿剤なので、赤ちゃんに合わせて選んであげてくださいね。
特に入念に保湿したい場合は、ローションとクリームを重ね塗りをしたり、ワセリンを上から塗ったりするのもおすすめです。
冬の保湿のタイミングは?
赤ちゃんの肌トラブルを防ぐために、冬は1日2〜3回保湿を行いましょう。以下のタイミングがおすすめですよ。
起床後
寝ている間に肌が乾燥しているかもしれません。着替えをするタイミングでチェックをし、赤ちゃんの肌がかさついていたら保湿剤を塗ってあげましょう。
お出かけ前
外出中、肌は外からたくさんの刺激を受けます。保湿剤を塗ってからお出かけをすると、刺激から肌を守ってあげられますよ。
お風呂上がり
お風呂上がりの肌は皮脂が少なく、一日の中で一番乾燥しやすい状態です。赤ちゃんをタオルで拭いたあとは、なるべく5分以内に保湿するようにしましょう。
冬の保湿剤の正しい塗り方は?
赤ちゃんの肌は、顔も体も保湿剤で入念に保湿してあげましょう。
顔に塗る際は、保湿剤を指の腹に取り、おでこ、頬、あごなどに点々と乗せてから広げていきます。目、鼻、口、耳の周りにもしっかりと塗ってあげましょう。
体も同様に、保湿剤を点々とつけ満遍なく広げます。ひじ、ひざ、かかとなど特に乾燥の気になる部位には重ね塗りをするとよいでしょう。
肌をこすらないよう、手のひらを使って優しく伸ばしてあげてください。
保湿剤を塗った赤ちゃんの肌にティッシュが1枚つくくらいを目安に、たっぷり塗って大丈夫ですよ。
正しい保湿で、冬の乾燥から赤ちゃんの肌を守ろう!
スキンケアは、赤ちゃんとママパパが直接触れ合う大切なコミュニケーションの時間でもあります。たくさん話しかけながら保湿剤を塗ってあげることで、赤ちゃんも安心できますよ。
冬の乾燥から赤ちゃんの肌を守るためにも、赤ちゃんに合った保湿剤選びと、こまめな保湿を心がけてくださいね。