筋肉や骨、血液などを作るために必要な栄養素のひとつが、たんぱく質。特に、牛・豚・鶏などの肉類は、良質なたんぱく質に加え、鉄分やビタミンなども含まれている栄養満点の食材です。
成長著しい幼児期の食事にも積極的に取り入れたい食材ですが、お肉のかたさやパサパサした食感が苦手という子も少なくありません。
そこで今回は、やわらか食感で子どもが食べやすい、肉を使った幼児食レシピ6品を紹介します。
やわらか食感で食べやすい!
お肉がメインの幼児食レシピ
ライスソーセージ
材料
- 1玉ねぎはみじん切りにし、耐熱容器に入れる。 水小さじ1(分量外)をふってラップをかけ、電子レンジで約30秒加熱し、冷ます。
- 21に残りすべての材料を加えてよく混ぜ、ラップで棒状に包んで両端を軽くねじる。
- 3耐熱皿にのせ、電子レンジで1分半加熱し、食べやすい大きさに切る。※加熱しすぎるとかたくなるため注意。
野菜入りチキンナゲット
材料
- 1れんこん、玉ねぎ、にんじんはすりおろしてポリ袋に入れ、鶏ひき肉、Aを加えて袋をもんでよく混ぜる。2×3cmの小判形に丸める。
- 2フライパンに高さ1cmのサラダ油を入れて温める。箸を入れて泡が出るくらい(中温)になったら1を入れ、裏返しながらきつね色になるまで揚げる。紙の上に取り、余分な油をきる。好みでケチャップを少量添える。
ぺたんこギョーザ
材料
- 1キャベツはゆでてみじん切りにし、水気を絞る。ニラもみじん切りにする。
- 2豚ひき肉に1と片栗粉、塩、しょうゆを合わせてよく混ぜ、3等分してギョーザの皮にのせる。端に水をぬって半分に折り、ひだを寄せずに合わせ、中央を指でつまんでリボン状にする。
- 3フライパンにごま油を熱し、2を並べる。底に薄く焼き色がついたら湯を加え、ふたをして蒸し焼きにする。ふたを取り、水分を飛ばして底をカリッと仕上げる。
野菜ときのこの肉巻きソテー
材料
- 1にんじんは5mm角×8cm長さに切り、さやいんげんは両端を切り落としてゆでる。えのきだけはほぐす。
- 2ラップの上に牛もも薄切り肉を広げ、塩をふり、片栗粉を茶こしで 全体にふりかける。1を芯にして巻く。
- 3フライパンにサラダ油を熱し、2の巻き終わりを下にして焼く。転がしながら全面を焼き、Aを混ぜて加え、全体にからめて火を止める。食べやすい大きさに切る。
ほうれんそうの肉団子甘酢あん
材料
- 1ほうれんそうは沸騰した湯でやわらかくゆで、水にさらして絞り、みじん切りにする。
- 2ポリ袋にパン粉と牛乳、塩を混ぜ、豚ひき肉、1のほうれんそうの水気を絞って加え、よく混ぜる。
- 3フライパンにサラダ油を熱し、2を5等分して丸め、並べる。転がしながら焼き、混ぜ合わせたAを回し入れ、とろみがつくまで混ぜながら煮る。
野菜入り肉みそうどん
材料
- 1なす、ピーマン、長ねぎはみじん切りにする。
- 2フライパンにごま油とにんにく、しょうがのみじん切りを入れて熱し、ひき肉を炒める。色が変わったら1を加え、水を入れて煮る。Aを混ぜ、水溶き片栗粉でとろみをつける。
- 3ゆでうどんは食べやすい長さに切り、やわらかくゆでる。水にさらしてザルにあげ、器に盛って2をかける。
よく噛んで食べる習慣をつけよう!
しっかりと噛んで食べることは、歯やあごの発達をはじめ、食べたものをしっかりと消化するために大切なことです。食材が固過ぎたり、大きすぎたりすると食べにくく、咀しゃく不足の原因のひとつにもなります。
子どもの食べやすいように調理をし、「カミカミしてからごっくんしよう」などと声をかけて、噛む習慣をしっかり身につけてくださいね。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)