子どもが1歳半を過ぎて幼児食に進むと、これまでより食事の量やメニュー数が増えていきます。その一方で、1歳過ぎを目安に仕事に復帰するママが多かったり、子どもがイヤイヤ期で対応に疲れたりと、なかなか食事の用意をするのも大変な時期。
そこで今回は、1品約5分で手軽に作れる、幼児食レシピを紹介します。調理の工夫で、手間を減らしてみてくださいね。
幼児食作りを時短する方法
幼児食作りにかける時間を短くする方法はいくつかあります。
調理時間が短いメニューを選ぶ
工程が少ない・加熱する時間が短い・まとめて調理しやすいメニューなら、1品にかける調理時間が短くて済みます。
電子レンジやトースターなどを使う
電子レンジやトースターなどを使う際、耐熱容器を使った調理になるので、あとで大きな鍋などを洗う手間が省けるのもポイントです。
また、食材を加熱している時間に子どもと接したり、ちょっとした他の家事をするなど、調理のスキマ時間を有効活用することもできますよ。
1品約5分でできる幼児食レシピ
ここからは、上記の方法を踏まえたうえで、1品約5分で作れる幼児食のレシピを紹介します。
かぼちゃとさつまいもとりんごのサラダ
材料
- 1かぼちゃとさつまいもは1cmの角切りにし、ゆでるか電子レンジでやわらかくなるまで加熱する。りんごは薄いいちょう切りにし、レーズンとともに耐熱皿に入れて水小さじ1(分量外)をふり、電子レンジで約30秒加熱する
- 2Aを混ぜ、1を和える。あればパセリのみじん切りをふる
きな粉トーストスティック
材料
- 1室温でやわらかくしたバターを食パンにぬり、砂糖を混ぜたきな粉をふりかける
- 21を2cm幅の棒状に切り、オーブントースターで軽く色づくまで焼く
ライスソーセージ
材料
- 1玉ねぎはみじん切りにし、耐熱容器に入れる。水小さじ1(分量外)をふってラップをかけ、電子レンジで約30秒加熱し、冷ます
- 21に残りすべての材料を加えてよく混ぜ、ラップで棒状に包んで両端を軽くねじる
- 3耐熱皿にのせ、電子レンジで1分半加熱し、食べやすい大きさに切る ※加熱しすぎるとかたくなるため注意
野菜のシラス煮
材料
- 1大根、にんじんは1cm厚さのいちょう切りや棒状にする。ブロッコリーは1.5cm大の小房に分ける
- 2鍋に水とだし昆布を入れ、大根とにんじんを入れてふたをしてやわらかくなるまで煮る。ブロッコリーとシラス、しょうゆを加えてさらに煮る
手軽に作れるメニューで時間を有効活用!
幼児食に移行すると大人とほぼ同じものが食べられるようになるので、家族分をまとめて作り、子ども用に取り分けるのもおすすめです。幼児食期の子どもは、まだ味付けは薄めの方が良いので、ベースを薄味で作って取り分け、後から大人用に調味料を足してみましょう。
わざわざ子ども用と分けて作る手間がなく、洗い物の量も抑えることができます。早めに片付けが終わる分、子共と向き合う時間が増やせたり、休む時間が作れたりもします。上手に手間を省いて、時間を有効活用してくださいね。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)