男の子の赤ちゃんのお世話をしていると、「むきむき体操」という言葉を聞いたことはありますか。言葉自体は知らなくても、赤ちゃんの性器のケアについて悩んでいるかもしれませんね。
そこで今回は、むきむき体操はするべきなのかや、男の子の赤ちゃんは皮をむく必要があるのかについてご説明します。
むきむき体操とは?する必要はある?
むきむき体操とは、男の子の赤ちゃんの性器を清潔に保つことを主な目的とした、性器の皮をむく体操(動作)のことです。
泌尿器科の医師が提唱したことで一時期話題になりましたが、ネットでは専門家の間でも賛否が分かれています。
基本的に、乳幼児期の赤ちゃんに対して、むきむき体操を行う必要はありません。
新生児の赤ちゃんは、性器の亀頭が皮に覆われている「包茎」の状態で生まれ、皮と亀頭がくっついているのが正常です。
いつ皮がむけるようになるかは人それぞれで、皮がむける準備ができていない状態でむこうとすると、亀頭を傷つけたり、皮が戻らなくなってしまったりするおそれがあるとされています。
赤ちゃんの時期は無理に皮をむいて洗う必要はないので、入浴の際は性器のつけ根や陰嚢のしわなどを優しく洗うようにしてあげてくださいね。
男の子の赤ちゃんの性器は皮をむく必要はある?
日本人の陰茎の変化についての調査によると、亀頭がほぼ露出する割合は、生後6ヶ月未満で5%以下、3〜4歳で約半数、11〜15歳で7割を超えるとされています(※1)。
発達の過程で自然と皮がむけるようになるケースがほとんどで、尿路感染を起こしやすいということもないので、心配しすぎる必要はありません。
ただ自然と皮がむけるようになってからは、炎症を防ぐため、無理のない範囲で皮を下げて優しく洗い、終わったらきちんと皮を戻すようにしましょう。
自分で性器を清潔に保てるよう、幼児期になったら洗い方を教えてあげてくださいね。
心配なことがある場合は、かかりつけの小児科で一度相談してみてください。
赤ちゃんの性器のケアは無理せず行おう
男の子のママやパパであれば、赤ちゃんの性器のケアで悩むこともあるかもしれませんが、無理のない範囲で優しくケアをしていれば問題はありません。
あまり心配しすぎず、リラックスして赤ちゃんとのお風呂タイムを楽しんでくださいね。