里帰り出産でお礼は必要?生活費は?金額相場や渡すタイミングは?

里帰り出産は実母や実父が側にいるという環境から、これから出産を迎えるママにとっては心強いものですよね。しかし、滞在期間が長く、食事の準備や赤ちゃんのお世話のサポートなどもしてもらうことになるため、お礼や生活費をどれくらい渡したらいいのか気になっている人も多いのではないでしょうか。

そこで今回は、里帰り出産で親に渡すお礼について、そもそも必要なのかや金額の相場、渡すタイミングなどをご紹介します。

里帰り出産は実家にどれくらい滞在するの?

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里帰り出産とは、出産のためにママが実家に一時的に戻り、実家近くの病院で出産することです。

個人差はありますが、妊娠32〜34週以降の妊婦健診からは帰省先の分娩予約をしている病院で受けるように指示されることが多いため、遅くともそれまでには実家に戻ります。

産後は出産した病院で1ヶ月健診を行うことがほとんどなので、短くても2ヶ月ほどは実家に滞在する人が多く、3~4ヶ月滞在するママもいます。

里帰り出産をするときは、滞在中の部屋を確保してもらえるか、兄弟姉妹が同居しているのであれば都合はどうか、上の子と一緒に滞在する場合は入院時のお世話をお願いできるかなど、事前に確認をすることが大切です。

里帰り出産のお礼は必要なの?

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里帰り出産での実家へのお礼について、絶対に渡さなくてはいけないというルールはありませんが、普段の帰省とは違うことを考慮したうえで決めましょう。

出産のための里帰りでは、滞在期間が長くなるため、食費や光熱費がかかります。また、病院への送迎や赤ちゃんのお世話、食事作りや洗濯など、なにかと家族に頼る機会が多くなり、体力的に負担もかけてしまいます。

実の娘であるとはいえ、結婚して世帯を築いた別世帯の人となるので、きちんとお礼をするのがマナーといえます。

ただし、里帰りの滞在期間や、どこまで実母や実父にお世話になるか、親との関係性などによってお礼が必要かどうかの判断基準は変わってくるので、パパとよく相談したうえで決めるようにしましょう。

里帰り出産のお礼には生活費も含めるの?

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里帰り出産のお礼は、滞在中の生活費を含めて渡す人もいれば、生活費とお礼を別々に渡す人もいます。

生活費の明確な金額がわかりにくいときは、生活費を含めて多めにお礼を渡すといいでしょう。

毎日の食費や滞在期間が明確な場合や、お礼はお金ではなく品物を渡したいという場合などは、別々に渡すといいですね。

なかには、里帰り前に「お礼はいらないからね」「滞在期間が短いから食費や生活費は気にしなくていいよ」などと親から言ってくることもあるかもしれません。

そういった場合は、生活費だけはきっちり渡す、お礼としてお金ではなく品物で渡す、など親が受け取りやすいようにパパとも相談して決めるようにしましょう。

里帰り出産のお礼の金額相場は?

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里帰り出産のお礼の金額にも決まりはありませんが、一般的な相場として滞在期間別に以下を参考にしてみてください。

● 1ヶ月:20,000~30,000円
● 2ヶ月:50,000~60,000円
● 3ヶ月:60,000~90,000円

ただし、地域や親子間での常識や価値観、世帯の経済状況などによって金額は異なります。

上の子も連れて里帰りする場合は、上の子の年齢や滞在期間などにもよりますが、1ヶ月あたり5,000〜10,000円ほどを加えて渡すこともあります。

細かい数字で渡されると事務的な感じがしてしまうため、切りの良い金額がマナーといわれています。5万円や10万円単位で渡す方がいいかもしれませんね。

里帰り出産のお礼を渡すタイミングは?パパが渡すの?

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里帰り出産のお礼を渡すタイミングは、里帰りをした初日がいいでしょう。

実家の親は、これから始まる娘や孫との同居生活中の生活費などに不安を感じず過ごすことができ、お礼を用意してくれたという想いが伝わることで気持ちよく協力することができるものです。

なかには、娘から直接お金をもらうことに抵抗を示す親もいるので、パパから渡してもらうのもいいかもしれません。

「妻と生まれてくる赤ちゃんをよろしくお願いします」など一言添えると、誠意として受け取ってくれるでしょう。

それでも受け取りを断られてしまった場合は、赤ちゃんが生まれた後や里帰りを終えて自宅に帰るタイミングで再度渡してみてくださいね。

また、お礼のお金は現金そのままや茶封筒に入れた状態で渡すのは避け、のし袋や白い封筒などに入れて渡すこともポイントです。

里帰り出産のお礼は品物でもいいの?

プレゼント 箱

里帰り出産のお礼をお金で渡すのに抵抗がある場合や、実家の親にお金を受け取ることを断られてしまった場合は、品物でお礼をするのもおすすめです。

親が以前から欲しがっていたものや、孫が誕生する記念になりそうなものをはじめ、定番の菓子折りやお取り寄せの食材、普段あまり食べない高級な食べものや飲みものなどもいいですね。

出産前にレストランで一緒に食事をしたり、里帰りが終わったら親だけで旅行に行ってもらうように手配をしたりと、お金や品物以外の形でお礼をする人もいるようですよ。

里帰り出産は感謝の気持ちが大切

里帰り出産のお礼は、お金や品物を渡すことで感謝の気持ちを示すことももちろん大切ですが、「しばらくお世話になります」や「ありがとうございました」といった言葉を忘れずに伝えることが、親とって一番嬉しいはずです。お礼に手紙を添えて気持ちを伝えるのも、おすすめですよ。

ママやパパ、実家の親にとってベストな方法やタイミングでお礼をして、赤ちゃんの誕生や成長の喜びを一緒に感じながらすてきな里帰り出産ができるといいですね。

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