保育園に通うようになると、園と家庭の様子を共有するための連絡帳が配られます。一緒にいないときの子供の様子を知ることができて、連絡帳を見るのが降園後の楽しみというママもいますよ。しかし、家庭の記入欄に何を書けば良いのかと悩むママも少なくありません。今回は、保育園の連絡帳の内容をはじめ、家庭での様子の書き方についてご紹介します。
保育園の連絡帳の内容は?
保育園で配られる連絡帳は、先生が子供の保育の参考にすること、そしてママやパパが子供の園生活を把握することを目的として活用されます。
保育園によっては、離乳食やトイレトレーニングなど成長が著しい時期だけ連絡帳を使い、4~5歳クラスになると連絡帳を使わなくなる園もあります。
保育園の連絡帳には、主に以下の項目があります。
・朝の体温
・排泄の状況(便の回数、硬さ・柔らかさなど)
・朝の様子(良い・普通・悪い)
・睡眠時間(前日の就寝時間、睡眠・起床時間など)
・夕食、朝食の内容
・ミルク、授乳の時間
・自由欄(家庭での様子)
・先生からのコメント
使用する連絡帳によっては、上記の項目が全て表記されているものもあれば、必要な情報だけを記入するものもあります。
また、1日がタイムテーブルのようになっていて、家庭での食事、ミルクや授乳の時間、排泄のタイミングや状態を、該当する時間のところに記入するといったものもあります。
保育園の連絡帳の書き方やコツは?
保育園の連絡帳で、ママたちが特に悩むのが「家庭での様子」の欄です。自由欄と書かれていることもあります。
基本的には、普段と変化があったときに先生に園で留意しておいてほしいことや、自宅で様子を見ていて気になったことなどを先生に伝えます。
特筆するようなことがない場合は、家庭での何気ない様子やその感想を書いてみるのもいいですね。少しの変化でも、先生とのコミュニケーションに繋がったり、園で変化があったときの参考になったりすることもあります。
保育園の連絡帳のの以下の内容を参考にしてみてください。
・最近お気に入りの遊びや歌、絵本
・夕飯までにしていた遊び
・お風呂に入っているときの様子
・食事で食べられたもの、残したもの
・トイレトレーニングで進んだこと
・保育園での出来事を報告してくれたこと
・体の変化で気になること
・食事の仕方で気になること
自由欄の書き方例
「お友達の●●ちゃんとの遊びをよく話してくれます。保育園生活に慣れてきているようで安心しました」
「節分の歌を繰り返し歌っています。今日保育園で習ったのでしょうか?とても楽しそうです」
「ここのところ●●(キャラクター)が好きなようで、テレビのCMで流れると反応しています。周りの子は●●が好きなようなので、これも個性なのかなと感じています」
「もうほとんどの食材を食べられますが、まだ少しトマトが苦手なようです。日によっては口から出してしまうのですが、保育園ではどうでしょうか?」
「昨日、保育園から帰る途中に転んで足をすりむいています。痛がる様子はありませんが、傷を気にしているようなので、保育園でも少し様子を見ていただきたいです」
「虫に刺されてしまい、かゆそうにしています。今朝、軟膏を塗っています」
保育園の連絡帳を登園初日に書くときは?
保育園の連絡帳は、入園前の顔合わせのときに配布されることがほとんどです。登園初日にも連絡帳を書きますが、初めてだと何を書けばいいのかわかりませんよね。
登園初日の場合は、入園の手続き時に伝えていることでも、留意しておいてほしい内容を書いておくのもおすすめです。基本的には、子供の性格が分かる自己紹介のような内容で書いてみましょう。
登園初日の連絡帳の記入例
「●●(名前)と申します。本日からお世話になります。別の書類にも記載しましたが、卵アレルギーの傾向があります。そのほかは特にありません。よろしくお願いします」
「●●(名前)の母です。今日からよろしくお願いします。外でお散歩するのがとても好きな子です。まだ歩行は安定していませんが、外でも歩けるようになったら、たくさん遊ばせてあげてください」
「●●(名前)です。まだ寝ていることが多いですが、起きているときは話しかけられることが好きなようで、笑顔を見せてくれます。気がついたら、少し話しかけていただけると嬉しいです」
保育園の連絡帳は先生と情報を共有する場所
あまりにも忙しく時間がないときは、何も書かない、3日に1度だけ書くという家庭もあります。それでも、先生からのお知らせがあったときは、できる範囲で「確認しました」と、反応するといいですね。
なかには、育児日記を兼ねた使い方をする家庭もあります。1冊終わるごとに連絡帳がもらえるので、思い出として残しておくと、「この時期はこれが好きだったな」と見返すこともできますよ。