小学2年生で習う国語の内容は?どんな問題があるの?教えるコツは?

小学校に入学して、1年が経ちました。保育園や幼稚園に通っていたときとは違う生活のスケジュールや、学校での勉強に、子供たちは慣れてきたでしょうか?日常生活やほかの教科の勉強にも欠かせない「国語」の学習を、低学年のうちに好きになれると良いですよね。今回は、小学2年生で習う国語について、学習内容やよく出される問題、パパやママが家で子供に教えるときのコツをご紹介します。

小学2年生の国語の学習内容は?

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小学1年生のうちは、ひらがな・カタカナ・漢字と、3種類の文字を覚えました。

小学2年生になると、ひらがな・カタカナは読み書きできるのが前提で、漢字の学習は1年生の倍の160字を学習します(※1,2)。「生き物」「色」「動作」など、テーマごとに関連付けて漢字を覚えるなど、1年生のときよりも工夫が必要となります。

2年生になると、文字を正しく使い分けて文を作るだけではなく、主語・述語の関係に注意して文を書く意識も求められます(※1)。また、「紹介したいことを文章に書き、友達に紹介する」など、「書く」ことと「話す」ことのつながりがより密になるようです。

「読む」場面では、文章の内容と自分の経験を結びつけ、自分の考えをまとめて発表しあったりします。昔話や神話・伝承など、伝統的な言語文化に触れる機会も増えるので、幅広いタイプの文章に慣れることがカギといえそうです(※1)。

小学2年生の国語はどんな問題が出るの?

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それでは、小学2年生の国語の教科書やドリル、テストでは、どのような問題が出されるのでしょうか?出版社によって違いはありますが、ここではよく見られる問題をいくつかご紹介します。

文字の読み書き

● ひらがな・カタカナ・漢字の書き分け
● 1年生で習った漢字の復習(読み書き、書き順)
● 2年生で習う漢字の読み書き

自分の考えを文章にまとめる

● 主語・述語・句点・文末表現を正しく使う
● 構成に気をつけて身近なものをわかりやすく説明する
● 経験したことがいきいきと伝わる文章を書く
● 伝えたいことを簡単な手紙に書く

文章を読み解く

● 説明的な文章を読んで、時間や事柄の順序を答える
● 文学的な文章を読んで、登場人物の行動の理由や心情を答える
● 文章を読んで、大事な言葉や文を書き抜く

小学2年生の国語を家で教えるコツは?

パパやママは、子供がきちんと学校の授業についていけているか気になったり、わからないところはフォローしてあげたいと思ったりしますよね。

小学校では、基本的に学習指導要領に沿って授業が進められており、小学2年生の学習目標もその指導要領で示されています(※3)。この学習目標をパパやママが把握しておくと、子供の国語の宿題を見てあげるときにアドバイスしやすいですよ。

以下で、「話すこと・聞くこと」「書くこと」「読むこと」の3領域について、学習指導要領に書かれた学習目標を参考に、子供への教え方や接し方のコツをご紹介します。

話すこと・聞くこと

● 学校で友達としたこと・話したことを、積極的に話すよう促す
● 会話をしているとき、子供が集中して聞けているかどうか見る
● 最近の出来事について、親子で考えを話し合う

書くこと

● ひらがな・カタカナ・漢字を混ぜて文を書く練習をする
● 漢字の書き順や「とめ・はね・はらい」に気をつけて書き取る
● 自分で書いた文章を、読み返して間違いを直す習慣をつける
● 親子で手紙や日記のやりとりをする

読むこと

● 教科書や本の文章を、繰り返し音読する
● 様々なジャンルの本を、親子で一緒に読んでみる
● 絵本の読み聞かせをし、登場人物の心情を子供に考えさせる

小学2年生で国語の楽しさに触れましょう

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小学1年生のときは、「話す・聞く・読む・書く」という活動を展開するための、基礎的な部分を学びました。2年生になると、その4領域がより密に関係しあうようになり、「自分の考えや思いを、相手に伝わるように書く・話す」というコミュニケーションが重視されるようになります。

自分が経験したことや感じたことを、できるだけ正確にアウトプットするためには、状況や感情を表現するための言葉をたくさんインプットしていくことが不可欠です。

学校の授業だけでなく、家族や友達との会話、読書など、日常生活の中でも豊かな言葉や表現を吸収することはできます。また、「あなたはどう思う?」とパパやママから子供に質問を投げかけることで、インプットとアウトプットのサイクルができていきますよ。

「国語って面白い!」と小学校低学年のうちに思ってもらえるように、家庭でもさりげなくフォローしてあげてくださいね。

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