小学校のプールの準備に「ラッシュガード」と書かれていることがありますが、「実際にみんな着るの?」と、購入に迷うこともありますよね。
そこで今回は、小学校のプールでのラッシュガードの使用について、ママ・パパのリアルな声や、効果、選び方などを紹介します。
小学校でラッシュガードは使う?使わない?
そもそもラッシュガードの使用については学校によって異なり、編集部のママ・パパ15人に聞いただけでも以下のような差がありました。
● ラッシュガードOK:13人
● ラッシュガードNG:2人
任意で使用可としている学校が多い一方で、「泳ぎにくい」「シャワー時に肌の汚れが落ちにくい」などの理由から、特別な事情がない限りは使用がNGな学校もあるようです。
ただ、ラッシュガードOKと答えた13人に実際に使っているか聞いたところ…
● 使っている:5名
● 使っていない:8名
使っていないと回答した人がわずかに多い結果に。それぞれの理由は以下のとおりです。
ラッシュガードOKで使っている家庭の声
プールが温水ではなく、寒くて冷たそうだったので、使っています。(小5女子ママ)
「お腹が出ているのを見せたくない」と子どもが言ったので、本人の希望にあわせて購入しました。(小4男子パパ)
他にラッシュガードを使っている理由を調べたところ、「日焼けを防ぎたいから」「周りが着ているから」という理由で使っている子が多いようです。
ラッシュガードOKで使っていない家庭の声
1年生の時は「周りが着ていなかったから」という理由で本人が使わず。小2の今も様子見で、まだ着せていません。(小2男子ママ)
上から被る洋服タイプを買ったものの、着脱が難しかったので使わずに終わりました。(小2女子ママ)
学校指定のものだけOKでしたが、割高だから購入はせず様子を見てから買おうと思い。特に本人の希望もなかったので、結局使っていません。(小2男子ママ)
他にも、「泳ぎにくいから」「暑いから(プールに入るまで)」などの理由で使っていない子もいるようです。
「使う・使わない」は、子どもの意見を聞いて判断していることが多く、なかには購入したものの使わずにサイズアウトした声も少なくありません。
そもそもラッシュガードを着る意味って?
編集部では「使わない」と答えたケースが多い結果でしたが、そもそもラッシュガードを身につける意味には以下のようなことがあります。
ラッシュガードの利点を知っておくことも判断材料のひとつになるかもしれません。
紫外線から肌を守る
ラッシュガードの最大の効果は、「紫外線から肌を守ること」です。
年々増加する紫外線量(※1)。日本小児皮膚科学会によると、紫外線をたくさん浴びることで肌に以下のような影響を与えやすくなるとされています(※2)。
● 将来、皮膚ガンを起こしやすくなる
水質の観点から、小学校のプールでは日焼け止めの使用がNGということも。ラッシュガードを着用することは、生涯に渡って健康な肌を保つことにもつながります。
ケガや冷えから体を守る
ラッシュガードは、もともとサーフィンなどのマリンスポーツの際に、小さなケガや体温の低下を防ぐ目的で生まれたものです。
小学校のプールは水温が調節できないところが多く、思いのほか冷たくて体が冷えることも。ラッシュガードを着ると体温の低下を防ぐことにも繋がります。
肌の露出を少なくする
肌の露出量の面で男女の区別がなくなることにメリットを感じる意見も多く、ジェンダーの観点から、ラッシュガードを取り入れる学校も増えています。
ラッシュガードの選び方のポイント!
実際に小学校でラッシュガードを使う場合の基本的な選び方を紹介します。
ただし、小学校によっては、ラッシュガードの着用がOKでも、色の指定があったり、安全面を考慮してファスナー付きやフード付きはNGだったりなどさまざまなパターンがあるので、事前に確認してくださいね。
ラッシュガードの意味を知ったうえで子どもと話してみよう
ラッシュガードは、子どもの気持ちや紫外線対策などの効果、周りの着用状況など、判断材料がいくつもあります。さまざまな面も考慮しつつ、子どもと一緒に使用するかしないかを決められるといいですね。