【小2算数】定規を使うのが苦手…線を引く・正しく測る練習法&おすすめ定規

小2の算数で学ぶ「長さ」では、実際に定規を使って線を書いたり、mm、cmを測ったりします。定規を使い慣れていないため、なかにはうまく使えず苦戦する子も少なくありません。

そこで今回は、定規をうまく使えない理由をはじめ、コツが掴める練習法やおすすめの定規を紹介します!

定規がうまく使えない!理由は…?

小学生 定規 2168756

小2ではそもそも定規を使った経験が少なく、使い慣れていないことから以下のようなことが起きやすくなります。

● 途中で定規がズレて、線をまっすぐ引けない
● 途中で紙やノートがズレて線をまっすぐ引けない
● 狙った場所(始点)から線を書き始められない・測れない

上記のようなことが起こるのは、主に以下のような理由が考えられます。

指で押さえる感覚が掴めていない

定規で直線を引くには、指の腹だけに力を込めて垂直に押さえる必要があります。

垂直に押さえられていない状態に加えて、力が弱すぎると定規がズレてしまい、反対に強すぎると紙がズレてしまうことがあります。

両手を同時に使うのが難しい

定規で線を引くときは、利き手で線を引き、もう片方の手で定規を押さえる必要があります。

低学年の子にとって両手を同時に使うことは意外と難しいこともあり、どちらかだけに意識が傾くと、定規がズレたり線がゆがんだりしやすくなります。

定規を持つ位置・向きが正しくない

①定規の向きが逆さ/線を引く先に手がある状態
定規 ダメな例1

線を引く際に、定規を押さえる方の手が線を引きたい場所の上にあると、押さえる手を途中で動かす必要があり、その際に定規がズレたり線がゆがんだりすることも。

加えて、書き始める位置にメモリの「ゼロ」がきていないこともあります。正しく長さを測れない・始点から指定の長さで線を引きにくい状態になります。

②定規の端を持っている状態
定規 ダメな例2

画像のように、端っこだけを押さえているとしっかりと力が伝わらずに定規がズレてしまうこともあります。

定規でうまく線を引くコツをつかもう!
練習法3ステップ

定規がうまく使えない場合は、以下のような練習でコツをつかむところからはじめてみましょう。簡単にできる3ステップを紹介します!

ステップ①
定規を押さえる場所に印をつける

定規 押さえる場所

定規は、基本的に3本の指で押さえます。押さえる場所が毎回ズレてしまう場合は、定規にシールをつけるとわかりやすいですよ。

ステップ②
定規を指で垂直に押さえる感覚を身につける

定規 ティッシュ

定規の下に折ったティッシュや小さいスポンジなどを挟んで押さえてみると、押さえている感覚を掴みやすくなります。机に向かって垂直に向かって力を加えるのがコツです。

横滑りしてズレたり落ちたりする場合は、垂直に力が入っていないことでズレてしまっているかもしれません。

ステップ③
定規の向き・書く位置を確認する

横線を引く時は、押さえる方の手が邪魔にならないよう、定規の上側で線を引きましょう。書き始めの位置にメモリの「ゼロ」があることも確認してください。

定規 いい例1

縦線を引く時は、定規の右側で線を引くと、線を書く手と定規が重ならずに済みますよ。左利きの場合は、定規の左側で線を引きましょう。

定規 いい例2

合わせて、定規が裏面になっていないかも確認してみてみましょう。線を書く側には傾斜がかかっているため、裏面になっていると浮いてしまい線がズレる原因になります。

小学生向けに使いやすさを追求!
おすすめ定規3選

ここからは、小学生向けに「使いやすさ」を重視して作られたおすすめ定規を3つご紹介します!

滑りにくさ◎
ソニック ナノピタ キッズ 直線定規 15cm

要出典 ナノピタ キッズ 直線定規 15cm

指で押さえる感覚が掴めておらず、定規がズレやすい子どもにおすすめなのが、こちらの「ナノピタ」定規。

独自の滑り止め加工で、線を書く時にズレにくく、ストレスなく線を引くことができますよ!数字やメモリが大きくて見やすいのもポイントです。

押さえやすさ◎
サクラクレパス 小学生文具 直線定規 15cm

要出典 サクラクレパス 定規 15cm

こちらは、中央にくぼみがあり、適切に定規を押さえることができる定規です。

定規を押さえる場所がバラバラになりがちな子どもも、これならバッチリ押さえる場所を認識できますよ。

測りやすさ◎
クツワ STAD 算数定規 15cm

要出典 クツワ STAD 算数定規 15cm

教科書の書体を使用した、シンプルで読みやすい定規です。端が0から始まるため、読み始めの位置を間違えにくいのが特徴。

まっすぐ線を引くことはできても、長さを測るのが苦手な子におすすめです。

定規の使い方は繰り返しの練習が◎

小学生は手先の感覚が発展途上の時期です。子どもがうまく定規を使えていない場合は、一度どんな使い方をしているのか確認してみましょう。一緒に繰り返し練習したり、使いやすい定規を選んだりしてみてくださいね。

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