子育てでの父親の役割とは?育児を楽しくするための5つのヒント

昔に比べて核家族化が進み、共働き世帯も増えたことで、育児に参加する父親は増えてきました。でも、そもそも何をしたらいいのか、子育てにおける父親の役割がわからないまま悪戦苦闘している人も多いようです。そこで今回は、子育てに必要な「父親の役割」について、具体的にどんなことを心がけたらいいのかをご紹介します。

子育てで父親も悩んでいる?

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自分が子供だったときの父親の姿を思い出しても、どうやって子育てしていたか参考にできなかったり、まだまだワークライフバランスを自分で整えることが難しい職場環境にいる人もいたり…。全てを両立しようと自分を追い込んでしまい、悩んでいる父親も少なくありません。

父親と母親の役割の違いは?

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赤ちゃんは生きるためにも本能的に母親を求めます。そして、求めた母親から愛情をたくさん注いでもらうことで情緒面が発達していきます。

一方で、父親からは知能や理性、社会のルールなどを身につけていくと考えられています。また、子供が産まれた父親は、生物学的に子供をやる気にさせるプログラムが発動する、と発表している研究もあり、父親と母親で得意な役割が違うといえそうですね。

子育てでの父親の役割は時期によって違う

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赤ちゃんが生まれてから父親としての生活も本格スタートします。父親の役割は一定ではなく、赤ちゃんの発育に合わせて変わっていきます。

そこでここからは、赤ちゃんが生まれてから小学生になるまでの父親の役割を、子供の年齢別に紹介していきます。

子育てでの父親の役割:〜生後8週間

新生児 パパ ママ 夫婦

赤ちゃんが生まれたばかりのこの時期は、ママの体が元に戻ろうと色々な変化を迎えるタイミングでもあります。ホルモンバランスの乱れからだるさや疲れが現れたり、精神的に不安定になるマタニティブルーズになったりするのもこの時期です。

そのため、この時期の父親の役割は以下のように、ママと赤ちゃんの体を気遣うことが中心になります。

● 出産後のママの心と体が休まるようにいたわる
● 出産後の各種届出を済ませる
● 休暇を取ったり、早く帰ったりしてママをサポートする
● ママの気分転換の時間を作る
● 小児科医を見つけておく
● 1ヶ月検診に付き添う
● 赤ちゃんの沐浴をする

子育てでの父親の役割:〜12ヶ月

赤ちゃん ハイハイ 夫婦 よそ見

この時期の赤ちゃんは首がすわったり、寝返りができたり、ハイハイしたりと、どんどん成長が見られて、父親としても楽しい時期です。一方で、夜泣きや深夜の授乳など、一緒にいるママにとっては引き続き負担が大きいのも事実。

そのため、赤ちゃんの世話を分担してママの負担を減らすことなどが父親の役割の中心になります。

● 赤ちゃんの成長に応じた子育ての知識について学ぶ
● ママへのプレッシャーになるため、よその赤ちゃんと自分の赤ちゃんの発育を比較しない
● 普段の家事や夜中のミルクなどの育児を分担する
● ママが体を休める時間を作る
● 誤飲や転落など、赤ちゃんの事故防止対策をする
● 赤ちゃんとコミュニケーションをとる
● 赤ちゃんの健診や予防接種、ケガや病気などに対応する時間を作る

子育てでの父親の役割:1〜2歳

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1歳頃になると子供はママの母乳やミルク、離乳食を経て、大人とほぼ同じものを食べるようになります。

また2歳頃には多くの子供がイヤイヤ期と呼ばれる自立の第一歩に入ってきます。

自分で歩けるようになるなど動きも活発になるため、パパと一緒に外で遊ぶ機会も増えるでしょう。好奇心が旺盛になってくるので、それらを尊重して伸ばしてあげることも大切な父親の役割になります。

● 歩道からの飛び出しなど、事故防止対策をする
● 外遊びや体を使った遊びを子供と一緒にする
● おむつ外れや言葉などの発育をよその子供と比較しない
● 子供の好奇心や自立心を尊重するように心がける

子育てでの父親の役割:3〜6歳

幼児 5歳 公園

3歳になると、おむつが外れる子も多く、スプーンで何かを食べるときもあまりこぼさなくなります。4〜5歳頃には自意識が芽生え、友達とけんかをするようになることも。

ルールを理解して遊べるようになるのは5〜6歳くらい。「いいこと」「悪いこと」が理解できるようになるため、この時期の父親の役割には「しつけ」が入ってきます。

● 健診や予防接種、ケガや病気などに対応する時間を作る
● 保育園・幼稚園などの行事に積極的に参加する
● ママと一緒にしつけのルールを考える
● お互いの得手不得手を踏まえ、ママと一緒に遊びとしつけの分担について考える

子育てでの父親の役割:小学生

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小学校に入学すると、子供は一日の時間の多くを学校という集団生活のなかで過ごすことになります。周りの影響を受けて自分なりの考え方ができたり、やりたいことがでてきたりします。

高学年になると第二次性徴を迎えて、反抗期に入る子供もいます。話し方や考え方も大人びてきますが、自分の子供であることに変わりはありません。

つきっきりでケアしてあげる必要はもうほとんどありませんが、いざとなったときに子供が相談できるような相手でいることが父親の役割です。

● 学校や地域の活動などの行事に積極的に参加する
● 子供の話をよく聞く
● 子供に勉強を教える

父親であることを楽しもう!

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母親も仕事との両立や、初産での戸惑いなど、父親以上に悩んでいる人がたくさんいます。そんな母親を助けるためにも、積極的に子育てに参加したいですよね。

これは仕事でも同じことがいえますが、「やらなければならない子育て」から「やりたい子育て」へ、ポジティブな方向に考え方を向けると、父親であることが楽しくなっていきます。さっそく、楽しむ子育てに変えていくヒントを見つけましょう!

子育てでの父親の役割を磨いて、育児を楽しくする5つのヒント

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それでは、子育てで父親の役割をステキに果たすために、具体的にはどう子供と接すればいいのでしょうか?楽しむ子育てに変えるヒントを5つ紹介します。

母親のサポートを第一に

子供にとって母親の愛情は本当に大切なものです。でも、母親だって疲れてしまってイライラし、うまく愛情表現ができなくなることも。そんなときのイライラを受け止めてあげるのは、父親の役割の一つです。

愚痴を聞いてあげたり、そっと家事を手伝ってみたり、母親の負担を軽減することで余裕をつくってあげましょう。

父親の好きなことなど、たくさん話してあげる

母親は比較的感情を表現する言葉を多く使って、子供が感情を理解できるように促します。一方、父親はより長い言葉、抽象的な言葉を使って、論理を理解する手助けをすることが得意です。自分の考えや好きなことをたくさん話してあげましょう。

遊びのなかで、子供が知らない言葉でも投げかけるなどして、結果的に父親との会話時間が長いほど、子供の言語能力が高まるともいわれています。

家の外に連れ出してあげる

母親は本能的に安全に配慮して子供に接しますが、父親はある程度荒っぽくても、普段触れられない環境での経験で、世界・外界との接点を学んだり、挑戦する楽しさを伝えてあげましょう。

遠くの場所である必要はなく、近くの公園で一緒に遊んであげるだけでも効果がありますよ。

父親像、男性像を伝える

母親には担いづらい役割として、やはり父親像や男性像を伝える、ということがあります。楽しく働く姿を見せたり、社会に出て自立する大切さを伝えたり、子育てにどう関わるといいのかを伝えることも大事な役割ですね。

時には厳しい父親を演じて、社会のルールを教える

子供が思春期に差し掛かると、精神的な不安定さもあり、成績が落ちたりトラブル行動に出てしまったりすることがあります。こうしたときは、甘えが出がちな母親ではなく、社会のルールの代弁者として、父親が厳しく「ダメなものはダメ」と教えてあげるのも大切です。

何がよくて何が悪いのか、判断する材料を身につけさせてあげましょう。

父親と母親で役割を補い合って楽しく子育てしよう

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子供が一人前の大人に立派に成長するには、母親はもちろん、父親の役割がとても重要です。もちろん、母親が父親の役割を担うこともありますし、お互いの得意・不得意によっては父親が母親の役割を担うこともあります。

それぞれの違いを母親と父親でカバーしあったり、祖父母など身近な人の手を借りたり、周囲の人たちとも一緒に子育てに取り組んでいきたいですね。

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