赤ちゃんが生まれてから大変そうなママを見て、「もっと家事や育児をしよう!」と思う新米パパも多いはず。でも、何をしたらいいかわからなかったり、やって欲しいことをママに聞いたら不機嫌そうに「必要ない」と言われてしまったり、という場合もあるでしょう。そんな新米パパが、ママと赤ちゃんと一緒にハッピーになるために、はじめに知っておくべきポイントをご紹介します。
新米パパが一番最初に理解すべきことは?
色々家事や育児をしようと思っているのに邪険に扱われた…というような経験をする新米パパはたくさんいます。
出産後のママの体では、赤ちゃんへの愛情が深まるオキシトシンというホルモンの分泌量が増えます。一方でオキシトシンは、赤ちゃん以外の人に攻撃的になるという作用があるとも考えられています。
パパに対してぞんざいな態度になってしまうのは、赤ちゃんを守ろうとするママの本能なのです。ママ自身の意思でパパが嫌いになったわけではないことをまず理解しましょう。
新米パパの最初の仕事は「味方だと伝えること」
最近の研究では、育児の悩みを真剣に聞いたり、普段の家事などに感謝を伝えたり、少し休んできていいよ、と育児に参加する意思や共感している姿を見せるだけでも、ママのリラックス状態が高まるといわれています。
出産後0〜2歳児を持つ家庭の離婚率が高くなる「産後クライシス」を乗り越えるためにも、最初に「味方であること」を伝えるのが大事ですよ。
新米パパはまず、自分のことは自分でしよう
ママの状態がわかって苦労を理解できたら、次は具体的な家事に取り組んでみましょう。普段から家事をしている方なら問題ありませんが、家事に慣れていない新米パパがいきなり難しいことを始めても、逆にママの仕事を増やしてしまいがちです。
まずは「自分のことは自分でする」ということがやるべき家事の基本。脱いだ服は洗濯カゴに入れる、食べた食器は流し台まで運ぶ、自分の着替えは自分で用意するなど、当然のことのように思えますが、案外できないパパも多いものです。小さいことから始めてみましょう。
新米パパにやってほしい家事は?
少し慣れたら、家事の手を広げてみましょう。先輩ママに聞いた「パパにしてほしい家事」を紹介します。
家事が苦手なパパでも失敗なくできる家事から始めるのがコツです。また、赤ちゃんと一緒では難しい外出先での用事を引き受けるのもいいでしょう。
ゴミ出し
朝はママが一番忙しい時間帯です。手間がかかり、力が必要なゴミ出しをパパがしてくれると、ママはうれしいものです。
買い物
赤ちゃんの体調や天候によっては、昼間買い物に出られない日が続くことも。そんなとき、退社時に「何か買って帰るものある?」と一言メールするとママは助かります。
銀行、郵便局などの用事
赤ちゃんがいると、ちょっと銀行まで、ちょっと郵便局までといった小さな用事をなかなか済ませられないものです。昼休みなど、仕事中の空き時間にパパが済ませてくれるとママはとても助かります。
新米パパにやってほしい育児は?
では、パパにやってほしい育児は何でしょうか。例えば次のようなものがあげられます。
● 入浴
● ミルクを飲ませる
● あやす、遊んであげる
● オムツを変える
特に、赤ちゃんをひとりでお風呂に入れるのは大変。力も必要なので、パパが活躍できますね。
また、炊事中でも掃除中でも、赤ちゃんが泣けば手を止めて、あやしたりオムツを変えたりしなければいけません。ママが家事をしているときは、率先して赤ちゃんのお世話をしましょう。
新米パパとママ、よくあるケンカの原因は?
育児や家事をするときに、「せっかくやったのに」「やろうとしたのに」という気持ちもあって、新米パパとママがケンカになるのはよくあることです。例えば、次のようなことに気をつけてあげてくださいね。
「何か手伝おうか?」は、NG
忙しいママに、「何か?」を考える余裕はありません。自分でやった方が早いし……と頼むのを断ってしまいがちです。また、「手伝う」という言葉自体が受け身な姿勢に感じて、ママのイライラを増幅してしまうことも。
できることを主体的に探し、「洗濯物干すよ」「食器洗うよ」など具体的に伝えて取り掛かりましょう。「手伝う」という意識がある方は、「自分ごと」として捉えるように意識を変えていけるといいですね。
難しい家事、苦手な家事を無理にやろうとしない
炊事や食器洗いをしても、キッチンが水浸しになったりケガをしてしまうと、かえってママの手間を増やすことに。苦手な家事を無理にするよりも、簡単な用事を率先してやってくれたり、気軽に引き受けてくれるほうがママには助かるようです。
新米パパは、最初は少しの間赤ちゃんを一人でお世話するだけでもOK!
あれもこれもと張り切り過ぎるよりも、簡単なゴミ出しや買い物から始めてみましょう。赤ちゃんを2時間ほど一人でお世話して、ママに自由な時間を作ってあげるのもおすすめです。一緒に子育てを楽しむ余裕をもって、ママや赤ちゃんに接してあげられるといいですね。