子供の日頃の練習の成果を見ることができる運動会。そんなハレの日には、子供が喜ぶお弁当を作って、頑張りをねぎらってあげたいもの。今回は、忙しいママでも無理なく簡単に作れる、運動会のお弁当レシピを10個ご紹介します。
運動会のお弁当を簡単に作るポイントは?
運動会のお弁当というと、手が込んだものをイメージする人も多いかもしれませんが、必ずしも時間をかけて作らなければいけないものではありません。ここでは、簡単に運動会のお弁当を作るポイントをご紹介します。
● 「めんつゆ」や「タレ」をうまく活用する
運動会当日の朝は、何かと忙しいもの。子供が緊張していることもあるので、気持ちを受けとめてフォローする時間を作るのも大切なことです。
運動会のお弁当を作るときは、市販のめんつゆやタレをうまく利用して、手間を省きましょう。醤油、酒、みりんを混ぜて…という行程が減るだけでも調理時間を短縮できますよ。
市販のタレを使用することに抵抗がある人は、調味料だけ前日に混ぜ合わせて作っておくだけでも楽になりますよ。
● 隙間を埋める野菜を用意しておく
ブロッコリーやミニトマト、レタスなど、お弁当の隙間を埋めるのに便利な野菜は、下ごしらえを済ませておきましょう。彩りを考えておかずを詰めるのは、意外と時間がかかるものです。
レタスは洗って一口大にちぎっておく、ブロッコローは茹でておく、ミニトマトはピックを指しておくなど、前日にできる行程は済ませておくと安心です。
運動会のお弁当のおすすめレシピ
ここでは、運動会にぴったりのお弁当レシピを一つずつ詳しくご紹介します。
おにぎりサンド
材料
- 1薄切り牛肉を2cm幅に切り、油をひいたフライパンで炒めて(A)で味付けをする
- 2レタスは洗ってよく水を切り、一口大にちぎる
- 3ラップの上にのりを1枚置き、中央にごはん半量を丸く広げる
- 43の上に1と2をのせ、残りのごはんを上にのせる
- 54をのりで包み、ラップでくるんでなじませる
- 65を食べやすい大きさになるよう、ラップごと切り分ける
スタミナたっぷりのおにぎりサンドは、運動会にぴったり。包丁を濡らして切り分けると、ごはん粒が包丁につきにくく、切り口も美しく仕上がりますよ。
ちくわの磯辺揚げ
材料
- 1ちくわは食べやすい大きさにカットする
- 2天ぷら粉を溶き、青のりを加えて、1につける
- 32を160〜180度くらいの油でサッと揚げる
「朝から揚げ物はちょっと…」という場合は、小さめのフライパンに多めに油をひいて、揚げ焼きにしても。ちくわは生でも食べられる食材なので、火の通りはそこまで気にせず、カラリと揚がればOKです。
ピーマンのおかかあえ
材料
- 1ピーマンは種とワタを取り、細切りにする
- 2耐熱容器に1を入れ、ポン酢をかけてふんわりとラップをかけ、電子レンジで1分程度加熱する
- 32に鰹節をまぶす
ピーマンを切ってポン酢を加えて、電子レンジでチンするだけの時短レシピ。加熱しすぎると緑色の鮮やかさが失われるので気をつけてくださいね。
餃子の皮巻きウインナー
材料
- 1スライスチーズは4等分にする
- 2餃子の皮の上に1、大葉、ウインナーをのせ、くるくる巻いて水で留める
- 3フライパンを熱し、油をひいて2を弱火で炒める
手づかみでパクパク食べられるおかずは、みんなでお弁当を囲む運動会にぴったり。ウインナーの代わりにハムや照り焼きチキンを使うのもおすすめです。ピザソースをプラスしても美味しいですよ。
枝豆ピック
材料
- 1冷凍枝豆を解凍して、さやから豆を取り出す
- 21をピックに刺す
隙間を埋めて、彩りをプラスしてくれる枝豆。運動した体にタンパク質を補給してあげましょう。可愛いピックで飾り付けして、気分を盛り上げてくださいね。
ミニホットドッグ
材料
- 1ウインナーを軽く炒める
- 2キャベツは千切りにする
- 3フライパンを熱し、油をひいて2を炒め、塩、胡椒で味を整える
- 4ロールパンは半分に切込みを入れる
- 54に3、1を挟み、ケチャップで味付けをする
キャベツを炒めるときに、カレー粉をプラスすればカレー風味、粉チーズを加えれば洋風にと、様々なアレンジが楽しめます。パン派の子供におすすめのレシピです。
ちくわとうずらの卵の照り焼き
材料
- 1ちくわを縦にカットする
- 21を広げ、うずらの卵を巻きつけ、楊枝で固定する
- 3フライパンで2を焼く
- 4めんつゆを4〜5倍の水で薄め、片栗粉をよく混ぜ合わせ、3に絡める
うずらの卵にちくわを巻き付けた、ボリューミーな一品。味がしっかりついているので、ごはんが進みそう。たんぱく質をたっぷり補給して、午後の競技に向けてスタミナをつけたいですね。
カニカマの卵焼き
材料
- 1卵にめんつゆとマヨネーズを加え、よく混ぜ合わせる
- 2卵焼き器を熱し、油をひいて1を流し込む
- 32にカニカマをのせ、くるくる巻くように焼く
卵焼き器で調理するが大変なときは、小さめのタッパーに卵液を入れ、ふんわりラップをかけて電子レンジで1分半ほど加熱する方法もおすすめです。
アスパラベーコン巻き
材料
- 1アスパラは根元の固い部分を切り落とし、切り口から10cm程度皮をむく
- 21をサッと茹で、4等分に切る
- 32をベーコンで巻き、楊枝で固定する
- 4フライパンを熱して油をひき、3を焼いて塩、胡椒で味を調える
ベーコンに塩気があるので、塩・胡椒は控えめにしましょう。薄めのベーコンを使った方が、破れにくく巻きつけやすいですよ。
さつまいものはちみつレモン蒸し
材料
- 1さつまいもは輪切りにし、水にさらしてアク抜きをする
- 21をシリコンスチーマーに入れ、電子レンジで2分程度加熱する
- 32にレモン汁、はちみつを加えてあえ、白ごまをふる
箸休めにぴったりな、甘くて酸っぱいおかず。レモンの酸味が疲れた体を癒やしてくれそうですね。黄色と紫のコントラストが、お弁当を華やかに演出してくれますよ。
運動会のお弁当を作るときの注意点は?
運動会は、気温や湿度が高い時期に行われることもあるため、食中毒には十分に注意しましょう。
お弁当のおかずやごはんは、中まで火を通し、しっかり冷ましてから入れることがポイントです。
ラップでおにぎりを握る、おかずは菜箸を使って詰めるといったように、できるだけ素手で触れないよう気をつけてくださいね。
運動会のお弁当は簡単に楽しく作ろう
運動会当日は、たくさん体を動かして汗をかきます。スタミナがつきそうなおかずをメインに、手づかみでも食べやすいもの、子供が好きなものを詰めると、きっと喜んでくれますよ。
いつもより大人数のお弁当を作るのは大変ですが、時短アイテムや冷凍食品なども上手に活用しながら、楽しく運動会のお弁当作りができるといいですね。