思い出のぬいぐるみ・人形、どうやって捨てる?捨てずに寄付する方法も紹介

子供のぬいぐるみや人形、おもちゃは、あっという間に増えていくもの。子供が大きくなって使わなくなると、処分をしようと考えることもありますよね。おもちゃは比較的、処分しやすいですが、ぬいぐるみや人形となると、処分に困る人も多いようです。今回は、子供のぬいぐるみや人形の捨て方、供養や寄付の方法をご紹介します。

ぬいぐるみや人形はなぜ処分できない?

赤ちゃん 日本人 人形

ぬいぐるみや人形をポイっとゴミ箱に捨てることは、なかなかできないですよね。幼少期からの思い出がつまっていると、ボロボロになっていても愛着が湧いたり、「普通に捨てたら何か嫌なことが起こってしまうかも…」と思ったり。

ぬいぐるみや人形を簡単に捨てられないのには、表情があるからだという意見もあります。たしかに、見つめられている感じがすると捨てにくいですよね。

とはいえ、子供はもうぬいぐるみや人形で遊ばなくなり、お下がりとしてあげる人もいないとなると、何かしらの方法で処分しなくてはなりません。

いったい、どのような処分方法がベストなのでしょうか?次からは、ぬいぐるみや人形やぬいぐるみの捨て方の事例を、一つずつご紹介します。

ぬいぐるみや人形の捨て方は?

赤ちゃん おもちゃ ぬいぐるみ 24537000

ぬいぐるみや人形を捨てるときに、「きちんと供養してあげる」という人もいるようです。

神社やお寺で人形供養

年に1、2回ほど、人形供養祭を実施する神社やお寺もあります。人形供養を希望するときは、近隣の神社やお寺に問い合わせてみましょう。お正月のどんど焼きを利用する人もいるようですよ。

人形供養代行サービスを利用する

近くに人形供養をしてくれる神社やお寺がない場合や、お正月まで待てないという人は、日本人形協会が行っている代行サービスを利用するのもおすすめです。ぬいぐるみや人形を郵送するだけで、代わりに供養してくれるので手軽に利用できそうですね。

ぬいぐるみや人形を寄付や買い取りで処分する方法も

寄付

ぬいぐるみや人形を処分するときは、「寄付」や「買い取り」という選択肢もあります。ここでは、人形やぬいぐるみのリサイクル方法をご紹介します。

お世話になった施設へ寄付

ある程度きれいな状態のぬいぐるみや人形であれば、幼少期にお世話になった施設へ寄付するのもおすすめです。寄付するときは、事前に問い合わせてみましょう。

寄付ができそうな施設

● 幼稚園、保育園
● 児童館
● 小児科のある病院

ネットオークションやリサイクルショップ

利益を求めないという前提のもと、オークションやリサイクルショップを利用するのもいいでしょう。ネットオークションは1点からでも出品できますが、リサイクルショップは何点からという決まりがあることも。また、値段はつかなくても無料で引き取ってくれることもあります。

発展途上国へ寄付

不要になった人形やぬいぐるみが途上国の子供達への贈り物として生まれ変わる海外支援サービスがあります。

こういったサービスを行っている団体の一つである「ワールドギフト」では、ぬいぐるみや人形の他に、おもちゃ、ベビー用品、子供服などを送ることができます。

沖縄や離島を除く全国から集荷可能で、集荷料金には宅配料金とリサイクル料金が含まれています。多少お金はかかってしまいますが、段ボールに入れて送るだけで、簡単に海外支援に参加できますよ。

ぬいぐるみや人形のゴミとしての捨て方は?

ゴミ箱 ゴミ 捨てる

人形供養や寄付には時間がかかるので、いますぐにぬいぐるみや人形を手放さなければいけないときは、ゴミとして出すしかないでしょう。そのようなときは、仕方ないと考え、今まで癒しを与えてくれた感謝の気持ちをこめつつ、ゴミに出しましょう。

とはいえ、「そのままゴミに出すのは気が引ける」ということもありますよね。そんなときは、下記の手順を参考にしてみてください。

ぬいぐるみや人形をゴミに捨てるときの手順

1. 顔をきれいにふいてあげる
2. 和紙や包装紙など、ぬいぐるみや人形を包める大きさの紙の上へ置く
3. 感謝の気持ちを込めて、塩で清める
4. ぬいぐるみや人形をきれいに包む
5. ゴミに出すときは、他のゴミとは別の袋を用意して、感謝とお別れの気持ちを伝える

このような手順を踏めば、不安な気持ちが少し収まる気がするのではないでしょうか。どのような手順であっても、ぬいぐるみや人形に対する愛情や感謝を伝えて、きちんとお別れできるといいですね。

ぬいぐるみやの人形の処分は気持ち次第

ぬいぐるみ おもちゃ

「ぬいぐるみや人形を普通に捨てたら良くないことが起きる」と耳にするかもしれませんが、これには科学的根拠も確たる事実もありません。

ぬいぐるみや人形の処分方法に「こうしなければダメ」というルールはなく、ものに対する価値観は人それぞれ異なるもの。処分するときは、自身が一番「気持ちがいい」と感じる方法を選びましょう。

どんな方法で処分するにしても、最後は子供と一緒に「今までありがとう」と感謝の気持ちを伝えられるといいですね。

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