人形供養とは?方法や費用、注意点まとめ

「人形供養」という言葉をご存じでしょうか?その文字の通り、人形を供養することをいいます。子供が小さい頃から大切にしてきた人形やママにとって思い入れのある人形を処分しなくてはいけないとき、そのままゴミに捨てるのは忍びないですよね。そんなとき、人形供養を行えば、すっきりした気持ちで人形とお別れができるはずですよ。今回は、人形供養とは何か、その方法や費用、人形供養をするにあたっての注意点についてご紹介します。

人形供養とは?

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「人形供養」とは、古くなった人形や、思い出が詰まっていてなかなか捨てらない人形を、神社やお寺で供養してもらうことをいいます。神社によっては、「人形感謝祭」と呼ぶこともあります。

人形供養では、ひな人形や五月人形、市松人形、フランス人形をはじめ、ぬいぐるみやこけしなども供養してもらうことができます。

昔は、観音様(仏様)に子授けや安産、子育てを祈願していました。それらの祈願が成就したお礼に、子供の代わりに人形を奉納して供養したことが、人形供養の始まりだといわれています。

現在では、人形には魂が宿るという考えや、思い入れのある人形を処分するのはかわいそうといった思いから、成仏させる意味でも人形供養が行われます。

人形供養の方法は?

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前述の通り、昔の人形供養は子授けや安産の祈願のために行うことが多かったことから、近くの神社やお寺に出向き、住職さんにお経を唱えてもらっていました。

しかし現在では、人形供養の方法も様々になってきました。ここでは、現代の人形供養の代表的な方法についてご紹介します。

神社や寺に持ち込んで供養してもらう

最も一般的な方法は、人形供養を実施している最寄りの神社やお寺に人形を持っていき、供養してもらう方法です。

人形供養のやり方自体は昔と変わらず、持ち込んだ人形にお経を唱えた後、焚き上げ供養をします。焚き上げができないときは、供養の後、そのまま処分されることもあります。

人形供養を実施している神社やお寺は、ネットや電話で簡単に調べられるので、まずは家の近くにあるかどうか確かめてみてくださいね。

郵送・宅配で神社やお寺に人形を送る

郵送や宅配にて人形供養を受け付けている神社やお寺も多くあります。直接行けないときには便利な方法ですね。

箱単位で受け付けているところも多く、人形やぬいぐるみをまとめて何体か送りたいときにもおすすめです。

供養の方法に大きな違いはありませんが、年に1回、供養の日が決まっていたり、公開供養をしていたりするところもあります。

葬儀会社で供養してもらう

最近は、葬儀会社でも人形供養が行われています。葬儀会社で読経をした後に、お寺に持ち込まれて焚き上げが行われたり処分されたりするのが一般的です。

葬儀会社によって申し込み方法や供養の仕方が違うので、ホームページを確認したり、電話で問い合わせたりしましょう。

人形供養を代行している団体に送る

日本人形協会では、「人形感謝(供養)代行」というサービスを行っています。大まかな流れは、申し込み→人形差出キット受け取り→人形を送付→料金の支払いです。

集められた人形は、毎年10月頃に行われる「東京大神宮人形感謝祭」にて一斉に供養されます。人形やぬいぐるみだけでなく、鯉のぼりや羽子板なども受け付けています。

人形供養の費用はどれくらい?表書きは?

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昔の人形供養では、金品よりも気持ちとして、米や四季折々の食べ物などを渡すことが多かったようです。現在は、人形供養の方法によって費用も様々です。

神社やお寺に自分で人形を持ち込む場合、設定金額があれば、その金額に従いましょう。神社やお寺のホームページに記載されていることもあります。

特に金額が決まっていなければ、人形の数や箱の大きさに応じて、お金を包みましょう。一般的な目安として、31cm~50cmくらいの人形1体であれば、3,000円程度です。また、箱に何体か入れて持ち込む場合、縦+横+高さが100cmまでの箱であれば3,000~5,000円が相場です。

表書きは特別な決まりはありませんが、神社の場合は「初穂料」「玉串料」、お寺の場合は「お布施」が一般的です。

郵送で神社やお寺に人形を送るときの費用は、送料を含めて3,000~5,000円くらいが相場です。

葬儀会社で供養してもらう場合は、供養料が決まっていることがほとんどで、1体500円のところもあれば、何体持ち込んでも2,000円というところもあり、葬儀会社によって違いがあります。

日本人形協会の人形感謝(供養)代行サービスは、1箱につき5,000円です。

「人形供養をしたいけどあまりお金をかけたくない」というときは、いくつかの神社やお寺、葬儀会社を比べて検討してみるといいでしょう。

人形供養における注意点は?

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神社やお寺によって、人形の種類を幅広く受け付けているところもあれば、特定の人形しか受け付けていないところもあります。また、1回に受け付ける人形の個数に制限を設けていることもあるので、事前にチェックしておきましょう。

雛人形や五月人形を供養したい場合

七段飾りの雛人形や五月人形は、受け付けていないケースもあります。持ち込むときは、必ず事前に問い合わせをして確認しましょう。

1体だけ供養したい場合

神社やお寺によっては、箱単位のみで受け付けているところもあり、人形1体やぬいぐるみ1体では持ち込んだり送ったりできないことも。直接問い合わせをして、単体でも供養してくれるかどうか聞いておきましょう。

感謝の気持ちで人形供養を

寺

子供の頃から愛用していた人形やぬいぐるみには、愛着がありますよね。また、雛人形や五月人形は、子供を守ってくれたり、元気に育つようにと祈りがこめられたりしているものです。

人形供養を行うときは、「今までありがとう」という気持ちを込めて、人形をお見送りしてあげましょう。子供たちにも、この気持ちを伝えることができたら素敵ですね。

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