フルーツグラノーラはいつからあげていいの?離乳食で注意することは?

監修専門家 管理栄養士・フードコーディネーター 中村 美穂
中村 美穂 東京農業大学卒業。保育園栄養士として乳幼児の食事作り、食育活動、地域の子育て支援等に携わった経験を活かし、離乳食教室や子どもから大人まで楽しめる料理教室「おいしい楽しい食時間」を開催。書籍、雑誌等への... 監修記事一覧へ

離乳食のフルーツグラノーラはいつからOK?

初期
生後5・6ヶ月頃
× まだ早いので、食べることをおすすめしません。
中期
生後7・8ヶ月頃
× まだ早いので、食べることをおすすめしません。
後期
生後9・10ヶ月頃
× まだ早いので、食べることをおすすめしません。

フルーツグラノーラに含まれるドライフルーツや穀類・ナッツ類は、やわらかく調理しても硬さが残り、のどに詰まる可能性があります。歯が生え揃って、奥歯でしっかりとものを噛めるようになった3歳以降を目安にしてください。

フルーツグラノーラには、食物繊維が多く消化に負担がかかる麦や玄米といった穀類・ナッツ類のほかに、甘味が強いドライフルーツが入っていることからも、離乳食期には向いていません。

グラノーラのなかには「大豆」や「はちみつ」を使っているものもあります。「はちみつ」は乳児ボツリヌス症を防ぐためにも1歳を過ぎるまでは避けた方がよく、「大豆」は窒息の危険があるため、5歳以下の子どもには食べさせないよう注意喚起がされています(※1,2)。

3歳以降で食べる場合も、「大豆」を含まないものを選んでください。

アレルギーに注意!
フルーツグラノーラの主な原材料である「小麦」「乳製品」は、アレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料」にあたります。また商品によっては、「キウイフルーツ」「大豆」「りんご」などの「特定原材料等28品目」にあたる食材が含まれていることがあるので、原材料は必ず確認してください。

初めて食べさせるときは、アレルギー症状が出た場合や心配ごとに備えて、かかりつけの医療機関を受診できる曜日の午前中に与えましょう。

1日1口からはじめて、様子を見ながら量を増やすようにしてください。

こそだてハックに「いいね!」して情報を受け取ろう