「パパ目線」で書かれた離乳食や幼児食、育児に関する書籍をご覧になったことはあるでしょうか?
栄養士、料理家であり男の子のパパである本田よう一さんは、離乳食を通して子どもの成長に触れることができた経験から、著書「パパ離乳食はじめます。」を作りました。
今回は、著書のコラムより、離乳食初期(ゴックン期)のパパの関わり方やコツについて紹介します。
離乳食を食べさせることで、少しずつ父であることを認識する期間
新米パパ、新米ママ、新米赤ちゃんの新人だらけの共同生活。
初めての離乳食が始まる不安と緊張。なにが正解なのかわからないけど、右往左往しながらもなんとかやっていくほかない!
命をつなぎ、成長をうながすたいせつな離乳食
命を見守るというのは、特に0歳児のときは、味わったことのない緊張状態です。それが、離乳食を食べることで、成長していきます。
そして1、2、3歳と少しずつ、生命の危機は減っていきます。となると、また違う気遣いは必要になるのですが。
おっぱいは出ないけど…
妻は赤ちゃんのことを一日中、考えています。夜泣きをすれば、まとまった睡眠もとれません。
さらに家のこともするなんて……。
妻がおっぱいやミルクをあげてくれているのですから、僕は離乳食を作って妻を少しでも支えて、さらに自分が作った離乳食を食べてくれるうれしさを妻といっしょに感じたいと思いました。
子どもが「ゴックン」と食べた瞬間の喜びを味わえる幸せ
夫婦としても繫がりを深めることができるいい機会だと思います。
今まで料理をそんなにしてこなかった人もぜひ、調理をして自分の子どもに自分が作ったものを食べさせてみてください。経験したことのない喜びに触れられると思います。
いつかは終わるのが離乳食。気楽に気楽に
離乳食はいつかは終わります。どんなに食べない子でもかならず終わりが来ます。
ライフステージのごはんでこんなにも短い期間のものはありません。
好き嫌いがあることに初めて気づく
絶対りんごは好きなもんだと思って離乳食初期のころに出したら、思いっきり不思議な顔をされて、泣き出す……。
自分で吐き出すことはできないくらいの食事の経験値なんだけど、これは食べたくないってことは、全面的に伝えてきました。
しかし、その2か月後に形状を変えて出すと、めっちゃ食べました(笑)。
好きになるタイミングは赤ちゃんそれぞれ。様子を見ながらでよいと思います。
残した料理を見ると、食料の廃棄問題とか考えることはありますが、赤ちゃんには仕方ないことにします。大人の量とはまた、違いますしね。
パパも離乳食を作ってみよう!
いかがでしたか?普通の料理とは勝手が違う「離乳食」。ママも作るのは初めてという人がほとんどです。この機会に、パパも離乳食作りに挑戦してみてください。
書籍では、離乳食から幼児食のレシピに加え、パパならではの疑問や悩みの解決法を先輩パパの成功&失敗談とともに紹介しています。
ぜひチェックしてみてくださいね。
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パパ離乳食はじめます。
離乳食から幼児食まで。パパでもがんばれるフリージングレシピと小さなゴハンのアイディアが満載!
書籍筆者:本田 よう一
ほんだ よういち
料理家、栄養士 1983年生まれ福島県泉崎村出身。野菜をたっぷり使い、素材の味を活かしたレシピを得意とし、家族みんなで楽しめる味付けに定評がある。料理家として食べてくれる人にやさしく、作ってくれる人にもやさしく、をモットーとしている。著書は『うまい! 減塩めし』『2品おかずで塩分一日6g生活』(ともに女子栄養大学出版部)。