子どもにとって料理の見た目や、食卓の楽しい雰囲気は大切な要素。ふだんは食が細い子でも、色や形を変えることで食べてくれることがよくあります。
ここでは、料理を楽しく見せる8つのテクニックを紹介。さまざまな素材や料理に応用できる簡単なアイディアですから、ぜひ毎日の食事のいろいろな場面で活用してみてください。
ちょっとした工夫でいつものごはんがかわいく変身!「わーっ!」とよろこんで食べてくれたらうれしいですね。
テクニック 1
抜き型を使ってお皿の上を楽しく
ゆで野菜は型で抜いてかわいくアレンジ。彩りもきれいになり、子どもの食べる意欲が高まります。ゆでた野菜を使えば子どもでもラクに抜けて楽しめます。
例えばこんな使い方
チーズ、ハム、薄焼き卵なども型で抜きやすい食材。ハンバーグやカレー、サラダのトッピングなどにも使えます。
テクニック 2
いろんな具をはさんで楽しく
おかずやパンなどをはさむことで目先が変わって子どもの興味がアップ。顔などの絵を描くとより楽しい雰囲気になり、子どもが進んで食べるように。
例えばこんな使い方
ポテトサラダやコールスローなど、残しがちなサラダもパンにはさむことで食べやすくなります。
テクニック 3
くるくる巻いてロール状に
ラップを使って丸めてあげるだけで、断面がかわいいうず巻きになり、子どもの興味をそそります。
例えばこんな使い方
かぼちゃやレバーペースト、ごまクリームなどでもOK。パンの代わりにのり、チーズ、薄焼き卵、ハムなどでも。
テクニック 4
のり巻きをかわいく盛りつけ
小さなのり巻きを組合わせてかわいいお花の形に。かぼちゃが混ざることで、白いごはんが苦手な子でも食べやすくなり、栄養価も上がります。
例えばこんな使い方
具は刻んだ青菜、青のりでもアレンジ可能。彩りがきれいになる食材を選ぶと、一層子どもの気持ちをそそります。
テクニック 5
ラップでぎゅっと絞って
コロンとした小さな茶巾絞りは手づかみしやすい形。口にも運びやすく、自分で食べる意欲を高めます。
例えばこんな使い方
かぼちゃの代わりに、さつまいもやじゃがいもなどのいも類、ごはんなどを使っても同じように作れます。
テクニック 6
カップに入れてかわいく
アイスクリームのように盛りつけて子どもの心をひきつけます。カラフルな野菜を飾ってかわいくすると一層食べたい気持ちが膨らみます。くり返し使え るシリコンカップが便利です。
例えばこんな使い方
ひじきの煮物や切り干し大根でもOK。皿の上で広がることも防ぐので、スプーンやフォークで食べやすくなります。
テクニック 7
紙コップに入れてよそゆきに
紙コップに入れるだけでお祭りの出店で買ったような気分に。楽しい雰囲気作りも子どもの食欲を促すポイントです。
例えばこんな使い方
野菜スティックや細く切ったトースト、小さな丸形のドーナツ、クッキー、蒸しパンなどを入れても楽しめます。
テクニック 8
のりのお顔で簡単デコ
子どもがよろこぶ定番のテクニック。顔などのパーツははさみで切っても作れますが、スーパーなどで市販されているのり用パンチを活用すると便利。
例えばこんな使い方
サンドイッチやハンバーグ、オムライスなどにケチャップでデコしても。ケチャップも顔を描くのに便利です。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)