色鮮やかな野菜やくだものが店頭にたくさん並ぶ、夏。そんな夏が旬の食材には、汗をかいて不足しがちな水分やカリウムを豊富に含んでいるものが多くあります。
夏になると、体温の高い子どもはこれまで以上に汗をたっぷりとかくので、夏の暑さに負けない食材を食事に取り入れたいですよね。
そこで今回は、夏が旬の食材で作る幼児食レシピを6品紹介します。
幼児食期に食べられる夏が旬の食材は?
野菜
レタス・ピーマン・パプリカ・長いも・おくら・かぼちゃ・きゅうり・トマト・とうもろこし・枝豆・さやいんげん・なす・モロヘイヤ など
くだもの
メロン・すいか・桃・ブルーベリー・パイナップル・さくらんぼ ・梨 など
魚
まぐろ・いわし・あじ・かんぱち・あなご・あゆ・いさき・かます など
つづきて、夏が旬の食材を使ったレシピを紹介します。
夏が旬の食材で作る幼児食レシピ
かぼちゃ蒸しパン
材料(3〜4個分)
- 1かぼちゃはゆでて皮をむき、ラップで包んで手でもみつぶす。ボウルに入れ、Bを加えて泡立て器でよく混ぜる。Aをザルでふるいながら加え、ゴムベラで混ぜる。
- 2カップをしいた耐熱容器に生地を7分目くらいまで入れる。蒸気の上がった蒸し器に並べ、強火で15分程度蒸す。蒸し器がない場合は鍋またはフライパンに高さ2cmの湯を入れ、容器を並べる。ぬれ布巾で包んだふたをし、強火で15分程蒸す(途中で湯がなくなりそうになったら足す)。
アジのから揚げケチャップあん
材料
※その他生ダラなどでもよい、
骨は注意して取り除く
- 1アジは小骨を取ってひと口大に切り、片栗粉を薄くまぶす。
- 2フライパンに高さ1cmのサラダ油を熱し、1を入れて両面をカラッと揚げる。
- 3小鍋にみじん切りの長ねぎとAを入れて混ぜ、弱火で煮る。火を止めて2をからめる。
野菜ときのこの肉巻きソテー
材料
- 1にんじんは5mm角×8cm長さに切り、さやいんげんは両端を切り落としてゆでる。えのきだけはほぐす。
- 2ラップの上に牛もも薄切り肉を広げ、塩をふり、片栗粉を茶こしで 全体にふりかける。1を芯にして巻く。
- 3フライパンにサラダ油を熱し、2の巻き終わりを下にして焼く。転がしながら全面を焼き、Aを混ぜて加え、全体にからめて火を止める。食べやすい大きさに切る。
枝豆と野菜のかき揚げ丼
材料(4食分)
- 1ゆでた枝豆は薄皮をむいて粗く刻む。さつまいもは8mm角に切り、水にさらしてザルにあげる。にんじん、玉ねぎは短いせん切りにする。
- 2薄力粉とベーキングパウダーをボウルにザルでふるい入れ、水と塩を加えて混ぜ、かための天ぷら衣を作る。1とシラスも加え混ぜる。
- 3フライパンに高さ1〜2cmの油を入れて熱し、箸先を入れると泡が多く出るくらい(中温)になったら、生地をスプーン一杯ずつそっと流し入れる。底がかたまったら裏返し、全体がカリッとするまで揚げる。
- 4Aを鍋に合わせてひと煮立ちさせる。器にごはんを盛ってかき揚げ(食べやすく切ってもよい)をのせ、タレをかけ、ちぎった焼きのりを散らす。
カラフル野菜ゼリー
(トマト、かぼちゃ、きゅうり)
材料(150mlのグラス3個分)
- 1小鍋にAを入れて混ぜ、沸騰するまで混ぜながら煮溶かす。
- 2皮をむき種を取って刻んだトマト、ゆでて皮をむき、つぶしたかぼちゃ、すりおろしたきゅうりのいずれか1種類を混ぜる。水でぬらしたミニグラスに注ぎ、冷蔵庫で冷やしかためる。
※Aを3倍量にし、3等分して野菜3種をそれぞれ混ぜてもよい。
シラス入りにんじんかぼちゃがゆ
材料
※湯にだし昆布2cm角程度を浸して
冷ましたもの、または水でもよい
- 1 小鍋に、ごはん、すりおろしたにんじん、皮を取り薄く刻んだかぼちゃ、シラス、だし汁を入れて混ぜ、ふたをして火にかける。沸騰したら弱火にし、時々かぼちゃをつぶしながら約15分炊く。塩を混ぜて蒸らす。
夏を乗り切る旬の食材を取り入れよう
暑くなると、体力が奪われて食欲も落ちてしまいがちですよね。旬を迎えた食材は栄養価が最も高いといわれています。夏を乗り切るための栄養を旬の食材から取り入れて、元気に夏を乗り切りましょう。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)