保育園の遠足をはじめ、日ごろのお散歩の機会にもお弁当をつくる機会があると思います。しかし、幼児食期のお弁当の中身はどんなものが良いのか悩むママも。
そこで今回は、幼児食期の子どもにおすすめの、食べやすくて栄養満点なお弁当レシピを紹介します。
幼児食期におすすめのお弁当って?
幼児食期の子どものお弁当には、スプーンやフォークを使って自分で食べやすいおかずや、手づかみで食べられるものがおすすめです。
レジャーシートなどに座って食べることを考えると、テーブルで食べる環境とは異なり、食べにくい場合もあります。掬いにくくポロポロとこぼれやすいおかずは避けると良いですよ。
幼児食きにおすすめのお弁当レシピ!
ロールパンのスライスサンドイッチ
(かぼちゃ&ツナ)
材料
- 1かぼちゃはゆでて皮をむき、フォークの背などでつぶす。
- 21に汁をきったツナを混ぜ、牛乳を少しずつ加えてぬりやすいかたさにする。
- 3ロールパンを1〜1.5cm厚さの輪切りにして間に切り込みを入れ、2をはさむ。
野菜入りチキンナゲット
材料
- 1れんこん、玉ねぎ、にんじんはすりおろしてポリ袋に入れ、鶏ひき肉、Aを加えて袋をもんでよく混ぜる。2×3cmの小判形に丸める。
- 2フライパンに高さ1cmのサラダ油を入れて温める。箸を入れて泡が出るくらい(中温)になったら1を入れ、裏返しながらきつね色になるまで揚げる。紙の上に取り、余分な油をきる。好みでケチャップを少量添える。
白花豆とりんご煮
材料(4食分)
- 1鍋に白花豆と、皮と芯を取って厚めのいちょう切りにしたりんご、砂糖、塩を入れて約10分煮る。
※豆の皮が食べにくい場合はむく。
※乾燥豆のゆで方
豆は水に約4時間浸す。水をきり、鍋に豆とたっぷりの水を入れてふたをし、強火にかける。沸騰したら火を弱め、やわらかくなるまで約20分(圧力鍋の場合は約7分)ゆでる。
※保存方法
密閉容器にゆで汁少しと一緒に入れ、乾燥を防ぐ。冷蔵庫で2週間程度保存可能。食べる際は加熱する。
ごはん入りほうれんそうチーズオムレツ
材料
- 1ほうれんそうは沸騰した湯でやわらかくゆで、水にさらして絞り、粗みじん切りにする。
- 2溶いた卵に1とごはん、粉チーズ、塩を加え混ぜる。
- 3サラダ油を熱したフライパンに2を丸く流し入れ、箸で混ぜながら1cm厚さにまとめる。ふたをして両面が薄く色づくまで焼き、食べやすい大きさに切る。
ぺたんこギョーザ
材料
- 1キャベツはゆでてみじん切りにし、水気を絞る。ニラもみじん切りにする。
- 2豚ひき肉に1と片栗粉、塩、しょうゆを合わせてよく混ぜ、3等分してギョーザの皮にのせる。端に水をぬって半分に折り、ひだを寄せずに合わせ、中央を指でつまんでリボン状にする。
- 3フライパンにごま油を熱し、2を並べる。底に薄く焼き色がついたら湯を加え、ふたをして蒸し焼きにする。ふたを取り、水分を飛ばして底をカリッと仕上げる。
お弁当は家で食べるのもおすすめ!
お弁当は外で食べるイメージがありますが、家で食べるのもおすすめです。
この時期の子どもは、遊びの時間と食事の時間を切り替えられず、食事に集中できないこともしばしば。また、味覚が発達することで好き嫌いがではじめ、食べてくれないこともあります。
そんな悩みを解消するために、いつもと雰囲気を変えてお弁当を用意してみるのも1つの手です。
お弁当で食べるごはんは、いつもと同じメニューでもおいしく感じたり、ワクワクしたり、楽しい気分になるものです。そんなワクワクした気持ちでパクパク食べてくれるかもしれません。
今回紹介したレシピを参考に作ってみてくださいね。
● 食物アレルギーの診断を受けている、または疑いのある場合は必ず医師と相談のうえ進めてください。
● 具材が大きい場合は、食べやすいサイズに調整してください。
● レシピの食材は旬のものや自宅にあるものに置き換えてもかまいません。(ただし、この時期に食べられる食材かどうかチェックしましょう)。
レシピ・記事提供:「まいにちの手を動かす食事で、すくすく育つ 1〜3歳発達を促す子どもごはん」(中村美穂著、日東書院本社)