赤ちゃんと大人の衣類を分けて洗濯していると、いつまで続けたらいいのか迷うことがあるのではないでしょうか。「そもそも分けるべきなの?」「一緒に洗っても問題ないのでは?」など気になる人もいるかもしれません。
そこで今回は、赤ちゃんの洗濯物は分けたほうがいいのか、いつまで分ければいいのか、ベビー用の洗濯洗剤は必要なのかなどをご紹介します。
そもそも、赤ちゃんの洗濯物は分けたほうがいいの?
赤ちゃんと他の家族の洗濯物を分けて洗ったほうがいいかについて、明確な決まりはありません。
自治体や産婦人科のマタニティクラスなどでも、分けたほうがいいと指導される場合もあれば、新生児期から一緒に洗って問題ないといわれる場合もあるようです。
分けて洗ったほうがいい主な理由として、赤ちゃんの肌はとてもデリケートなことがあげられます。
一大人の衣類と一緒に洗うと付着した物質が刺激になってしまい、肌トラブルが起こる可能性があるからだといわれています。
一緒に洗ってもいい理由としては、洗濯洗剤に含まれる界面活性剤には一度落ちた汚れが再び繊維に付着するのを防ぐ働きがあるため、大人の衣類に付いた汚れが赤ちゃんの衣類に移ることはないからだとされています。
ただし一緒に洗う場合でも、次のようなときは分けて洗うようにしましょう。
赤ちゃんと大人の衣類を分けて洗濯したほうがよいケース
- 大人の服の汚れがひどいとき
- 大人の新品の服を洗うとき
- 赤ちゃんの服を水通しするとき など
赤ちゃんの洗濯物はいつまで分ける?
赤ちゃんと他の家族の洗濯物を分けて洗う場合、いつまで分けるという決まりもありません。
生後半年を過ぎたら大人の衣類と一緒に洗濯しているという家庭もあれば、赤ちゃんが敏感肌の場合は2歳頃までは分けているという家庭もあるようです。
赤ちゃんの体質やライフスタイルに合わせて、柔軟に対応してくださいね。
ベビー用の洗濯洗剤は必要?
赤ちゃんの洗濯物だけ分けて洗う場合でも大人の洗濯物と一緒に洗う場合でも、基本的には一般的な洗濯洗剤を使ってかまいません。
赤ちゃんの肌への刺激が気になる場合は、低刺激のベビー用洗濯洗剤を使うと安心でしょう。
ただし大人の衣服についた皮脂や汗はベビー用の洗剤ではしっかり落とせないこともあります。
特に夏場で汗の匂いや汚れがひどいときは、大人は大人用の洗剤を使って分けて洗濯してくださいね。
ベビー用の洗濯洗剤をいつまで使わなければいけないという決まりもないので、少しずつ大人と同じ洗剤を試していくといいでしょう。
赤ちゃんのうんちがついた服の洗濯方法は?
赤ちゃんのうんちが服についてしまったときは、そのまま洗濯機には入れず、汚物を拭き取ってベビー用洗剤を少量溶かした水をバケツに入れ、つけおき後にほかの衣類と一緒に洗濯してください。
月齢が低いうちはつけおき洗いが必要なものが次々出てくるので、つけおき用のバケツを1つ用意しておくと便利ですよ。
赤ちゃんが、胃腸炎などウイルス感染したうんちで服を汚してしまった場合は、別の対処が必要です。
塩素系漂白剤(キッチン用のハイターなど)を薄めた液に浸けて消毒してから、赤ちゃんの他の衣類や大人の衣類と分けて洗いましょう。
ケースバイケースで赤ちゃんの洗濯物や洗剤を分けよう
赤ちゃんのは洗濯物を分けなくてはいけない、ベビー用の洗濯洗剤を使わなくてはいけないという決まりはありません。
家族構成やママ・パパの負担などを考えながら、使い分けるか考えてみてくださいね。
分けて洗うときは、ベビー用の柔軟剤などもあるので、あわせて購入しておくと便利ですよ。