ベビーカーはいつからいつまで必要?対面から背面の切り替え時期は?

赤ちゃんとのお出かけに欠かせないベビーカー。メーカーや商品によって仕様や機能が違うので、いざ購入しようとすると悩んでしまうママやパパは多いのではないでしょうか。そこで今回は、ベビーカーはいつからいつまで必要なのか、対面・背面にする時期、選び方のポイント、嫌がるときの乗せ方のコツをご紹介します。

ベビーカーはいつからいつまで必要?

ベビーカー いつまで 必要 4212025

ベビーカーが必要なのは、早くて生後1ヶ月が経った頃から。赤ちゃんは、基本的に生まれて1ヶ月間は外出ができないため、それ以前は必要ありません。出産後の退院時には、ママやパパが抱っこをしたり、抱っこ紐を使って横抱きしたりすることがほとんどです。

いつまでベビーカーを使うかについては、生活環境やベビーカーのタイプによって異なりますが、しっかり歩けるようになる2歳~2歳半頃から徐々に使う回数が減り、3歳頃までに卒業する子が多いようです。

外出先で眠ったときや荷物が多いときはベビーカーがあると便利なので、3歳を過ぎても頻繁に使用しているママもいます。ベビーカーをいつまで使うか決まりがあるわけではないので、ライフスタイルに合わせて使用してくださいね。

ただし、ベビーカーには体重制限があります。メーカーや商品によって異なりますが、多くのベビーカーは体重15kgまでを耐荷重としています。説明書をよく確認して、安全に乗れる時期まで使うようにしましょう。

ベビーカーのA型・B型の違いとは?使える時期が違うの?

赤ちゃん ママ 散歩 ベビーカー

ベビーカーには「A型」と「B型」があります。これは日本のSG(安全基準)が定めた規格で、車輪の大きさや振動吸収性、リクライニングの角度によって分類されています。海外製のバギーなどは、「●型相当」という形でわけられて販売されています。

A型とB型では、それぞれ月齢・年齢制限や使用方法が異なるので、以下を参考に、どちらのタイプにするか考えてから購入するといいでしょう。

A型ベビーカーの特徴

A型のべービーカーは、首がすわらない低月齢の時期から乗せることができ、3歳頃(体重15kg)まで使えるものがほとんどです。ハンドルを切りかえて赤ちゃんと向き合う対面式機能がついているものもあります。

赤ちゃんがリクライニングで快適に寝られるようにクッション性のあるシートを使用していたり、地面からの熱が伝わらないようにシートの高さにこだわっていたり、安定性が高い設計なのが特徴です。

月齢が低いうちから大きくなるまでの長い間、赤ちゃんを乗せることができるので、1台のベビーカーを長く使いたい、早い時期から使いたい、使う機会が多いというママやパパにおすすめです。

B型ベビーカーの特徴

B型のベビーカーは、おすわりができる生後6~7ヶ月頃から3歳頃(体重15kg)まで使うことができます。

軽量さやコンパクトに折りたためることを重視しているため、基本的にリクライニング機能がなく、公共機関でも場所を取らず、持ち運びしやすいのが特徴です。A型に比べると手頃な価格なので、A型はレンタルし、B型は購入するという家庭も多いようです。

エレベーターがないような場所でもすぐに畳んで持ち運びができるので、アパートやマンション、駅などで、階段移動が多くなるというママやパパにおすすめです。車のトランクにも積みやすく、車で出かけるときにも便利ですよ。

ベビーカーを対面にするのはいつまで?背面はいつからがいい?

カレンダー 日付 期間

前述の通り、A型のベビーカーのなかには、対面式・背面式の切り替えができるものもあります。首がすわらずリクライニングにしている時期や、ママの顔が見えていないと赤ちゃんが不安に感じるときは、対面にしておくとママも赤ちゃんも安心ですよ。

お座りができるようになったり外の景色に興味を持ち始めたりする生後6~7ヶ月を目安に、背面にするといいでしょう。

ベビーカーによって、対面・背面にできるもの、できないものがあるので、購入前によく確認しておいてくださいね。

ベビーカー選びのポイントは?嫌がるときに乗せるコツは?

ベビーカー 日本人

ベビーカーを選ぶときは、まず赤ちゃんを乗せる時期を考えましょう。早めに乗せたい場合はA型、しばらくは抱っこ紐で十分な場合はB型など、乗せる時期に合わせて型を選ぶことがポイントです。

またベビーカーは、どの赤ちゃんでも当たり前に乗るとは限らず、嫌がる時期があることも珍しくありません。

以下に、ベビーカー選びのポイントと、赤ちゃんが嫌がるときに乗せるコツをご紹介するので、参考にしてみてくださいね。

ベビーカーを選ぶポイント

● ベビーカーに赤ちゃんを乗せて電車やバスを利用することが多い場合、車内や駅構内の移動時に一時的に抱っこ紐に切り替えることもあるので、片手でたためて自立する軽量タイプが便利です。駅の自動改札をそのまま通れる幅かどうかも確かめておくと安心ですよ。

● 散歩や近所への買いものでベビーカーを利用することが多い場合は、安定した走行ができるタイヤの大きいタイプがおすすめです。スーパーで小回りが利く操作性が高いものや、座面下の荷物置きが大きいタイプを選びましょう。

● ベビーカーを車のトランクに乗せることが多い場合は、折りたたみやすくコンパクトなタイプがおすすめです。ベビーカーとチャイルドシートが兼用で使えるタイプもあります。

赤ちゃんがベビーカーを嫌がるときに乗せるコツ

ベビーカーに赤ちゃんを乗せたときに泣いたりぐずったりしたときは、以下の方法を試してみてください。

● 赤ちゃんと目を合わせる・話しかける
● 赤ちゃんにお気に入りのおもちゃを持たせる
● ベビーカー用のメリーを取り付ける
● ときどき休憩して赤ちゃんを抱っこする
●「ぐずり出したときだけ」などルールを決めて、おやつをあげる
● 暑すぎないか(または寒すぎないか)確認する

ベビーカーをいつからいつまで使うかは生活スタイル次第

赤ちゃんをベビーカーに乗せてお出かけを始める時期は家庭によって様々です。生活スタイルや赤ちゃんの成長にあわせて、いつ頃から乗せるか決めるようにしましょう。

ベビーカーを選ぶときは、店舗に行って赤ちゃんを乗せたり押したりして使用感を試すのがおすすめです。

最近は、振動を軽減するためのクッションや、ゆったり寝たり座ったりできる幅広シートなど、様々な工夫がされているベビーカーが多くあります。お気に入りの一台を見つけて、赤ちゃんとのお出かけが楽しくなるといいですね。

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