赤ちゃんとペットが仲良く暮らせるポイントまとめ!

妊娠前から犬や猫といったペットを飼っていた場合、「赤ちゃんが生まれたらペットを実家に預けたほうが良いかな?」「新生児はペットと同居できないの?」と考えるかもしれません。ペットも大切な家族の一員なので、赤ちゃんが生まれてからも一緒に暮らしていきたいですよね。そこで今回は、赤ちゃんがいる家庭でペットを飼うことはできるのか、飼うときの注意点、赤ちゃん・新生児とペットが楽しく同居するためのコツをご紹介します。

赤ちゃんとペットは一緒に住めるの?

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赤ちゃんとペットとの同居については、赤ちゃんに動物アレルギーがなく、ペットのしつけや掃除といったお世話をしっかりできる環境であれば、基本的に問題ありません。これらの条件を満たしていれば、新生児期からでもペットと住むことができます。

ただし、犬や猫の種類や赤ちゃんの月齢によってアレルギーの症状の現れる時期や程度が違うため、実際に同居してからでないと赤ちゃんに動物アレルギーがあるかどうかはわかりません。

妊娠前からペットを飼っている場合

出産による入院や新生児のお世話に追われる時期は、ママがペットのケアをすることは大変です。妊娠中から誰がお世話をするのか決めておきましょう。

室内で大型の犬や猫を飼っている家では、赤ちゃんに危険が及ばないように常に注意を払う必要があります。ふと目を離した隙に、ペットが寝ている赤ちゃんの上に乗りかかるようなこともあるので、赤ちゃんはベビーベッドなど、ペットが入れないところに寝かせましょう。

赤ちゃんが生まれてからペットを飼う場合

赤ちゃんが生まれてからペットを飼う場合は、できれば新生児期ではなく、赤ちゃんが1歳を過ぎてからにしたほうがいいでしょう。

新生児期から生後6ヶ月頃まではママやパパは赤ちゃんのお世話に追われ、生後6ヶ月を過ぎると赤ちゃんが動き回るようになるので、ペットを飼いはじめる余裕はありません。

また、犬や猫などペットの種類によっても、お世話の方法や赤ちゃんがいる家庭での飼いやすさは違うので、ペットショップの店員に相談してみると安心です。

もし赤ちゃんが動物アレルギーを発症していたら、どの動物が原因となるのか調べたうえで、アレルギーの心配がないペットを飼うようにしましょう。あくまでも、赤ちゃんの健康を第一に考えるようにしてくださいね。

赤ちゃんがいる家でペットを飼うときの注意点は?

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赤ちゃんが生まれる前からペットを飼っていた家庭では、出産後、自宅に戻ってきてからすぐに、赤ちゃんとペットとの生活が始まります。赤ちゃんがいる家庭でペットを飼うときは、下記の注意点に気をつけましょう。

アレルギー

前述の通り、家の中にペットがいると、赤ちゃんがペットの毛やフケ、唾液、尿などに反応してアレルギーを起こすことがあります。

咳や湿疹、くしゃみ、鼻水、目の充血といった症状が続いているときは、動物アレルギーの可能性があるので、一度、小児科を受診しましょう。

ペットと赤ちゃんの関係性

ペットにとって、飼い主であるママとパパの間に赤ちゃんが生まれることは、大きな環境の変化といえます。特に新生児期は、家族みんなが赤ちゃんに注目したり、赤ちゃんが泣いたりして、ストレスに感じてしまうことも。

赤ちゃんが生まれても、ペットへの愛情はそれまでと変わらずに注いであげるようにしましょう。赤ちゃんのお世話に追われてペットのケアができないときは、一時的に預かってくれる人やペットホテルを探すのも一つの方法です。

赤ちゃんは高い位置のベビーベッドに寝かせる

赤ちゃんは寝ている時間が長く、床から近い高さに寝かせていると、落ちているペットの毛を吸いやすい傾向があります。そのため、赤ちゃんは床からある程度の高さがあるベビーベッドに寝かせましょう。ベビーベッドに囲いがあれば、ペットも飛び乗れないので安心ですね。

空気をきれいに保つ

空気清浄機を使うことで、ペットの毛や、毛についているダニなどのアレルゲン物質、そして臭いを除去することができます。空気清浄機はできるだけつけておくようにしましょう。

掃除・洗濯はしっかりと

ぬいぐるみやカーテン、布団はペットの毛がつきやすいので、こまめに掃除や洗濯するようにしましょう。特にぬいぐるみや布団は子供の肌に触れることが多いので、念入りにお手入れしてくださいね。

犬や猫は、季節によって毛が生え変わる品種もいるので、抜けやすい時期には特に気を配りましょう。

赤ちゃんがいる家でペットを飼うメリットは?

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上記の注意点をしっかり守れば、赤ちゃんとペットが同居することで得られるメリットはたくさんあります。

癒し効果

新生児期には昼夜問わず授乳しなくてはならないため、ママは寝不足がちになり、ささいなことでイライラしてストレスを溜め込んでしまうことがあります。そんなとき、ペットに癒されて心が落ち着くことで、赤ちゃんに優しく接することができるかもしれませんよ。

安心感

犬や猫は母性本能が強いため、赤ちゃんをかわいがることが多いです。赤ちゃんが泣いているとかけつけてくれるペットもいて、赤ちゃんも安心してくれそうですね。

情操教育に良い

情操教育とは、国語や算数などの知識教育に対して、感情や情緒を育み、創造的かつ個性的な心の働きを豊かにするための教育です。ペットを飼うことで、命の大切さを知り、赤ちゃんの感情や情緒を育むことができると考えられます。

赤ちゃんとペットが楽しく暮らしていくためのコツは?

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赤ちゃんとペットが共存できる空間を作るには、衛生面だけではなく、しつけも大切なポイントです。ペットが犬などの場合、飼い主の顔を舐めたり、吠え癖や咬み癖があったりすると、赤ちゃんが怪我をする原因にもなります。

基本的なしつけをしておくことは当然ですが、赤ちゃんとペットが仲良く安心して生活できるようなしつけも実践しましょう。

赤ちゃんを紹介する

出産後、赤ちゃんを連れて自宅に帰ったら「○○ちゃんだよ、仲良くしてね」とペットに赤ちゃんを紹介してあげましょう。

赤ちゃんと一緒に遊んだり、おやつをあげたりする

赤ちゃんと遊ぶときに、ペットを仲間に入れてあげましょう。赤ちゃんと遊ぶことは楽しい、一緒に遊ぶとママも喜ぶ、と覚えると、スムーズに仲良くしてくれますよ。

赤ちゃんと同じ時間におやつをあげるのもいいですね。

ペットを優しく見守る

犬や猫は弱い者に対して優しいので、今まで共に生活してきたペットを信じて、赤ちゃんに近づいたとしても、すぐに「近づいたらダメ」と叱らないようにしましょう。赤ちゃんに危険が及ばないように注意を払いながら見守ってあげてください。

赤ちゃんとペットとの生活を楽しもう

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赤ちゃんが生まれると、新生児期には1日中、授乳やおむつ替えに追われることになります。そのため、ペットのお世話をちゃんとできるのだろうかと不安になるかもしれません。

しかし、ペットも大切な家族の一員。しばらくはパパや家族に協力してもらいながら、赤ちゃんとペットとの暮らしに慣れていきましょう。

すでにペットを飼っていて、赤ちゃんに動物アレルギーの症状が出たときには、小児科の医師や獣医などと相談しながら、これからの生活を考えていきましょう。

犬など吠えるペットには、赤ちゃんが生まれる前と同様に愛情を注いであげることで、無駄吠えが少なくなることも。赤ちゃんとペットが仲良く心地よく暮らしていけるように、妊娠中からできる限りの準備をして、赤ちゃんを迎えられるといいですね。

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