パパこそ考えたい!これからのライフプラン

監修専門家 ファイナンシャルプランナー 裏門 春菜
裏門 春菜 ファイナンシャルプランナー。元々は自分自身も「お金のことは難しい」「初心者すぎて何から始めればいいか分からない」と悩んできました。だからこそ、同じように不安を抱える方の力になりたいと考え、FPの道へ。... 監修記事一覧へ

妊娠・育児がはじまるタイミングは毎日の生活で精一杯になりがちですが、今こそ「ライフプラン」を考えるチャンス!

教育費、住宅、老後…将来の大きな出費を見える化することで、家族のお金の流れがぐっとラクになりますよ。

今回は、パパが今からできる”ライフプランの基本”をご紹介します。

ライフプランとは?

赤ちゃん 抱っこ 笑顔 パパ
ライフプランとは、将来の家族の生活とお金の流れを数字で整理する”人生の家計図”。

「いつ家を買う?」「子どもが大学に行くのは何年後?」といったイベントを年表に落とし込み、必要なお金を逆算します。

ここに「どんな家に住みたいか」「家族で何をしたいか」などの希望を書き込むことで、より自分たちらしい未来図になります。

ライフプランを立てることで、今後の安心感が違いますよ。

これからの主な出費を知っておこう

ライフプランを考えるうえで、押さえるべき代表的な支出があります。大きな出費はあらかじめ知っておくことで、計画が立てやすくなりますよ(※1~3)。

●教育費:幼稚園〜大学まで約1,000万〜2,800万円
●住宅費:購入費用+ローン返済、引っ越しなど
●老後資金:最低でも2,000万円程度が目安
●ライフイベント:車の買い替え、旅行、子どもの結婚 など

特に教育費と老後資金の両立は、パパ世代にとって最大のテーマです。

ただし、「自分たちがどんな暮らしをしたいか」も同じくらい重要です。旅行や趣味、移住などをどこまで盛り込みたいかも考えておきましょう。

ステップ1:今の家計を把握

ライフプランは”今の数字”を知ることからはじめます。

●毎月の収入
●固定費(住宅費・保険・通信費)
●貯蓄額

まずは「毎月いくら余裕があるか」を把握しましょう。

ステップ2:家族の希望と将来のイベントを書き出す

ここがライフプランの要です。

「子どもが何歳のときにどんな出費があるか」を整理するだけでなく、自分たちの希望や夢を話し合うことが大切です。

●3歳:新築戸建て購入
(購入費用と引越しで+300万円)
●6歳:公立小学校入学
(学用品などで+数万円)
●10歳:家族で海外旅行
(旅行費用で+50万円)
●18歳:私立大学入学
(入学金+学費で+200万円超)
●35年後:住宅ローン完済、定年、老後資金の取り崩し開始

希望を書き込みながら必要なお金を見積もると、”お金ありき”ではない、自分たちらしいライフプランになりますよ。

ステップ3:シミュレーションしてみる

数字で確認することで、不安が具体的な行動に変わります。

●今の貯蓄:100万円
●毎月の貯蓄:3万円
●教育費:大学入学時に200万円必要
●老後資金:2,000万円必要

ここで「大学費用はNISAのつみたて投資枠で」「老後資金はiDeCoで」など、目的ごとに運用先を分けると具体的に考えやすくなります。

ここまでできたら、以下のようなライフプランを立ててみましょう!

年齢(パパ基準) 家族イベント 必要なお金の目安
30歳 赤ちゃん誕生 出産・育児費用
(数十万円〜100万円前後)
35歳 幼稚園入園 入園費・学費
(数十万円)
42歳 小学校入学 学用品・入学準備
(数万円〜10万円程度)
45歳 マイホーム購入検討 頭金・諸費用
(数百万円〜1,000万円)
48歳 中学校入学 制服・部活動費
(数十万円)
51歳 高校入学 入学金・授業料
(年間約60〜100万円)
54歳 大学入学 入学金+初年度学費
(約100〜200万円)+仕送り
55〜60歳 大学在学中 学費総額
(国公立で約480万円、私立理系で約820万円)
65歳 定年 老後資金準備
(最低2,000万円程度が目安)
70歳以降 セカンドライフ 医療・介護費の増加
(年間数十万円)

これからいくら必要なのか、月にどれくらい貯めていけば安心なのかがわかりますね。

ステップ4:行動に移し、定期的に見直し貯める!

節目(転職・子どもの進学・住宅購入など)ごとに、希望が変わっていないかを確認して更新しましょう。金銭面の変化もチェックしてくださいね。

教育費や老後資金は”時間をかける”のが一番の節約術。

たとえば月3万円を20年間積み立てるケースでは何もしなければ720万円ですが、年利3%で積立すると約985万円、5%なら約1,233万円になります(※4, 5)。

ライフプランの中で「時間を味方につける」ことはとても大事なんですよ。

ライフプランを立てるときの注意点

ライフプランには”柔軟性”が大切!

● 無理に完璧を目指さない:「ざっくり」でも十分役立ちます
● パートナーと共有する:ママと一緒にプランを描くと具体性や安心感アップ
● 定期的に見直す:転職や子どもの進学で状況は変わるので、節目で見直すと◎

どれも簡単なことですが、しっかり心に留めておいてくださいね。

家族とライフプランを立てよう!

ライフプランは未来の支出を見える化して不安を安心に変えるだけでなく、家族の夢をかたちにする設計図です。

教育費・住宅・老後という大きな支出を整理し、短期・中期・長期に分けて着実に準備していけると安心ですよ♪

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