物価高でも収入は大きくは変わらない…そんなお悩みを持つ家庭は多いですよね。将来の教育費や老後資金は、“パパが今から小さく始めること”でずっとラクになるんです!
今回は、NISAやiDeCoを含めた資産運用の基本と、パパ世代におすすめの始め方をご紹介します。
パパが押さえておきたい3つの運用

資産運用といっても、難しいものばかりではありません。以下の”基本の3つ”を知るだけで十分なんです(※1,2)。
1. 積立投資(投資信託)
● 少額から始められ、長期での複利効果が期待できる
● 「新NISA」のつみたて枠(年間120万円)を使うと、非課税で運用可能
● 教育費や将来の資金づくりにおすすめ
2. iDeCo(個人型確定拠出年金)
● 掛金が全額所得控除で節税効果◎
● 運用益も非課税
● 60歳以降にしか引き出せないため、老後資金用
3. 預貯金・定期積立
● 流動性が高く、急な出費に備えられる
● 利率は低いものの、教育費の「入学金」「初年度費用」など“必要時期が決まっている資金”の準備に有効
資産形成の実際のステップは?
何から始めればいいのか迷うパパへ、シンプルな流れを整理しました。
1. 生活防衛資金を確保
まずは生活費の6〜12か月分を現金でプールしておきましょう。
一般的には「3〜6か月分で十分」と言われますが、赤ちゃん期のパパ・ママには想定外の出費が重なりがちです。
ベビー用品の購入や急な医療費、住まいの購入や引っ越しなど、ライフスタイルが大きく変わることも多いためです。
だからこそ”ゆとり資金”を備えることで、どんな変化にも落ち着いて対応できて家計の安心の土台になります。
2. 短期・中期・長期に分ける
家族のお金を目的ごとに分けて投資スタイルを選ぶと、無理なく増やす仕組みが作れます。
短期資金(5年以内に使う)
家電の買い替え、車検、旅行など近い将来の支出は、値動きの少ない普通預金や定期預金で安全第一。
目的別口座や自動積立を活用して、いつでも取り崩せる形をキープするのも良いでしょう。
中期資金(10〜15年後に使う)
高校・大学入学費や住宅修繕など、使う時期が決まったお金。
債券中心のバランス型投資信託や債券運用型の積立保険など、価格変動を抑えた商品を軸にすると安心です。必要に応じて株式型投資信託を補完的に。
長期資金(20〜30年以上先に使う)
老後資金や子ども独立後のゆとり資金は、NISAのつみたて投資枠やiDeCoなど株式主体の長期投資が基本。
さらに変額保険(投資信託で運用する保険)を組み合わせれば、長期成長と保障を一度に確保できます。
3. 少額からコツコツ
月5,000円や1万円からでもスタートして、余裕が出てきたら積立額を増やす「スライドアップ投資」が効果的。
利益をそのまま再投資することで、複利効果が雪だるま式に働くため、早く始めた人ほど有利に。
途中で家計が変わっても、自動積立設定を調整すれば柔軟に続けられます。
シミュレーション例:月1万円&3万円を20年間積立
実際の数字を見ると、コツコツの力がどれほど大きいかわかります。
ここでは「年利3%」「年利5%」で運用できた場合を比較してみましょう。
毎月積立額 | 年利 | 元本 | 20年後の資産 |
---|---|---|---|
1万円 | 3% | 240万円 | 約328万円 |
1万円 | 5% | 240万円 | 約411万円 |
3万円 | 3% | 720万円 | 約985万円 |
3万円 | 5% | 720万円 | 約1,233万円 |
※複利計算:毎月積立・利回りは年率を12分割
時間をかけて積み立てるほど、利回りの違いが家計に大きく影響するのがわかります。
同じ「月3万円」でも、利回り3%と5%では約250万円の差がでるので、上手に積立投資するのが大切ですね。
パパ向けの注意点
運用は「攻め」だけではなく「守り」も大切。安心と両立させるために、以下を忘れないようにしましょう。
リスクを取りすぎない
教育費や生活費は安全資産で確保し、余剰資金で運用
保険と投資を混同しない
資産形成はNISAやiDeCoでしっかり。保険はお守りとして必要十分なものを選択
見直しを定期的に
子どもの成長や収入の変化に合わせて調整
資産形成で将来の不安を減らそう!
資産運用は「お金を増やす」だけでなく、家族の未来を安心させる手段です。生活費・教育費・老後資金を分けて考え、NISA・iDeCo・預貯金を組み合わせるのがパパにおすすめのスタイル。
赤ちゃんがまだ小さい今だからこそ、無理のない金額で始めてみるのが一番のポイントです。もっと詳しく知りたい!というパパはぜひninaruオンライン教室の資産形成講座を受講してみてくださいね。