病院や産院はそれぞれ施設の設備や費用、サービスなどが異なります。出産する病院・産院を探す際に個別で調べるしかなく、時間も労力も必要なので大変ですよね。
そんな状況を鑑みて、厚生労働省は5月30日に、出産施設の費用やサービス等を比較検討しやすい、Webサイト「出産なび」を開設。
今回は、「出産なび」の使い方などを中心にご紹介します。
「出産なび」では何がわかるの?

「出産なび」では、出産を取り扱う全国およそ2,000ヶ所におよぶ、病院や診療所、助産所などにおける費用やサービスを一覧で確認できます。
出産を希望する地域・条件を設定したら一覧で表示されるので、ゼロから調べる必要がなく、知らなかった施設を知ることができるのもメリットです。
施設の情報でわかるのは、大きくわけて「施設の情報」「助産ケア」「付帯サービス」「費用」。主に以下のような詳細を見ることができます。
詳細で確認できる主な情報
● 個室の有無
● 無痛分娩の実施有無
● 立ち会い出産の有無
● 分娩費用の目安(基本的な分娩費用、個室利用時の室料差額などの内訳もあり)
● 外来受付時間
● 病床数
● 年間分娩取り扱い数
● 個室代の目安
● 産後ケアサービスの有無
● 産科医や小児科医、助産師、看護師などの人数
上記のほか、各項目の説明、専門的な言葉の意味や、産休など出産にまつわる制度の解説、生活困窮などの支援制度の紹介などもあります。
「出産なび」の使い方
出産施設を探す

② 「詳細条件」から出産施設の種類を選択
③ 立ち会い出産、無痛分娩など、「付帯サービス」を選択
①〜③を選択して、該当する出産施設を検索します。
施設を選ぶ

検索後、対象施設が一覧で表示されるほか、地図上に検索結果を表示することもできます。
一覧では最低限の「特長」が比較でき、施設名をクリックすると各施設の詳しい情報を確認できます。
各情報をチェックする

施設の基本情報、周辺マップに続いて、「施設の情報」、「助産ケア」、「付帯サービス」、「費用等」の項目で、詳しい情報を確認しましょう。
出産なびを活用して探す負担を減らそう
大切な赤ちゃんとママのために、出産する施設選びはとても大切です。しかし、施設ごとに費用やサービスをひとつひとつ調べるのはとても大変なこと。希望の条件で絞り込めて、比較検討しやすい出産なびを活用してみてくださいね。