一重か、それとも二重かー。それは「まぶた」の問題。
「どっちでも構わない！我が子だからどっちになってもかわいいに決まってる」という意見はごもっとも。
とはいえ、「両親とも二重だから、今は一重でもそのうち二重になるのかも…」と、なんとなく、しかしずっと気になる…という親も案外いるような気がします。
今回は、現在小学生の我が子のケースを交えつつ、医師に聞いた赤ちゃんの一重から二重の変化についてご紹介します。
我が家は親が二重で子どもが一重
現在小学生低学年の我が子は一重。夫婦、祖父母は二重の家族です。
赤ちゃんの頃は一重であっても、漠然と「そういうもの」と思っていて、特に疑問を抱くことはありませんでした。
しかし、1歳、2歳、3歳になっても変化はなく。唯一、高熱を出したときだけ二重になるので、「そういえば今も一重だ」と気づくことが数年に何回ありました。
一重でも二重でも、どっちでもいいんです。いいんですが、「二重は遺伝しないのか？」という疑問が、ふと浮んできたのです。
二重が遺伝するとは限らない
「二重は遺伝するのか」について医師に聞いてみたところ、「遺伝的な要素はあるが、この部分は複雑なメカニズムがあり、必ずしも二重になるとは限らない」ことがわかりました。
「親族に二重が多いから、赤ちゃんも二重になる確率は高い」くらいのことは言えるかもしれませんが、「親が二重だから、赤ちゃんも絶対に二重になる」と言えるほど、遺伝的な要素は確実なものではない、という回答でした。
親や親戚がみんな二重や奥二重でも、一重の子が生まれることは珍しいことではないようです。
てっきり遺伝するものとばかり思っていた私には、医師からの回答は意外なものでした。
本来二重でも二重になる時期は個人差がある
本来二重だったとしても、二重が現れる時期には個人差が大きく、一概に「いつから」とはいえません。
新生児期はシワやむくみで一重になることが多いもの。そして新生児期をすぎると、今度は顔・まぶた・体にぽってりと脂肪がつくので、本当は二重であってもしばらく見分けがつかないことがほとんど。
一般的には、ハイハイなど運動量が増える・表情が豊かになってくる生後3ヶ月〜1歳くらいになると、顔やまぶたの脂肪がすっきりして、二重がわかりやすくなっていきます。
しかし、4～5歳で二重になるケースもあれば、生まれたときは二重だったのが一重に変わり、思春期頃にまた二重になるケース、大人になってから二重になるケースなど、個人差があるのです。
二重にしようと目元を触るのは危険
「赤ちゃんのまぶたをなでたりマッサージをしたりしていたら、二重になった」、「綿棒などの柔らかいもので跡をつけていると赤ちゃんが二重になる」という体験談や噂を聞いたことがある人もいるかもしれません。
しかし、これらのことをすると赤ちゃんの皮膚や目を傷つけてしまう恐れがあるので、絶対にやめてください。
我が子は凛とした一重の目元がお気に入り。この先、二重に変化するかはわかりませんが、一重のままの我が子も、二重になった我が子も、かわいい我が子という事実は全く変わりません。これからの成長を、あたたかく見守っていきたいと思います。
