2020年11月11日、日本小児科学会から、子供のコロナウイルス感染症2019 (COVID-19)に関する最新の情報が発表されました(※1)。
そこから、妊婦さんと新生児に関する内容の一部をご紹介します。
妊娠中に感染すると早産になることが増えるが、赤ちゃんへの感染はまれ
2020年4月19日までに発表されたデータによると、感染が報告された385人の妊婦さんのほとんどが軽症で、重症例は3.6%、重篤例は0.8%でした。
そのうち252人が分娩にいたっており、69.4%が帝王切開で、30.6%が経腟分娩でした。
そのママから生まれた256人の新生児のうち、4人がPCR検査で陽性でしたが、全員軽症でした。
PCR検査で陽性が出た赤ちゃんは、子宮内で母体から感染した可能性もありますが、母体のウイルスに反応した偽陽性の可能性もあります。
また別の研究によると、また感染した女性の自然早産率は、感染していない女性より高い傾向がありました。
母乳を通して感染した新生児はいない

周産期(妊娠22週から出生後7日未満)に感染した妊婦さんから生まれた101人の新生児に対して、母子同室で直接母乳を与えたところ、発症した赤ちゃんはいませんでした。
日本小児科学会の予防接種・感染症対策委員会は、これまで妊婦さんが感染した際に行われていた、母子分離や直接母乳哺育の制限の見直しも検討できるかもしれないとコメントしています。
新生児が重症化しやすいかはまだわかっていない
新生児感染者27例の報告によると、軽症ではあったものの、母親と比べてウイルスの排泄量が非常に多く、血漿や尿からも検出され、感染が全身に拡がる可能性も示されました。
ただし詳しいことはまだわかっていません。
あらためて、基本の対策を
感染者数が増え、第三波とも言われているいま。
心配が尽きないとは思いますが、焦りすぎず、家族みんなで基本の対策をしっかり行いましょう。