秋はたくさんのおいしい食材が旬を迎える季節。赤ちゃんの成長に合った食材を離乳食に取り入れたいと思っているママ・パパも多いのではないでしょうか。
そこで今回は、赤ちゃんがおいしく食べられる秋のくだものからぶどう・梨・柿をチョイスして、時期別のかんたんレシピをまとめました!
※3大アレルゲン(卵・小麦・乳製品)には材料名に★マークをつけています。医師と相談のうえ進めてください。他の食材におきかえても構いません。
離乳食のぶどうはいつからOK?
- 初期
- 生後5・6ヶ月頃
- 中期
- 生後7・8ヶ月頃
- 後期
- 生後9・10ヶ月頃

ぶどうは酸味と甘味が強い果物なので、初期はすりつぶしたものを湯で薄めて与えるようにしましょう。りんごやみかん、さつまいもなどの秋の味覚と合わせてもおいしいですよ。
そのままだと丸呑みしてしまう恐れがあるため、食べやすいサイズに細かく刻むなどして食べさせてください。
ぶどうの離乳食初期レシピ
ぶどうのとろとろジュレ
材料(1食分)
- 1ぶどうは皮をむいてつぶし、茶こしなどで果汁をしぼり出す。
- 2片栗粉を3倍量の水で溶いておく。
- 3小鍋に1と2を入れ、加熱しながら混ぜ、とろみがついたら火を止める。
ぶどうの離乳食中期レシピ
ぶどうとバナナあえ
材料(1食分)
- 1ぶどうは皮と種を取り、みじん切りにする(※)。
- 2バナナは皮をむき、スプーンの背などでつぶす(※)。
- 3りんごはすりおろす(※)。
- 41、2、3を混ぜ合わせる。
- ぶどう・バナナ・りんごを初めて食べる場合は、加熱してから与えると安心です。
仕上げにミントの葉をちょこんと乗せれば、大人向けのおしゃれなデザートにもなりますよ。
ぶどうの離乳食後期レシピ
ぶどうとさつまいものサラダ
材料(1食分)
- 1ぶどうは種と皮を取り、5mm角のみじん切りにする。
- 2さつまいもは5mm角にカットして、やわらかくゆでる。
- 31と2を混ぜ合わせる。
離乳食の梨はいつからOK?
- 初期
- 生後5・6ヶ月頃
- 中期
- 生後7・8ヶ月頃
- 後期
- 生後9・10ヶ月頃

梨は、煮ると梨の成分によるザラつきが気になるので、最初はすりおろしから始め、少しずつ生のままのみじん切りや薄切りにするようにして与えると、食べやすくおすすめです。切ると茶色くなるため、すぐ水にさらしてください。
さわやかな甘さが特徴で、ヨーグルトと合わせるのがおすすめ。梨とヨーグルトをパンに塗ってもおいしいですよ。
梨の離乳食初期レシピ
梨入りヨーグルト
材料(1食分)
- 1梨は皮をむいて芯と種を取り除き、すりおろして茶こしなどでこす。
- 21を電子レンジで20~30秒加熱する。
- 3粗熱が取れたらプレーンヨーグルトに加えてよく混ぜる。
梨の離乳食中期レシピ
梨と麸のとろとろ煮
- 1麩は手で細かくちぎる。
- 2梨は皮をむいて芯と種を取り除き、すりおろす。
- 3小鍋に1、2、だし汁を入れ、とろとろになるまで煮る。
梨の離乳食後期レシピ
梨入りサラダ
材料(1食分)
- 1梨とトマトはそれぞれ皮をむき、芯と種を取り除いて2~3mm角に切る。
- 2キャベツはやわらかくゆで、軽くしぼってから2~3mm角に切る。
- 31、2を混ぜ合わせる。
- 梨を初めて食べる場合は、加熱してから与えると安心です。
離乳食の柿はいつからOK?
- 初期
- 生後5・6ヶ月頃
- 中期
- 生後7・8ヶ月頃
- 後期
- 生後9・10ヶ月頃

柿は、できるだけ完熟したものを選ぶと、すりつぶしやすく離乳食に使いやすいです。種がない種類のものを選べば、取り除く手間が省けて調理もしやすいですよ。
柿の完熟した甘さは、プリンやカップケーキなどに取り入れてもおいしく食べられます。ママ・パパも、子どもと一緒に食べてみてくださいね。
柿の離乳食初期レシピ
柿のペースト
材料(1食分)
- 1柿の皮をむき、種を取り除く。
- 21をすりおろすか、ミキサーかブレンダーでなめらかにする。
- 32を裏ごし器で裏ごしする。
- 43を耐熱皿に入れ、ラップをかけて電子レンジで20秒加熱する。
柿の離乳食中期レシピ
柿プリン
材料(1食分)
- 1柿の皮と種を取り除き、ミキサーにかける。
- 21に粉ミルクを加えて、さらに混ぜる。
- 32を型に流し込み、冷やし固める。
- 柿を初めて食べる場合は、加熱してから与えると安心です。
完熟の柿に含まれるペクチンの作用で、ゼラチンも寒天も不要で固まる不思議なプリン。ただし柿が完熟していない場合は固まらない可能性があるため、よく熟れた柿で作ってくださいね。
柿の離乳食後期レシピ
柿のチーズトースト
材料(1食分)
- 1柿は皮をむき、種を取り除いて、薄くスライスする。
- 2食パンの耳を取り除き、上に1をのせる。
- 32の上に溶けるチーズをのせて、トースターで1分程度加熱する。
- 43を食べやすい大きさにカットする。
赤ちゃんと、秋の味覚を楽しもう!
今回紹介した3つの食材は、アレルギー症状を引き起こしやすい「特定原材料等28品目」に含まれませんが、与えるときは少量からはじめるようにしましょう。
旬の食材は新鮮で栄養価が高く、赤ちゃんにとって嬉しいことばかり。家族で秋の味覚を楽しみながら、季節の移ろいを感じてみてくださいね。
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