高温期11日目になると、そろそろ次の生理が始まるかどうかのタイミングです。「このまま高温期が続いてほしい…」と願っているところで、体温が下がると妊娠していないのかと気になりますよね。今回は高温期11日目の体の変化や症状、妊娠検査薬でフライングのときの判定、妊娠兆候は出るのかについてご説明します。
▼妊娠確定前から使える妊娠アプリ
ninaruのダウンロードはこちら
高温期11日目の体はどんな状態?
一般的に、精子と卵子が受精した後、6~7日目頃に着床が始まり、12日頃までには完了するといわれています(※1)。
排卵は、低温期から高温期に切り替わる少し前のタイミングで行われていると考えられているので、排卵日に受精が起こっていれば高温期11日目は着床もほぼ終わりに近づいている頃と考えられます。
受精卵が子宮内膜に着床して妊娠が成立すると、エストロゲンやプロゲステロン、hCGといったホルモンの分泌量が増えるため、様々な妊娠兆候が現れやすくなります。
高温期11日目の症状は?吐き気や出血は妊娠兆候?
それでは、高温期11日目にはどのような妊娠初期症状が現れるのでしょうか?
頭痛や腹痛、吐き気、腰痛などは主な症状ですが、この時期に着床出血が起きることもあります。着床出血は医学的に詳しいメカニズムは分かっていませんが、着床に近いタイミングで出血する人がいるため、妊娠初期症状の目安の一つとして知られています。
ただし、腹痛や吐き気は生理前特有の不快症状と似ているため、症状だけで妊娠しているかどうかを見極めるのは難しいといえます。
また、妊娠初期症状が現れるかどうかは個人差があり、まったく症状が現れない人もいます。高温期11日目の段階では症状が現れているかどうかで一喜一憂せず、生理予定日である高温期14日目まで高温期が続くかどうかを一つの目安に待っていてください。
高温期11日目のおりものの状態は?
おりものには、受精のサポートと、自浄作用という2つの役割があります(※2)。妊娠していない場合、高温期11日目は排卵日から日が経ち、生理が近い時期のため、おりものはどちらの働きも弱くなっている状態です。
そのため、妊娠していない場合の高温期11日目頃のおりものは、量が少なく、さらさらした感触になります。
しかし、妊娠している場合はエストロゲンが増加することにより、おりものの量が増えたり、とろみがついたりすることがあります。ただし、これらのおりものの変化は人によって現れないこともあります。
高温期11日目に体温が下がるのは生理?
高温期11日目に体温が下がった場合、「生理が近づいたのかな?」と考えてしまいますよね。一般的に高温期14日目が生理予定日ですが、生理が始まる少し前から体温が下がります。
しかし、体温が下がっても、妊娠している可能性はゼロではありません。基礎体温は外気温や体調、測り方などにも左右されやすいので、測り間違いかもしれません。翌日に体温が戻っていることもありますよ。
また、妊娠した人のなかには、「高温期に基礎体温を測ったら、1日だけ低温期くらい下がった」という経験をする人もいます。
これは「インプランテーションディップ」という着床時に現れると考えられている妊娠兆候の一つです。
インプランテーションディップは、受精卵が着床する高温期7~10日目に起きることが多いとされています。しかし、受精のタイミングは人それぞれで、それによって着床の時期がずれることもあるため、高温期11日目に起きる可能性もあります。
翌日以降も基礎体温が低いままで戻らない場合は、低温期に入って生理が来ると考えられます。
高温期11日目のフライング検査で陰性の場合、妊娠していない?
一般的に、市販の妊娠検査薬は「生理予定日の1週間後以降」に検査することを推奨しています。そのため、高温期11日目の段階で検査することを「フライング」といい、正確な判定はできません。
フライングで陰性反応が現れても妊娠していないというわけではないので、正確な判定ができるようになるまでは、ストレスを溜めないでくださいね。
ただ、実際には妊娠検査薬が少し反応し始める人もいて、高温期11日目で薄い線が出ることもあります。
高温期11日目に早期妊娠検査薬は使えるの?
一般的な妊娠検査薬よりも早く妊娠判定をしたい場合に、「早期妊娠検査薬」というものがあります。妊娠検査薬は着床後に分泌されはじめるhCGの量で妊娠を判定します(※1)。
通常の妊娠検査薬の多くが、尿中hCG濃度が50mIU/mLになったときに陽性反応を示すのに対して、早期妊娠検査薬の多くは半分の25mIU/mLで陽性反応が現れます。
早期妊娠検査薬のなかには、「生理開始予定日の5日前から検査可能」とうたう商品もあるので、高温期11日目時点で陽性反応が現れる可能性はあります。
ただし、高温期の日数の数え方が間違っていた場合などは、妊娠していても陽性反応が現れないこともあるので、この時点での検査が「絶対ではない」ということは覚えておいてくださいね。
一度フライング検査で陰性が現れても、数日後に検査をし直すと陽性に変わっていることもありますよ。
もし、妊娠しているのか気になり気持ちが落ち着かないようであれば、妊活中から使える無料妊娠アプリ「ninaru」を使ってみてはいかがでしょうか。
ninaruの特長は、最終生理日を登録すると、今現在の子宮内の状態や体調に関するメッセージが毎日届くこと。メッセージはすべて産婦人科医が監修しているので、正しい情報を簡単に知ることができます。
▼ninaruのダウンロードはこちら
ninaruの機能
ここからはninaruの主な機能をご紹介します。
毎日更新されるイラストとメッセージ
妊娠0週0日の妊娠前から出産まで、お腹の赤ちゃんが今どんな様子なのか、どのくらい成長しているのかがわかるイラストと、産婦人科医監修のメッセージが毎日届きます。
メッセージでは、妊活・妊娠中の症状や注意点、アドバイスなどをわかりやすく説明しています。
気になる症状は「さがす」で検索できる
高温期も11日目を迎えると気になるのが妊娠初期に起こる症状。この時期は体調の僅かな変化にも敏感になりますよね。
そんな時は、ninaruの「さがす」を使ってみてください。妊婦さんへのアンケート結果に基づいた記事や体験談などが多数あります。他にも3,500以上の記事があり、その多くが産婦人科医監修の記事です。
調べたいことがあったとき、いつでも簡単に知りたい情報に辿り着くことができますよ。
他の人はどうだった?
「妊活・妊娠体験談」
妊活中は、同じ高温期の人の症状が気になりますよね。
ninaruでは妊娠週数に応じた他の妊婦さんの体験談を毎日配信しています。
「高温期11日目に他の人はどんな症状があった?」「妊娠した時の初期症状を知りたい」など不安になった時に参考にしてみてくださいね。
妊活中だけでなく、「ninaru」には妊娠中も使える便利な機能が満載なので、出産までずっと使えます。ぜひ、活用してみてくださいね!
▼ninaruのダウンロードはこちら
高温期11日目のフライング検査で陰性でも慌てない
生理予定日が近づいてくるとソワソワしてきますよね。しかし、高温期11日目では正確に妊娠判定をすることができません。生理予定日である高温期14日目までくれば、妊娠しているときは早期妊娠検査薬が陽性反応を示すようになるので、もうしばらく待っていてください。
現段階では妊娠兆候やフライングの検査結果に振り回されず、正確な検査ができるタイミングまでおおらかな気持ちでいられるといいですね。