【パパ必見】NISA・iDeCoのキホンを知ろう!

監修専門家 ファイナンシャルプランナー 裏門 春菜
裏門 春菜 ファイナンシャルプランナー。元々は自分自身も「お金のことは難しい」「初心者すぎて何から始めればいいか分からない」と悩んできました。だからこそ、同じように不安を抱える方の力になりたいと考え、FPの道へ。... 監修記事一覧へ

教育費や老後資金を考えたときに頼りになるのが「NISA」と「iDeCo」。制度が2024年から大きく変わり、パパ世代でも「始めやすく・続けやすい」仕組みになっています。

今回は、最新のNISAとiDeCoの特徴と違いを整理し、パパが今からどう活かせるかをわかりやすく紹介します!

NISAのキホン

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2024年から始まった新NISA制度では、これまでの「一般NISA」「つみたてNISA」が一本化して、長く・大きく・柔軟に投資できるようになりました!

主な変更点

● 非課税期間:無期限に拡大
● 年間投資枠:最大360万円
● つみたて投資枠:120万円
● 成長投資枠:240万円
● 生涯非課税保有限度額:1,800万円(成長枠は1,200万円まで)
● 売却枠の再利用:売却後、翌年以降に再利用可能

メリット

● 投資で得られる 配当・売却益がすべて非課税
● 非課税期間が無期限
● 教育費や老後資金など、ライフステージに合わせた資産形成に柔軟に使える

注意点

● 投資であるため 元本保証はない
● 生涯投資枠(1,800万円)を超えると課税対象
● 成長投資枠では商品選びにリスク差が大きいため要注意

まとめ

✅ 利益はすべて非課税
✅ 年間投資枠は最大360万円
✅ 生涯非課税枠は1,800万円(成長枠は1,200万円まで)
✅ 非課税保有期間は無期限
✅ 売却後も翌年以降に投資枠を再利用できる

iDeCoのキホン

iDeCoは自分で掛金を積み立てて運用する「老後資金専用」の制度で、最大の特徴は税制優遇の大きさです(※2)。

主な変更点

● 加入年齢:70歳未満まで拡大
● 会社員・公務員も 事業主証明書が不要に
● Web完結で申込み可能に

メリット

● 掛金の全額が 所得控除の対象で、年収や掛金によって数万円〜十数万円の節税効果
● 運用益が非課税
● 受け取り時も「年金」or「一時金」で各種控除を活用可能

注意点

● 原則60歳まで引き出せない→老後資金専用として考える必要あり

まとめ

✅ 掛金は全額「所得控除」で税金が軽くなる
✅ 運用益も非課税
✅ 60歳以降に年金・一時金として受け取れる
✅ 加入可能年齢:2025年度から70歳未満まで拡大
✅ 手続きが簡素化(証明書不要・Web完結)

Tips:企業型DC会社に企業型確定拠出年金(企業型DC)がある方は、節税効果大なのでこちらを優先するのがオトク。

企業型DCは会社が掛金を拠出(給与とは別枠)するため、所得税・住民税・社会保険料の課税対象外となりますよ。

NISAとiDeCoの違い・使い分けまとめ

制度 メリット 注意点 向いている人
NISA 利益が非課税/流動性が高い(いつでも売却できる) 投資リスクあり 教育費など「10〜20年後に使うお金」を準備したい人
iDeCo 掛金が全額所得控除/老後資金に強い 60歳まで引き出せない 老後資金を税制優遇を受けながらじっくり準備したい人

妊娠中〜赤ちゃん期の今、パパができること

制度の基礎を押さえる

教育費は「NISA」、老後資金は「iDeCo」と役割分担するイメージで考えると整理しやすいです。

少額でも始める

NISAもiDeCoも月5000円円からでもOK。時間を味方につけて複利効果を活かしましょう。

ライフプランと照らし合わせる

教育費、住宅、老後…大きな出費をまとめて見渡し、どこに優先的にお金を回すかを考えることが大切です。
 

NISAとiDeCoを活用しよう!

NISAとiDeCoは、それぞれ教育費と老後資金に強みを持つ制度です。2024年以降の改正でどちらも始めやすくなりました。

この2つの制度を知って検討するだけで、将来の家計はぐっとラクになりますよ♪

もっと詳しく知りたいというパパは、ninaruオンライン教室の『新NISA・投資信託の入門講座』がオススメ!気になるこれからのお金をしっかり解説していきますよ。

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