ハウスダストや細菌、感染症から赤ちゃんを守るために重要なのが、部屋の「換気」です。しかし夏場は窓を開けると部屋が暑くなりエアコンにも負荷がかかるため、あまり換気をしていないという家庭も多いのではないでしょうか?
そこで今回は、夏の効率的な換気のコツをご紹介します(※1,2)。夏もしっかり換気をして、家族みんなの健康を守りましょう。
エアコンでは換気できません!
出典: www.daikin.co.jp
そもそも、「窓を開けなくてもエアコンで換気をすればよいのでは?」と考える人もいるかもしれませんが、ほとんどのエアコンは換気ができません。
エアコンは、部屋の空気を吸い込み、その空気を冷たくして部屋に戻しています。
一方換気は、部屋の中の空気と外の空気を入れ替える必要があります。そのため部屋の換気をするには、夏でもしっかり窓を開ける必要があるのです。
換気の時もエアコンは”つけっぱなし”がお得
換気をする際、エアコンは都度オフにするか、つけっぱなしにするか、迷いませんか?
ダイキンの調査によると、換気の度にエアコンの電源をオフにするよりも、つけっぱなしにした方が電気代が1日で約45.7円(1ヶ月換算で約1,371円)安いことが判明(※1)。
全く換気をしない状態より電気代が上がるのは避けられませんが、部屋の空気をきれいに保つには、エアコンをつけたまま換気を行うのが良いでしょう。
エアコンをつけっぱなしにすることで室内を快適な温度に保ったまま換気ができるので、熱中症対策の観点でもおすすめですよ。
ただ、外から入ってくる温度の高い空気をエアコンが吸い込むと、その空気を冷やそうとしてエアコンに負荷がかかり、電気代が高くなる原因になります。
エアコンをつけたまま換気をする時は、できるだけエアコンから離れた位置にある窓を開けるのが良いでしょう。
効率的な換気のポイントは?
換気を効率的に行うには、実はコツがあります。換気の基本として、以下のポイントをおさえておきましょう。
換気は”短時間をこまめに”
換気は、1時間ごとに10分よりも30分ごとに5分の方が効果的とされています。
対角線上の2つの窓を開ける
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換気で大切なのは、空気の通り道をつくること。効率的に換気をするには、対角線上にある2つの窓を開けるようにしましょう。
窓が1つしかない場合は扇風機を使う
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窓が1つしかない場合は、部屋のドアを開けて扇風機やサーキュレーターを窓の方に向けて設置すると、部屋に溜まった空気が外に流れますよ。
キッチンの換気扇を活用する
対角線上に窓がなかったり、空気の通りが悪かったりする場合は、キッチンの換気扇を使ってみてください。換気をアシストしてくれますよ。
こまめな換気で夏を健康に過ごそう!
住宅の多くは気密性が高く、なにもしないと汚れた空気が部屋中に溜まったままになってしまいます。
少し手間かもしれませんが、赤ちゃんのためにもこまめに換気をして、部屋の空気をきれいに保ってくださいね。